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松島庄汰インタビュー「まるで母校に帰ってきたような懐かしさ」『仮面ライダーブレン』

松島庄汰インタビュー「まるで母校に帰ってきたような懐かしさ」『仮面ライダーブレン』

去る4月1日、新元号発表とほぼ時を同じくして『仮面ライダーブレン』製作の報が列島を駆け巡った。その時点ではエイプリルフールネタかと一笑に付すファンも多い中で、記念すべき平成最後の新仮面ライダー、松島庄汰さんのインタビューが極秘裏に行われていた!


まるで母校に帰ってきたような懐かしさでした

松島庄汰インタビュー

◆ついに念願の仮面ライダーです。まずは感想を。

 そりゃうれしいですよ! 正直、プロデューサーの大森(敬仁)さんからは、「(本編の)半分ぐらいで退場するから」ぐらいに言われてましたから(笑)。最初はロイミュードの幹部っていう強い敵キャラだったはずなんです。それがメディック(演:馬場ふみか)が出てきたあたりからどんどんネタキャラ…というか崩壊していって。それがこうして仮面ライダーになれるなんて思ってもみませんでしたから。

◆久しぶりに『仮面ライダードライブ』の現場に帰ってきて、ブレンになってみていかがでしたか?

 懐かしいですね。スタッフさんやスーツアクターさんも変わらず同じメンバーで。監督も山口(恭平)さんで、プロデューサーも大森さん。脚本の三条(陸)さんも撮影を見にきてくださいましたし、まるで母校に帰ってきたような気持ちになりました。あれから2年以上たっていても、眼鏡をかけてこの衣装を着たら、すぐブレンのスイッチが入って。気づいたらテンションが上がっていて、すぐに全力でした(笑)。

◆そもそもの発端は『仮面ライダードライブ』公式Twitterの、2017年4月1日のラストツイート(『仮面ライダーブレン』が2035年にリリースされる、というもの)でした。あれはツイートされる前からご存じだったんですか?

(首をかしげる松島さんに、「言った!」と同席していた大森P)

(爆笑)。そういうことをやると言われたのは覚えてるんですけど、あんな感じで最後にツイートされて消えていくとは(笑)。でも『仮面ライダーブレン』のロゴもちゃんと作ってくれて、ここまでちゃんとネタとしてやるんだなって。僕も“2035年だから45歳…絶対ハゲてるやん!”って思いながら(笑)、そうなる前に実現したらいいなと思ってたんですけど。だから、最初に大森さんがブレンをやろうとしてるって聞いた時は、本当にやると思ってなかったので、「え、マジ?」っていうのが第一印象でした。でも今日(2019年4月1日)、新しい元号が「令和」と発表された日に製作が発表されて、「全然話題にならないじゃん!」って(笑)。しかも全然みんなに信じられてないし! これがチェイスとかなら信じちゃうのかもしれないですけど、ブレンだから許されたことも多々あったと思うので、この流れも含めて全てがブレンらしいのかなって。

◆仮面ライダーブレンのお気に入りのポイントを教えてください。

 まず外見は、想像していたものの100倍カッコよかったです。ブレンの怪人体ってゴツいじゃないですか。変な話、頭を後ろから見たらお尻みたいな形で。だから、大森さんは絶対ふざけるんだろうと思っていたら、本当にカッコよくて鳥肌が立ちました。顔合わせの時にもらった仮面ライダーブレンのイメージ写真は、家宝として棚に飾ってます(笑)。そして、バイクも作ってくれたんです。ちょっと気に食わないのはバイクのフロント前の部分に“脳みそ”がバーンっていうのが「まんまやん!」って。カッコいい感じの脳みそじゃなく、“THE・脳みそ”(笑)。でもありがたいですよ。でも、攻撃や技にはブレンらしさがあふれていて、その足し算引き算が僕はすごく好きです。テレビシリーズの時は変身する前の進ノ介(演:竹内涼真)と変身した後のブレンがいい勝負だったので(笑)、そのブレンが敵を倒せるようになるっていう。感動モノですよ。

◆変身ポーズはご自身で?

 考えましたよ! というか、アクション監督さんが考えてくれるものだと思って具体的にイメージしてたわけじゃなかったんですけど、ブレンらしく眼鏡を触る動作も入れながら。「変身!」を言った時はそれこそ鳥肌でした。大人になってからはあまり考えてなかったんですけど、『仮面ライダーカブト』が好きだった子供の記憶がよみがえって。震えましたね。夢が1つかないました。


“三つ目”には三条さんの愛が詰まっています

『仮面ライダーブレン』

◆撮影はいかがでしたか?

