福士蒼汰がテレ東ドラマ初主演&医師役に初挑戦!『神様のカルテ』2021年1月放送

ドラマ
2020年10月17日

福士蒼汰が、2021年1月クールのドラマ『神様のカルテ』(テレビ東京)に出演決定。福士及び原作者の夏川草介から、コメントが到着した。

現役の医師・夏川草介が、1人の若き医師の苦悩と成長を描いた小説『神様のカルテ』を福士蒼汰主演で初のドラマ化。原作『神様のカルテ』『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』『新章 神様のカルテ』の計4冊の長編を、2時間×4話の計8時間という大型スペシャルドラマとして放送する。

物語の舞台は、信州の一地方都市・松本。「24時間、365日対応」の地方病院で働く風変わりな医師が、患者や恩師との別れ、地方医療の現実を経験し、「良い医者とは何か?」を追い求める軌跡を描く。医療現場で患者と接する主人公たちの懸命な姿、真摯に“命”と向き合う姿を通して、“命の尊さ”、“人の優しさ”、“心のつながりの大切さ”を伝える作品だ。

主人公の医師・栗原一止を演じるのは、今回がテレビ東京のドラマ初出演、初主演となる福士蒼汰。俳優生活10年目を迎えた今年は、爽やかなイメージから一転、ダークヒーロー役に挑むなど新境地を開拓し続ける福士が、一見風変りな心優しき内科医を演じる。

今回が初めての医師役となった福士は「いつか医者という役に向き合ってみたいと思っていましたので、お話をいただいた時とても嬉しかったです。専門的な職業ならではの難しさは計り知れませんが、医療についての知識や心構えなど追求していきたいと思います」と意気込みのコメントを寄せている。福士と原作者・夏川草介のコメント全文は、次ページを参照。

<福士蒼汰(栗原一止 役)コメント>

◆テレビ東京のドラマ初出演にして初主演となりますが、感想などお聞かせください。

初めてご一緒させて頂ける事、率直にとても嬉しいです。しかも、今回は2時間×4話という新しい形式での挑戦をさせていただけるとのことで、今からとても楽しみです。一話一話のボリューム感があるので、メッセージの詰まった作品にしていきたいです。

◆『神様のカルテ』初ドラマ化となりますが、オファーを受けた時の感想をお聞かせください。

過去に映画化もされたことがあるとても人気の原作ですし、僕自身もいつか医者という役に向き合ってみたいと思っていましたので、お話をいただいた時とても嬉しかったです。専門的な職業ならではの難しさは計り知れませんが、医療についての知識や心構えなど追求していきたいと思います。

◆原作・台本を読んだ感想をお聞かせください。

心がぎゅっと締め付けられるような、でもそんな縛りからそっと救ってくれるようなお話だと思いました。誰もが抱える悩みや不安を、周りの人間が優しく包み込んでくれる温かさを感じました。
一止の仕事は病院の先生としてただ治療することではなく、どうしたら患者が人生に思い残すことなく最期の日を迎えることができるのかというような、ある意味道しるべの啓示なのかもしれないと思いました。一人では不安な、そのときに向かっていく中で、どのように辿り着くかは医師の導き次第なのかもしれません。
演じるにあたり、そのような部分をしっかりと意識して取り組んで参りたいと思います。

◆栗原一止という役を演じるにあたっての思い、意気込みをお聞かせください。

今回僕が演じる栗原一止は、夏目漱石を敬愛していて、その影響で古風な言葉遣いをします。そのうえ一止はかなりの捻くれ者なので、周りからは変人扱いされてしまうのですが、芯の部分にある優しさを僕はしっかり受け止めました。
文学を愛する人はどこか自分の人生までもストーリーの一行一行のように捉えているように感じます。そんな彼の一行を確かなものにするために、心を込めて臨みたいと思います。

◆視聴者のみなさんへメッセージをお願い致します。

まるでノンフィクションのようにメッセージ性の強い作品だと思います。自分の大切な人をもっと大切にしたくなるような、温かい作品にしていきたいです。頑張って参りますので、ぜひ放送を楽しみにお待ち下さい。

<原作・夏川草介 コメント>

◆テレビ東京にて『神様のカルテ』がドラマ化すると聞いた時の感想をお聞かせください。

テレビ東京と聞いただけで、なんとなく明るい気持ちになったのは、子供のころ色々なアニメを見せてもらった愉快な思い出があったからです。コロナ騒ぎで医療現場は混乱をきわめ、殺伐とした毎日でしたが、愉快な思い出とともに楽しいニュースが届いたので、今しばらくは医師を続けられそうです。

◆主人公・栗原一止を福士蒼汰さんが演じるとお聞きになった際の感想をお聞かせください。

長身、イケメンの主人公なら、私の周りの看護師たちも大いに喜んでくれます。ただ間違いなく私のもとには、彼女たちからの「先生には似ていないわね」という見当違いのひと言が飛んできます。笑顔で聞き流せるように、今から心の準備をしておきます。

◆注目してほしいシーンなどはございますでしょうか?

ひとつひとつのシーン以上に、それぞれの人物の生き方を描いた作品です。勧善懲悪でも、弱肉強食でもない、人間の優しさや美しさといったものが伝われば嬉しく思います。

◆視聴者のみなさまへメッセージをお願い致します。

辛いことの多い世の中です。辛い世の中になっている原因の多くは、ウイルスや気候変動や日経平均株価にあるのではなく、人間の心の在り方にあると私は思っています。誰かを攻撃するのではなく、誰かを支えることによって、辛い世界に少しずつ明るい光が差し込む。そんな景色が、この作品を通じて少しでも多くの人に伝わってほしいと願っています。

<番組情報>

ドラマスペシャル『神様のカルテ』
テレビ東京系
2020年1月クール

原作:夏川草介
出演:福士蒼汰 ほか

<イントロダクション>

栗原一止(福士蒼汰)は信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く内科医。ここでは常に医師が不足している。専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事で、睡眠が3日取れないこともあるが、 妻・ハルに支えられ日々の診療をなんとかこなしている。
そんな一止に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みが増えハルと過ごす時間も増える。最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか?“命”の現場で葛藤しながら生きる栗原が出した答えとは…。

<WEB>

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/kamisama_karte/

©夏川草介/小学館