本田翼&岡山天音インタビュー「ドラクエXを知らない方が見ても楽しんでもらえるはず」『ゆうべはお楽しみでしたね』

特集・インタビュー
2019年01月15日

オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」をモチーフにした金田一蓮十郎原作の同名漫画を実写ドラマ化。ドラゴンクエストプレイヤー同士の“パルプンテ”なシェアハウス生活を描く。W主演を務める本田翼さんと岡山天音さんにドラマの見どころを語ってもらいました。

本田翼&岡山天音インタビュー
◆役柄について教えてください。

本田:私が演じたみやこは、ネイルサロンに勤務している少し派手めなお姉さん。見た目に反して、性格自体はギャルっぽくなくて真面目な人です。

岡山:たくみは、学生時代にいろんな出来事があって、人とコミュニケーションをとることが苦手。特に、みやこさんのような派手な感じの人に強い苦手意識を持っています。

◆役を演じるに当たって、意識したことはありますか?

本田:みやこは、中身は意外ときちんとした女の子なので、仕草を意識するというのはなかったです。特に意識したことと言えば、外見のメイクの練習ですかね。言葉遣いはそんなに強くないんです。あの見た目だと強そうに見えるんですけど。

岡山:「キモイ」とか結構強くなかった?

本田:すごく優しく言ってたよ(笑)。

岡山:(笑)。みやこは基本的にはすごく優しい人です。僕は、普段ゲームをやらないので、クランクインする前に実際に「ドラゴンクエストⅩ」をプレイしました。ドラマでは、オンラインで知り合って友達になって関係性が始まっていくんですが、オンラインでも人見知りをして、全然話しかけたりできなくて。ゲームの中でも“オフライン”な感じになってしまいました(笑)。たくみは、そこまで突飛な役ではなくて、割と皆さんの日常の中にいるような人なのかなと思ったので、できる限りシンプルに演じるようにしました。

◆本田さんは、この「ドラゴンクエストⅩ」をやられていたそうですが、岡山さんに伝授されたりしましたか?

本田:(岡山に向かって)本当に人見知りですもんね?(笑)

岡山:本当に人見知りですね。

本田:最初会話がなくて、一応頑張って話しかけたりしたんですが、会話がラリーにならないというか(笑)。

岡山:そうですね(笑)。

本田:聞かれたことに、きちんと答えるだけだよね?(笑)

岡山:はい(笑)。

本田:だから、教えるまではいけなかったんです…。

◆「ドラゴンクエストⅩ」の中に出てくる呪文で使いたい呪文はありますか?

本田:全然呪文なんて分からないでしょ?

岡山:いや、分かります!

本田:言ってみて?

岡山:先に答えてください。

本田:ほら~(笑)。私だったら、ルーラ(一度行ったことがある場所に瞬間移動できる呪文)が定番ですけど。ルーラ分かります?

岡山:あれですよね。ワープですよね?

本田:そう! 本当に、現場への移動とかで使いたい。今回の現場も少し遠くて、車で1時間半くらいかかる場所だったんです。どれだけルーラしたいと思ったか。移動の時間がなくなるだけで、幸せじゃないですか。

岡山:ルーラいいですよね(笑)。

本田:同じ呪文はダメだよ(笑)。

岡山:ダメか。何がいいですかね。パルプンテ?(戦闘中にランダムで何かが起こる呪文)

本田:え~。リレミト(ダンジョンから入口に瞬時に脱出する呪文)は?

岡山:リレミトって何でしたっけ?

本田:洞窟とかから脱出するやつ。

岡山:俺、そんなに洞窟とか行かないですよ(笑)。

本田:追い詰められた時とかどう?(笑) 入口まで戻れるよ。

岡山:俺、どういうイメージなんですか(笑)。脱出させたい?

本田:つらい時とかにいいなって思って。

岡山:なるほど。じゃあ、いろいろと迷子になっちゃうことがよくあるのでリレミトを使います。

本田翼&岡山天音インタビュー
◆もし自分が役と同じように、異性とシェアハウスで暮らすことになったら、どうしますか?

岡山:普段会っている同性の友達でも、ルームシェアは絶対にできないですね。

本田:分かります。

岡山:結構難しそうですけど。

本田:まず確認しますよね、相手の名前を。絶対にね。

岡山:そうですね(笑)。

本田:名前的にこの人、男性だなって思ったら、しない。でも、私の名前も男性と思われそうだから、怖いかな。やっぱりちゃんと性別も聞きます。

◆外伝の配信も決定しました。それぞれが担当する外伝の内容を教えてください。

本田:ドラマではできなかった、ちょっとやってみたかったことにチャレンジさせてもらいました。私の場合は、「ドラクエクッキング」と言って、ドラクエのキャラクターを模した料理を作るということをやりました。材料も全部ドラクエのキャラなんですよ。材料と言うと語弊がありますけど、「キメラの肉を使ってます」とか言ったりしています。すごく楽しかったので、ドラクエファンの方にも、楽しんでもらえるものになっていると思います。

岡山:僕の印象としては、ドラマ本編はドラクエに触れたことがない人でも楽しめる内容になっていて、一方で外伝は、原作にもあった“ドラクエのあるある”だったり小ネタだったりの要素が濃く入っているので、原作ファンの方は、より楽しんでもらえる内容になっているんじゃないかなと思います。ドラクエの七不思議を探す話だったり、オフ会の話だったり、コロシアムの話をしているので、また違った感じで楽しんでもらえると思います。

◆最後に作品の見どころを教えてください。

岡山:原作のカラーはしっかりと残しつつ、ドラクエファンじゃない方でも、恋愛ドラマやヒューマンドラマのようにも楽しんでもらえるドラマに仕上がっています。

本田:原作のようにドラクエⅩをたくさん描いているというよりは、人間ドラマに寄った作品になっています。だから、ドラクエⅩを知らない方が見ても、楽しんでもらえるはず。個性の強い素敵な人たちが集まっているので、深夜ドラマなんですが、疲れた心を癒やしてくれるドラマだと思います。

 

■PROFILE

本田翼
●ほんだ・つばさ…1992年6月27日生まれ。東京都出身。最新の出演作には『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』『東野圭吾 手紙』など。映画「空母いぶき」が待機中。

岡山天音
●おかやま・あまね…1994年6月17日生まれ。東京都出身。ドラマ『I’s(アイズ)』(BSスカパー!)で主演を務める。1月17日スタート『デザイナー渋井直人の休日』(テレビ東京)に出演中。

 

■ドラマ情報

『ゆうべはお楽しみでしたね』
TBS 毎週火曜 深1・28~1・58
MBS 毎週日曜 深0・50~1・20

HBC 毎週月曜 深1・27~
SBS 1月18日(金)スタート 毎週金曜 深1・25~
CBC 1月31日(木)スタート 毎週木曜 深1・29~

<あらすじ>
ゲーム内で女子キャラクターにふんして過ごしていたオタク男子が、仲良くなった男子キャラクター・ゴローをひょんなことからルームシェアに誘う。しかしゴローの正体は、イメージとは正反対なギャル系女子だった。結局、2人は現実世界でシェアハウスを始めることになるという、ドラゴンクエストプレイヤー同士の“パルプンテ”なシェアハウス生活を描く。

原作:金田一蓮十郎(掲載「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊)、スクウェア・エニックス(ドラゴンクエストXオンライン)
監督:田口清隆
脚本:吹原幸太

©金田一蓮十郎/SQUARE ENIX
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