BAND-MAIDインタビュー「夢の“世界征服”に向けて一緒に進んでいってほしいっぽ」

特集・インタビュー
2021年02月10日
BAND-MAID
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かわいらしいメイドの世界観を演出する一方、高いスキルでハードロックを奏でるBAND-MAID。今回「TV LIFE web」初登場となる5人に現在発売中の最新アルバム「Unseen World」についてはもちろん、バンドの魅力についても語ってもらいました。

◆ニューアルバム「Unseen World」の“推し曲”を教えてください。

MISA:私の推し曲は「I still seek revenge.」です。この曲ではこれまであまり取り入れてこなかったスラップに挑戦しようと思って、積極的に取り入れました。いざ1曲通して弾くとなるときれいに弾ききれず苦戦もしましたね。筋肉も使うのでライブで披露するには難しい曲になっちゃいましたが、レコーディングではそれだけ力や思いを込めて演奏しています。

AKANE:私は「BLACK HOLE」を推したいです。この曲はBAND-MAID史上過去最速の楽曲で。これまでもテンポの速い曲には挑戦してきましたが、「ここまできたか!」っていうくらい速いんです(笑)。でも、こなした時の達成感も感じられるし、今だからこそできた曲だなって思います。大変だったけど、今までの積み重ねや自粛期間中に力を入れたフィンガートレーニングが活きたなと。

小鳩:AKANEはたくさん練習してたっぽね。小鳩はメインで歌っている「サヨナキドリ」を選びますっぽ。約3年ぶりに自分のメインボーカルの曲を出せてうれしかったですし、他の曲とは少しニュアンスが違うのでアルバムの中の変わり種になっていると思いますっぽ。トップが高くて歌うのも大変だったんですけど、昔だったら歌えなかったと思うし、これまでの積み重ねがあったからこそだと思うので、自分でも成長を感じられる1曲になりましたっぽ。

SAIKI:私は「Manners」です。メッセージ性が強くて今のBAND-MAIDを表すような曲に仕上がっているなと思っていて。アルバム収録曲で一番最後に作った曲でもあるんです。今回のアルバムテーマに掲げた2点、“原点回帰”と“現点進化”の懸け橋になるような曲になったと思っています。

KANAMI:確かにそうだね。私は「Youth」が推しです。BAND-MAIDは初期のころ、ツインボーカルを推した曲が多かったんですけど、最近はそういう楽曲を作ってなくて。久しぶりにツインボーカルを推す曲も作りたいなと思ってこの曲を作りました。ボーカル2人各々の良さも出ているし、久しぶりにこういう雰囲気が出せる曲が書けて、個人的にも制作していて面白かったです。

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◆楽曲制作でこだわっているところは?

KANAMI:基本的に大まかなものを私が作ってから、メンバーにアレンジや歌詞をお願いしているんですが、私個人としてはリフとメロディを特に重視していて。ご主人様、お嬢様(=ファン)の耳に残るようにと意識して作っています。

SAIKI:私はお給仕(=ライブ)のセットリストを組んだ時のことを意識しています。こういうお給仕にしたいからこういう曲がほしいとか。ご主人様、お嬢様にお給仕を肌で感じてもらって、いかに楽しんでもらえるかということを第一に考えていますね。

小鳩:小鳩は歌詞を書いているんですけど、BAND-MAIDの楽曲は哀愁が漂う中にも意志の強さや信念を感じてもらえると思っているっぽ。意志にもいろんな種類がありますが、今回のアルバムでは一つに絞らず、いろんな表現をしようと意識しましたっぽ。

AKANE:私は、ボーカルの歌声に寄り添うリズムを大事にしています。ドラムのリズムは音数をつめて激しさを出しているんですが、ただ激しいだけでなく、ボーカルを引き立たせられるようなリズムとビートにすることを意識しています。

MISA:私も少し似ているかも。個人的にはベースラインを単調にするんじゃなくて、聴いていて面白いと思ってもらえるような作りにしたくて。フラットピックを入れてみたり、自分なりにこだわって作っています。

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