 一番最初に撮ったのが変身するシーンでした。大森さんと山口監督に「他は普段のブレンで全力でやってほしいけど、変身シーンだけはカッコよくしてくれ」と言われて、一瞬「ん!?」ってなりましたけど(笑)。カッコいいシーンから入って、後は結構ボケ倒してます。ブレンって、テレビシリーズでは平均すると1話につき2~3分しか出ていなかったと思うんです。多分それぐらいだったから、あんな全力でやってもちょうどいい感じに薄まって反響も頂けていたんじゃないかと思っていて。でも今回は僕をずっと見続けるわけだから、そこが不安ではあるんですけど、そのあたりは山口監督にお任せで(笑)。撮影が楽しすぎて、僕はそういうバランスの調整はできませんでしたね。

◆その山口監督との間合いや呼吸については?

 ブレンが砂浜で「その顔が見たかった」っていうシーンがあるんですけど、山口さんはファンの皆さんの間で“ブレンといえば…”のシーンを撮ってくださった監督なので、まあ任せっきりで。ちゃんと止めてくださるので、結構アドリブも入れました(笑)。ブレンが捕まって敵の基地で縛られているんですけど、一瞬停電になって、敵たちが去っていくシーンがあるんです。その時に僕がアドリブで「置いてかないで!」って叫んだんですよ。捕まえられてるのに。そしたら監督が「違う違う」って。「じゃあ何ならOKなんですか?」って聞いたら、「『1人にしないで!』ならいいよ」って。「1人にしないで」と「置いてかないで」の間にどんな線引きがあるのかは分からないですけど(笑)。

◆蕨野(友也)さん、馬場さんとの久しぶりの共演について聞かせてください。

 ドライブメンバーとは今も忘年会で集まったりしているので、不思議と懐かしい感じがないんですよね。SNSで近況を知っていたり、ドラマで見たりもしますから。でも、現場で一緒に仕事をするとなるとまた違って。メディックといがみ合ったり言い合ったりすると、「あぁ、懐かしいな」って。蕨野君と馬場ちゃんと3人で、「懐かしい」と言い合ってました。ただ撮影中、馬場ちゃんから笑いをこらえながら「こんなキャラだった!?」とは言われました。多分当時はお芝居を始めたばかりで集中してたんでしょうね。彼女も今やいろんな現場を経験して周りが見えるようになって、当時はほとんど聞いていなかった僕のせりふや芝居を見て大笑いした、と。多分ですけど(笑)。蕨野君は相変わらずガタイがいいですね。大きかったです。それにしてもメディックのあの格好、よく日曜の朝に放送できてたなとあらためて思いましたね。

◆テレビシリーズの時から変えた部分などはありますか?

 楽しくなりすぎてふざけてしまう部分もありますが、僕がずっとブレンのコンセプトにしていたのは、全てを全力で真面目にやるということ。そうして1年間培ってきたものは変えていません。今回の敵もハート(演:蕨野)の思いや考えに背く者で、テレビシリーズでゴルドドライブに倒された僕としては、その時のリベンジのつもりで臨みました。だから、敵と対峙するシーンの撮影の前日に、自分が退場した本編の43、44話を見直したんです。そしたら、いろいろ思い出してボロ泣きしちゃって。自分が退場するところを見て泣くっていう面白い状況なんですけど、その時の思いを大切にして現場に持っていきました。

◆実現するかどうかすら分からなかった『仮面ライダーブレン』を楽しみに待っていたファンの方にメッセージをお願いします。

 もうこんなことはないと思うので、あれもこれも詰め込みに詰め込みました。いろいろ止められたこともあるので、どれが使われるのかは分かりませんが、僕が覚えている中で手持ちは出し尽くて。だからこそご覧になった方が疲れるじゃないかって心配ですけど(笑)。自分は本当に(出番が)ちょっとだから良かったんだなとも思いますが、今回は好きな方だけが見るフォーマットなので、やれるだけやってやろうという気持ちで演じました。あとはそうだ!「優秀で、誠実で…」に続く“三つ目”が聞けます。三条さんの愛がこもった言葉なので、楽しみにしていてください。また何年後かにこういう機会を頂けたらうれしいですね。僕を加えて『ドライブ』メンバーの6人同時変身(ドライブ、マッハ、チェイサー、ハート、ブレン、メディック)を実現させたい! ずっと言い続けてこうして今回、形になったので、これからもいろいろと大森さんに言い続けます(笑)。

 

■PROFILE

松島庄汰
●まつしま・しょうた…1990年12月26日生まれ。兵庫県出身。O型。ドラマ『明治東亰恋伽』(tvkほか)に岩崎桃介役で出演中。主演舞台「ゼロ番区」が4月24日(水)から29日(月・祝)まで、東京・赤坂RED/THEATERで上演。

 

■作品情報

「仮面ライダーブレン」

「仮面ライダーブレン」

東映公式アプリ「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」で
4月28日(日)、5月5日(日)に1話ずつ配信。全2話。

原作:石森章太郎
脚本:三条 陸
監督:山口恭平
プロデュース:大森敬仁
出演:松島庄汰、クリス・ペプラー、馬場ふみか、蕨野友也ほか

©東映特撮ファンクラブ
©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

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