岡山天音&早乙女太一が『ミステリと言う勿れ』に登場!「原作の陸ちゃんと生身の僕の混色で」

ドラマ
2022年02月14日
左から)岡山天音、早乙女太一

2月14日(月)放送の菅田将暉主演ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)第6話に、下戸陸太役で岡山天音が、井原香音人役で早乙女太一が出演する。それに先駆け、両名よりコメントが到着した。

原作は累計発行部数1,400万部突破の超人気コミックで、熱狂的な原作ファンも多い本作。これまで、巻き起こるさまざまな事件を整がその洞察力と膨大な知識で意図せずとも次々と解決へと導いてきたが、ドラマもいよいよ中盤。

今夜放送の第6話では、ようやく病院を退院することになった整(菅田将暉)が、帰り際にやたらと気性の荒い青年・下戸陸太(岡山天音)と出会う。さほど気にとめずにいたが、その後ライカ(門脇麦)の指示を受け、向かった放火現場で再び出会うこととなる。下戸は果たして何者なのか。そして、早乙女太一演じる美しい男・井原とはどういう存在なのかが描かれていく。

左から)早乙女太一、岡山天音、菅田将暉

出演にあたり、岡山は「田村(由美)先生が描く陸ちゃん(陸太)はとてもオリジナリティーに富んでいて、三次元として立ち上がらせるにはどう取り組むべきか迷いもありましたが、彼が根底に抱く、暗く冷たい感触には僕自身も触れた覚えがあったので、原作の陸ちゃんと生身の僕の混色でもって、撮影の日々を過ごさせていただきました」と撮影を振り返る。

早乙女も「正義はきれい事ではないというメッセージがすごく強いエピソードです。どうにもできない大きな問題がたくさんあるんですけど、その“大きな問題”はすごく些細な心の傷から始まっているんです」と。

続けて「些細なことかもしれないけど、それが後々大きな問題になってしまうこともある。ですので、僕も改めて作品を通して、人の心、自分の心を見つめてみようと思いました。外側でしか人を見ない世の中になっていると思うので、心を感じてみようと思っていただく一助になったらうれしいです」と思いを語った。両名のコメント全文は、次ページに掲載。

下戸陸太役・岡山天音 コメント

岡山天音

◆本作に参加することが決まった際のお気持ちは?

オファーをいただく前から周りで話題になっている作品だったので、期待に胸が膨らみました。

◆菅田さんの印象はいかがでしたか?

菅田君とはデビュー当時から数年に一度のタイミングで共演させていただいていますが、役同士でまともに会話をしたのは今作が初めてだった気がします。菅田くんは今、同世代を牽引する筆頭だと思うのですが、その菅田くんが座長として立つ現場に参加できて、とてもしびれました。早くまた共演したいです。

◆今回の下戸陸太役、どのように演じられましたか?

田村先生が描く陸ちゃんはとてもオリジナリティーに富んでいて、三次元として立ち上がらせるにはどう取り組むべきか迷いもありましたが、彼が根底に抱く、暗く冷たい感触には僕自身も触れた覚えがあったので、原作の陸ちゃんと生身の僕の混色でもって、撮影の日々を過ごさせていただきました。

◆岡山さんにとって大切な言葉・格言はありますか?

自分がずっと好きな歌の一文に“一秒後よりも今 俺が好きなのは毎日今”という歌詞があって、とてつもなくシンプルなフレーズではありますが、自分の中に強く深く残り続けている言葉のひとつです。

◆視聴者へのメッセージ、6話の見どころは?

僕個人が勝手に言語化してしまうにはもったいないメッセージが秘められた作品だと思います。見た人が静かにそれぞれの“意味”を受け取ってくれたら本望です。菅田くん、早乙女さん、それぞれの場所を、それぞれの走り方で勝ち上がってきたお二人との共演はたまらなく刺激的でした。皆様にもテレビの前でぜひ、体感していただきたいです。

井原香音人役・早乙女太一 コメント

早乙女太一

◆本作に参加することが決まった際のお気持ちは?

