

藤木直人が主演を務め、白石麻衣が共演する『最後の鑑定人』(フジテレビ系 毎週水曜 午後10時~10時54分)が、7月9日(水)に初回15分拡大でスタート。放送を前に、藤木と白石のコメントが到着した。
本作は、かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー。原作は「永遠についての証明」で2018年に第9回野性時代フロンティア文学賞(現「小説 野性時代 新人賞」)を受賞した小説家・岩井圭也の同名小説。
俳優デビュー30周年を迎える藤木直人が孤高で人に興味がない偏屈科学者・土門誠、白石麻衣が土門のバディで人のウソを見抜くのが得意な“変人”研究員・高倉柊子、松雪泰子が土門の過去を知る科警研研究官・尾藤宏香を演じ、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類らが共演する。
藤木直人 コメント
丁寧に作り上げた1話を無事オンエアでお届けできるのはうれしいですし、一安心です。とはいえ、まだまだ初回なのでこれからも気を抜かず最終回まで撮影頑張ります。
1話ではゲストの方がすごく良いお芝居をしていただけただけでなく、クスッと笑えるようなシーンもあり、見どころがたくさんあります。中でも、ドラマ冒頭で土門と少年が掛け合うシーンは必見です。男の子の演技がすごく良くて、つい笑ってしまいました(笑)。最初のシーンから見逃さないでほしいです。また、ドラマでは原作にはない土門の人間性も描かれているのですが、まさに冒頭のシーンは“ドラマの土門はこういうキャラクターでいくんだ”と方向性が決まった場面でもあり、自分自身にとっても印象的なシーンとなりました。いろいろ悩んで考えながら演じたので、見てくださった方にどう感じ取ってもらえるのか楽しみな半面、不安な部分でもあります。全員一丸となってドラマ版『最後の鑑定人』をエンターテインメント作品として作り上げたので、ぜひご覧ください!
白石麻衣 コメント
クランクインしてから撮影も順調に進んで、ついに放送スタートということで一安心しています。撮影を重ねるごとに土門先生とのやりとりがよりスピーディーに、より面白くなってきて、自分自身も楽しみながら演じています。第1話の見どころは…たくさんありますが(笑)、その中でも土門先生とお昼ご飯を一緒に食べる?食べない?とやり取りをする場面は私もお気に入りのシーン。ぜひ皆さんにも楽しんでいただきたいです。土門先生のスイーツ好き・高倉の大食いキャラという性格の対比も、映像になってより魅力的に感じるようになりました。
このドラマの面白さはやっぱり、科学の力で事件の糸口をつかんで解決していくところ。“科学はうそをつかない”というフレーズが最後まで重要になっていきます。毎話いろいろな事件が起こる中で、土門先生がどんな科学の力を使って解いていくのか注目して楽しんでいただきたいです!今夜は私もテレビの前でスタンバイしていますので、皆さんもぜひリアルタイムでご覧ください!
第1話(7月9日(水)放送)あらすじ
かつて科捜研(科学捜査研究所)のエースとして活躍していた土門誠(藤木直人)は、ある事件をきっかけに科捜研を辞め、今は自ら開設した『土門鑑定所』を営んでいる。そんな土門鑑定所で研究員として働く高倉柊子(白石麻衣)は学生時代に心理学を学んでおり、仕草や言動から人の嘘を見抜くことに長けていた。しかし高倉でも唯一、土門の心理は読むことができずにいて…。
そんなある日、神奈川県の海岸で水没車が引き上げられた。神奈川県警捜査一課巡査部長・都丸勇人(中沢元紀)と、係長・三浦耕太郎(阿部亮平)が現場を訪れると、車中で白骨化した遺体と貴金属がびっしりと詰められた鞄を発見。残留物から、12年前に発生した強盗殺人事件に関連していると推察した。都丸たちの読み通り、発見された貴金属は12年前に強奪されたものと判明。しかしその後、1か月たっても捜査は進展せず、科捜研の鑑定にも進捗がないことで捜査員たちには諦めムードが漂っていた。そこで三浦は、意気消沈する都丸に対して『土門鑑定所』へ遺体の身元確認を依頼するよう指示。しかし都丸は民間への鑑定依頼に難色を示す。三浦はそんな都丸に「土門誠に鑑定できない証拠なら、他の誰にも鑑定できない。ついたあだ名は“最後の鑑定人”だ」と告げる。
気が進まない中、三浦の指示通り『土門鑑定所』を訪れた都丸。高倉に鑑定所の応接ルームに通されると、土門を待つ間ハーブ水でもてなされる。しかしそのハーブ水は驚くほどにまずく、どうやら高倉は都丸のリアクションを観察しているようだった。そこに土門が現れ、都丸は事件の概要や依頼内容の説明をはじめる。都丸に対してたびたび偏屈的な態度を見せる土門だったが、「検体を持ってきてください」となんだかんだ依頼を受けてくれるようで…。
番組情報
『最後の鑑定人』
フジテレビ系
2025年7月9日(水)スタート
毎週水曜 午後10時~10時54分
※初回15分拡大(午後10時~11時9分)
<出演者>
藤木直人、白石麻衣、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類、松雪泰子 ほか
原作:岩井圭也「最後の鑑定人」(角川文庫/KADOKAWA刊)、「科捜研の砦」(KADOKAWA刊)、「追憶の鑑定人」(KADOKAWA刊・2025年9月2日発売予定)
脚本:及川拓郎(『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』演出、『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』監督ほか)、山崎太基(『白暮のクロニクル』、『相棒 season 18』ほか)、北浦勝大(『問題物件』第6話、『PICU~小児集中治療室~スピンオフ』ほか)、青塚美穂(『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』、映画「家族のはなし」)
主題歌:矢沢永吉「真実」(Z+MUSIC / UNIVERSAL SIGMA)
音楽:橘麻美
プロデューサー:石原未菜、宮木正悟、郷田悠(FCC)
プロデュース協力:渡辺良介(大映テレビ)演出:水田成英(FCC)(『119 エマージェンシーコール』、『医龍~Team Medical Dragon~』ほか)、谷村政樹(『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』、『いちばんすきな花』ほか)、清矢明子(『新宿野戦病院』、『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』ほか)
制作協力:FCC
制作著作:フジテレビ
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