今田美桜インタビュー「晴を思う愛莉の姿はかっこいいなと思います」『花のち晴れ~花男 Next Season~』

特集・インタビュー
2018年05月01日

大ヒットドラマ『花より男子』から10年後の英徳学園を舞台に送る痛快青春ラブコメディ『花のち晴れ~花男 Next Season~』で学園を取り仕切る“C5”の紅一点、愛莉役を演じる今田美桜さん。3話(5/1放送)では、恋敵である主人公・音(杉咲花)に敵意むき出しに“庶民狩り”を決行!放送を前にご本人を直撃しました。


晴を思う愛莉の姿は切ないし、かっこいいなと思います

今田美桜インタビュー◆まずは“花男”新シリーズへの出演が決まった時の感想を教えてください。

“花男”が放送されていた時、私は小学生だったんですが、見ていないと次の日の学校で、友達との話についていけないぐらいみんな見てましたね。花沢類と道明寺、どっちがタイプかとか(笑)。だからそんな憧れの“花男”の10年後に、“F4”の意思を引き継いでる“C5”というグループが出来ていて、しかも女の子がメンバーにいるってことはびっくりで。原作を読んでいても愛莉が一番好きなキャラクターだったし一番惹かれていたので、それを演じさせてもらえるって、めちゃくちゃうれしかったですね。どうやってあのキラキラしたカッコよさを、女の子としてどう演じたらいいのかなっていうのは、最初すごく考えました。

◆大企業の御曹司で学園を取り仕切る晴(平野紫耀)を思うがあまり、晴が思いを寄せる音(杉咲花)に嫉妬心をむき出しにする愛莉。演じていていかがですか?

愛莉はとにかく晴のことが大好きで、一番庶民狩りを楽しんでる女の子。意地悪な面や、容赦しないところが、愛莉らしさかなと思いながら演じています。一見怖い女の子でもあるんですが、晴を思う姿は何か切ないなって思っていて。結局愛莉って一番純粋なんです。小学生の頃からずっと晴のことを思っていて、だからこそ音にああいう敵意を向けてしまうというか。10何年間も一人の人を一途に思い続けるなんてすごく純粋だし、だからこそああいう意地悪さがあるのかなって。共感というか、ある意味かっこいいな、尊敬できるなって思います。

◆お嬢様らしさ、みたいなところも心がけているんでしょうか。

今田美桜インタビューそれはそこまで意識していないです。というのは、最初の本読みの時に監督に「そのお金持ちさが当たり前だから」って言われたんですよね。その上での話だからっていうことで。小悪魔キャラでぶりっ子だし怖いしっていう性格でもあるので、お嬢様すぎる言葉使いとか、きれいすぎる言葉もあまりせりふの中には出てこないですし。だから愛莉にとっては“お嬢様”っていうのが当たり前の生活だっていうのを見せられたらなって思ってます。

◆3話(5/1放送)では、愛莉が裏で手を引き音に庶民狩りを決行。続く4話(5/8放送)にまたがり、愛莉が物語に波乱を巻き起こします。

ちょうど明日撮るのが、音を陥れる結構エグいシーンで…。音を油断させるために、ちょっと仲良くしてみたりもして、もうめっちゃ怖いんですよ、愛莉。そこまでとことんやるんだなっていうぐらい(笑)。庶民狩りをしてるシーンとかも、初めて見たときはちょっと心が痛みました。見ている人からは嫌われちゃうかもしれないですけど、晴のことが好きだからこそのことで、もうしょうがないっていうか…。演じる側としては、愛莉のそういう気持ちを大事にしたいなと思います。


平野君の面白発言は、多すぎて覚えていられないぐらい(笑)

今田美桜インタビュー◆撮影現場の雰囲気はいかがですか。

撮影の合間はとにかく和気あいあいとしてて楽しいです。いい意味で遠慮がないというか、すごく楽。花ちゃんとはシーンでは結構バチバチするシーンが多いんですけど、裏では当たり前ですけど全然そんなことなくて(笑)、すごく仲良くさせてもらってます。2人で韓国料理が好きだという話になって、韓国の方が韓国料理を大食いしてる動画を教えてもらって、それを「これ見た?」とかって送りあいっこしたりとか。その動画がほんと面白くて(笑)。そんな感じで毎日楽しく過ごしてますね。

◆C5の男性陣の会話にも入っていけるタイプですか?

いえ、実は自分からは全然入っていけないタイプで、すごく人見知りなんです。ほかのドラマでも共演者の方とあんまり仲良くなれないことも多いんですが、今回は皆さんすごく気さくで、会話に入れてくれるんですよ。話しかけてくれて、話の合間に「どう?」って聞いてくれたり、最初からそんな感じで。今日は男の子たち4人で、トランプの大富豪をやってたみたいで、その後「大富豪やったー!」って濱田龍臣君がダッシュでメイクルームに飛び込んできたりとか(笑)、本当に仲がよくて。普段も平野君が天然な発言をして、海斗(濱田)がツッコみ、そこから杉丸(中田圭祐)がふざけて、わー!みたいな感じで。平野君の面白発言が日々ありすぎて覚えていられないぐらい。中川(大志)君はいつでも平野君の天然ぶりを思い出せるように、メモってるって言ってました(笑)。


晴の不器用なところが、逆にいいなって

今田美桜インタビュー◆最後に3、4話のストーリーとしての見どころと、愛莉としての見どころをお願いします。

愛莉としては一番、イタズラというか意地悪というか、そういうものがヒートアップするところなんですが、音との距離が変わって来るのが一番の見どころかなと。愛莉の晴への思いが切なかったり、晴と愛莉の絆の深さも見られると思います。ストーリー的には、音と晴と天馬(中川)の三角関係が愛莉の意地悪によって変化していきます。天馬の本心が見られたりもして、そこもまたキュンキュンポイントかなって思います。

◆ちなみに、天馬と晴だったらどちらがタイプですか?

えー!迷いますけど…でもやっぱり晴かな。不器用なところが逆にいいなっていうのがあるので。

◆完璧な男の人よりも?

そうですね。かわいらしいところが見えて。でも、4話で天馬の不器用なところも見られるし、どちらもすごく魅力があるなって思います。でもやっぱり個人的には、晴のああいう不器用な、ぶっきらぼうなところが逆に魅力的だなと思います。

 

■PROFILE

今田美桜
●いまだ・みお…1997年3月5日生まれ。福岡県出身。A型。映画「デメキン」、ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』『刑事ゆがみ』などに出演。

 

■ドラマ情報

『花のち晴れ~花男 Next Season~』
TBS系
毎週(火)後10・00~11・07
 
●text/寺田渓音