小芝風花が髙田郁原作『あきない世傳 金と銀』で時代劇初主演!脚本は山本むつみ

ドラマ
2023年07月19日
小芝風花

BS時代劇『あきない世傳 金と銀』(BSプレミアムほか 毎週金曜 午後7時30分~8時13分)が、12月より放送開始。時代劇初主演を務める小芝風花と制作統括・山本敏彦よりコメントが到着した。

原作は、「銀二貫」「みをつくし料理帖」の髙田郁の最新シリーズ「あきない世傅 金と銀」。脚本は、『ゲゲゲの女房』『八重の桜』『小吉の女房』の山本むつみが担当する。商いの神髄は「買うての幸い、売っての幸せ」、物の売れない時代に、汗をかき、知恵を絞って商いを成功させる庶民の姿を、江戸時代中期の多彩な風俗を絡めつつ、明るく活き活きとしたタッチで描き出す。

小芝演じる主人公・幸は、さまざまな苦難にぶつかるたび、己の知恵と周りの教えに助けられ、 女衆から御寮さん、そして女主人へと登りつめていく。世界も注目する日本の着物文化の神髄に迫る美の世界を舞台に、その商道を極めることを縦糸に、折々の人間模様を横糸に織りなす細腕繁盛記。恋あり、笑いあり、涙あり、人情時代劇の傑作を目指す。

幸は、木綿の産地摂津国(現大阪北中部あたり)の生まれ。元武士で商人を毛嫌いする父に育てられる。兄と父が急死、母と妹・結を残し、大坂天満の呉服屋「五鈴屋(いすずや)」に女中奉公に入ることに。「商いは邪道」と教えられていたが、五鈴屋の商いを目の当たりにし、その面白さに心を奪われる幸。幸の商才に気付いたのが三男・智蔵と番頭の治兵衛、先々代(二代目)の御寮さんの富久だった。

五鈴屋は、古手の行商から商いを始め、二代目の時に大坂天満に呉服を扱う店を構えたが、三代目夫婦が早逝、商売を継いだ四代目・徳兵衛は、商いに身が入らず、放蕩の限りを尽くしていた。傾きかけた店を立て直すため、四代目徳兵衛に船場の大店から嫁・菊栄を迎えるも、徳兵衛の放蕩は結局収まらず、数年で離婚。すでに、悪評の立つ四代目のもとに新たな嫁は見つかるはずもなく…。

そんな中、番頭の治兵衛が店を守るために白羽の矢を立てたのが、女衆である幸を後妻に迎えること。物の売れない時代、「商いの戦国時代」を生き抜くため、「買うての幸い、売っての幸せ」を追い求め、幸は全力であきないに向き合う。

小芝風花コメント

このたび、BS 時代劇『あきない世傳 金と銀』で主人公・幸を演じることとなりました。関西出身の私にとって、大坂天満を舞台にした呉服屋さんの物語は今から楽しみで仕方ありません。髙田郁さんの原作、そして山本むつみさんの脚本ということで、期待に応えられるよう頑張りたいと思います。時代劇で主演を務めさせていただくのは初めてで緊張していますが、気合を入れて頑張りたいと思います。12月からの放送、どうぞご期待ください。

制作統括・山本敏彦コメント

髙田郁さんの人気時代小説「あきない世傳 金と銀」を2023年12月のBS2波化のオープニング時代劇として制作できることをスタッフのひとりとして誇りに思います。ヒロイン・幸を演じていただくのは、まさにこの人しかいないと思ってオファーした小芝風花さん。脚本は、時代劇の名手、山本むつみさん。そして、時代劇を最も愛する現場のスタッフたちが集まり、今、じっくりと原作ファンの皆さんの期待に応えられるよう準備を進めています。また、このたび、世界に誇れる日本の着物文化を扱うため、人情ドラマの合間合間に、高精細の4K ならではの見ごたえある映像世界を作り上げることも目指しています。続々と魅力的なキャストも集まりつつあります。原作の良さを大切にしながら、よりドラマティックな幸の人生を爽快に描くBS時代劇『あきない世傳 金と銀』。12月からの放送を、どうぞお楽しみに!

番組情報

BS時代劇『あきない世傳 金と銀』
BSプレミアム/BS4K
2023年12月~2024年1月(全8回)
毎週金曜 午後7時30分~8時13分

原作:髙田郁
脚本:山本むつみ
主演:小芝風花
制作統括:山本敏彦(NHKエンタープライズ)、柳川強(NHK)
演出:田中健二、船谷純矢、岡野宏信、中野亮平(NHKエンタープライズ)

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