山崎育三郎&瀧本美織&市原隼人が語る、鈴木おさむ脚本『殴り愛、炎』の楽しみ方

特集・インタビュー
2021年04月01日

胸キュンの純愛と、ドロドロの修羅場が入り乱れるクレイジーな恋愛ドラマを手掛けてきた鈴木おさむが、この春、新たに仕掛けるのは“愛ある殴り合い”!? 山崎育三郎さん、瀧本美織さん、市原隼人さんが共演する2週連続ドラマ『殴り愛、炎』が、2021年4月2日と9日(金)に2週連続で登場(テレビ朝日系 後1115ほか ※一部地域を除く)。人格者だった心臓外科医の光男(山崎)が婚約者の看護師・秀実(瀧本)の心移りを察知して豹変し、恋敵の陶芸家・信彦(市原隼人)と激しく争う愛憎劇だ。新たな“ドロキュン劇場”に真正面から挑んだ3人に、作品への思いを聞きました。

◆鈴木おさむさんの台本をお読みになって、どんな感想を持ちましたか?

山崎:タイトルが『奪い愛』シリーズを彷彿とさせる『殴り愛、炎』。どんな内容になっているんだろうと、わくわくしながら台本を読み始めました。いろいろなエンタメがぎゅーっと詰まった作品で、本当に面白かったです。僕が衝撃を受けたのは、叫び声などのせりふに付随する“ー(音引き)”の多さ。これは、「挑んで演じてくれ」という鈴木さんからのメッセージなのかなと。どこまで振り切ってやるか、台本を読んでますます楽しみな気持ちになりました。

瀧本:タイトルでも表現されているように、アクションの中にも愛憎が込められているんです。台本にはその辺の内面的な感情があえてざっくり書かれていたので、山崎さんがおっしゃったように、細かい部分は私たち演者に委ねてくださっているんだろうなと。感情の起伏が激しい作品だからこそ、演じる側もジェットコースターに乗っているような気分で楽しめればいいのかなと思いました。

市原:まず、タイトルの付け方が素晴らしいなと思いました。愛情、憎しみ、情熱など、いろいろなものが込められている。そんなタイトルにひかれていざふたを開けてみたら、「待ってました!」と思えるような、とんでもない世界が待ち受けていて。視聴者の方もジェットコースターに乗っているかのような気分が味わっていただけると思います。ストーリーも含めて、振り幅がとてつもなく大きな作品なので、皆さんにはツッコミを入れながらお楽しみいただきたいです

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