僕が出演するエピソードだけでなく、全体的に深い作品なので生半可な気持ちではできないと思いました。僕が演じる役も非常に特殊なので不安もあったんですけど、キャラクターには共感できる部分も少しあるので、出演することができてうれしいです。

◆原作は読まれましたか?

はい。原作からは、まだ理性がしっかりとできてなく本能的に生きている子供のころに感じるさみしさや悲しさ、やましさのような…。そんな、人間なら誰しもちょっとは経験したことがあるようなことを持ち続けたまま成長してしまうと、間違った行動をする人も出てきてしまうんだろうなと感じました。僕自身も近しい感情を抱いたことのあるキャラクターも登場しています。異常なことをしてしまう人も、僕たちと元々は同じではないか? 誰しもがなり得ることなんじゃないか? 育った環境や人間関係で、こうも大きく悲しい方向に行ってしまう。そういったことを感じさせられる作品でした。

◆香音人はどのように演じようと思いましたか?

僕は香音人はものすごくピュアな人間だと思っています。ただ、自分を表現する方法がわからない。香音人のきれいな心をどう表現するか? が、個人的な課題というか、大切に演じました。

◆菅田将暉さんと演じられていかがでしたか?

菅田さんとは目を合わせるシーンがなかったので、そこが残念でした。ここはご覧いただけたらわかっていただけると思います(笑)。

◆最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。

正義はきれい事ではないというメッセージがすごく強いエピソードです。どうにもできない大きな問題がたくさんあるんですけど、その“大きな問題”はすごく些細な心の傷から始まっているんです。子供のころにちょっと変な奴? 人と違うと敬遠してしまうことがありますよね? 心をわかる思考もできていないから仕方ないのですけど、敬遠されたほうも同じで…。でも、些細なことかもしれないけど、それが後々大きな問題になってしまうこともある。ですので、僕も改めて作品を通して、人の心、自分の心を見つめてみようと思いました。外側でしか人を見ない世の中になっていると思うので、心を感じてみようと思っていただく一助になったらうれしいです。

第6話(2/14放送)あらすじ

左から)岡山天音、菅田将暉

大隣総合病院に検査入院している久能整(菅田将暉)は、退院を翌日に控えた夜、病院の掲示板に秘められた暗号に導かれて院内にある温室へ。そこで整は、「自省録」のページや行を組み合わせた数字で言葉を伝えるライカ(門脇麦)と出会った。ライカは数字で、翌日午後3時に再び温室に来るよう整に指示して姿を消す。
翌日、退院の手続きを済ませた整は、ライカが指定した時間まで昼飯を食べようと病院のレストランへ。すると、患者の下戸陸太(岡山天音)とぶつかってしまう。整は謝るのだが、陸太は難癖をつけて許さない。だが、冷静に理詰めで返す整に陸太は辟易して去った。
3時になり、整が温室へ行くと床に数字が書かれている。「自省録」で確認すると、ある場所の土の中となっていた。整がそこを掘ると、何かが入ったビニール袋が出てくる。その時、整を静止する女性の悲鳴が。温室を管理する梅津真波(阿南敦子)だ。ビニール袋は、事情があって真波が埋めたものだった…。
真波と別れた整は、桜の幹にピンで止められた封筒を発見。開封するとどこかの塀の落書の写真が入っていた。落書きは炎を象ったようなマークに見える。写真の裏には住所が記されていた。整が写真に書かれた住所に行くと、一軒家が全焼したようだ。
整は消防官や警官、野次馬の中に陸太を見つけた。整に見られていると知った陸太は話をしていた井原香音人(早乙女太一)と姿を消した。すると、いつの間にか隣にライカがいて…。

番組情報

『ミステリと言う勿れ』
フジテレビ系
毎週月曜日 後9・00~9・54

出演者:菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、門脇麦、白石麻衣、鈴木浩介、筒井道隆、永山瑛太 他

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/mystery/
公式Twitter:https://twitter.com/not_mystery_?s=09
公式Instagram:https://www.instagram.com/not_mystery_not

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