『プラチナファミリー』観阿弥・世阿弥を先祖に持つ観世家の知られざる暮らしに密着

バラエティ
4時間前
『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』
『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』

『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』(テレビ朝日系)が、8月5日(火)午後7時~8時10分に放送される(一部地域を除く)。

MCを務める小泉孝太郎&高嶋ちさ子が、藤森慎吾の進行の下、“華麗なる一家=プラチナファミリー”の暮らしをのぞき見する『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』。

今回は、世界最古の舞台芸術と言われ、ユネスコ無形文化遺産にも登録された世界に誇る日本の伝統芸能「能」を、初世・観阿弥、二世・世阿弥から代々受け継いできたプラチナファミリー・観世家に迫る。能楽最大流派・観世流の宗家である父・観世清和の下で芸を磨き、室町時代より650年以上続く伝統文化を継承する若きプリンス・観世三郎太の知られざる暮らしとは。

室町時代より観阿弥・世阿弥が築いた伝統芸能「能」を守り続けてきた一家・観世家に、バラエティ番組としては初めて完全密着。洋風の邸宅で迎えてくれたのは、5歳で初舞台を踏み、能楽師として芸歴20年、能の未来を担う期待の星・観世三郎太と、父で二十六世 観世宗家・観世清和。全国に900人以上の門弟がいる能楽界最大の流派・観世流の宗家とあり、さぞかし厳格な方かと思いきや、実はテレビ朝日のドラマがお気に入りだと饒舌に語る意外な一面をのぞかせる。

ドラマを楽しむ際も宗家ならではの視点で視聴しているようで、「虚構の世界なのに信憑性がある。僕らもそれを求めていて、能も様式美の中で真実性というのがないとダメなんです。先代から教わったものをただコピーしてやっていては“木偶の坊”になってしまいます」と語る。

日本文化の第一人者でありながら、今なお向上心を持つ宗家は、観世家の応接室に掲げられた「文化功労者顕彰」や「フランス芸術文化勲章シュヴァリエ」も、ある思いで飾っているという。先祖・世阿弥が遺した奥義書「風姿花伝」に書かれている言葉に通ずるその思いとは。

応接室には天皇陛下から授与された「紫綬褒章」も。実は、天皇陛下と宗家は小学校の同級生だったそうで、「恐れ多いことですが、『竹馬の友』」だと明かし、当時の貴重なエピソードも披露する。

さらに、自宅の地下にある、能楽師以外の人が立ち入ったことがないという禁断の空間へ潜入。そこは、以前別の場所にあった旧観世邸から移築したという神聖な「稽古場」。立派な老松が描かれた鏡板をはじめ、歴史を感じさせる厳かな雰囲気に包まれる稽古場の横には、道具を収納する場所が。能に欠かせない扇は300~400本ほど収められており、そのどれもが芸術品。その中には、三郎太が先代から「大事な舞台のときに使いなさい」と受け継いだ、現代の技術では再び作ることが難しいとされる超貴重な扇も。

そんな自宅の稽古場で行われる稽古の様子も見せてもらえることに。宗家の下、ただならぬ緊張感を漂わせながら稽古する三郎太の姿に、小泉と高嶋は圧倒されながらも引き込まれる。

観世家に生まれ、日々稽古を積み20年以上芸の道を歩んできた三郎太は、宗家を継ぐ者として期待がかかるが「簡単に継げるものでは決してない」といい、その思いを語る。そして宗家は、世阿弥も後継者に対してある思いを抱いていたことを明す。

観世家が受け継いできたものは、芸だけではない。それは、芸とともに650年という長きにわたり大切に引き継いできた装束や能面など秘宝の数々。それらが眠る観世家の蔵に、テレビカメラが初めて潜入。空調やセキュリティーなど最新鋭の設備が整う近代的な建物の蔵には、厳重に保管されている数々のお宝が収められており、鎌倉時代に作られ、観阿弥・世阿弥が使っていたという能面や、徳川家康公から先祖が拝領した反物で作られた装束など、門外不出の貴重な品々がずらり。その装束は観世の家元が“ここ一番”という翁を演じる際に着るそうで、三郎太は「舞台上で見ると、持っているパワーがものすごくて、家元しか使っていないということは、この装束に対抗できる技術がある人が、今、家元しかいないということでもある」とやがて受け継ぐ者としての強い思いを口にする。

そんな三郎太に、宗家が突然「見せたいものがある」と、とんでもないお宝を目の前に持ってくる。宗家が父から「いつ何時でも、火事や災害があったときにはこの風呂敷包みを持って一目散に避難しろ」と言われて受け継いだもので、宗家が三郎太に託す思いとともに初披露される。初めて目にするそのお宝に、三郎太は「先祖代々、命よりも大事にしてきたもの。その重さをしっかりと受け止めて、自分だけではなく、次の世代、またその次の次の世代にもつながっていくように、しっかりと守っていかないといけないのだなと思いました」と決意。そんな貴重な瞬間を目撃した小泉は、「すごい瞬間に立ち会いましたね」と感動する。果たして伝統芸能一族が代々受け継いできた何よりも大切なお宝とは、どんなものなのか。

さらに、本番直前の能の舞台裏に三郎太が案内してくれることに。銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」の地下3階には、観世流が拠点としている能楽堂があり、そこでは観世流の能楽を中心に年間130公演以上が行われている。もともと渋谷にあった観世能楽堂を移築したもので、能舞台は伊勢神宮の遷宮に使うヒノキで建造されており、二度と造れないという。その舞台の全貌や、揚幕の裏側にある神聖な「鏡の間」を初披露する。

また、年に一度だけ行われるという宗家主催の特別な舞台の模様も。そして最後には、観阿弥・世阿弥の血を受け継ぐ者として、日本の伝統芸能「能」の舞台に立つ三郎太が抱く、先祖への想いも明かされる。

高嶋は、観世家が代々受け継いできた芸や想いを目の当たりにして、「日本人であることにちょっと誇りを持てる、そんな時間でした」と語る。

番組情報

『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見 2時間SP』
テレビ朝日系
2025年8月5日(火)午後7時~8時10分
※一部地域を除く

MC:小泉孝太郎、高嶋ちさ子
進行:藤森慎吾

©テレビ朝日

下記の「CTAボタン」を設定することで、ユーザーがスマートフォンで記事詳細ページを開いた際に「続きを読む」の下に「CTAボタン」を2つ追加できます。上段「CTAボタン」に設定したものは上に表示、下段「CTAボタン」に設定したものは下に表示されます。
2025夏ドラマ最新情報まとめグラビア関連記事一覧