マイケル・ケイン「この作品は特別」映画『ジーサンズ はじめての強盗』6・24公開

映画
2017年06月03日

122003_01_R 映画『ジーサンズ はじめての強盗』が、6月24日(土)に公開される。

 本作は、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキンという3人のオスカー俳優が、平穏な余生を取り戻すために銀行強盗を企てる老人3人組を演じた犯罪コメディ。突然の年金打ち切りにより絶望にくれていた平均年齢80歳以上のジーサンたちが、どん底から這い上がるため生まれて初めて真面目な生き方を捨てることを決意し、人生のクライマックスにすべてを失うかもしれない命がけの大勝負に出る物語だ。

 今回、公開日が発表されるとともに、「ダークナイト」の執事役としておなじみのマイケル・ケインのインタビューが届いた。

 ハリウッドの名優として知られ、毎日山ほどの台本を受け取るマイケルは、本作との出会いを振り返って「この作品は特別だった」という。

 マイケルは「まず、コメディだという点がとても気に入りました。私はめったにコメディ映画をオファーされないんですよ。それに、人間関係の部分もよかった。とてもチャーミングな映画で、笑いが満載ですが、深みもあります。それに、モーガン、アランと共演するチャンスがもらえるなんて、俳優の立場からは、これ以上すばらしいことってないでしょう?」と名優たちと共演できることの喜びを明かした。

 本作でマイケルは、ゆったりとした老後を過ごすはずが危機に見舞われ、仲間に声をかけ銀行強盗を実行するジョーを演じる。

 「ジョーには最愛の孫娘がいる。彼の娘はシングルマザーで一生懸命働いているが、それだけでは生活できないんだ。ジョーは、いろいろな支払いを滞りなく行い、支えてきた。でも銀行が彼の家の担保権を行使しようとしていて、彼らは20日以内に家を出なければならなくなったんだ」と自身の役柄について明かしている。

 マイケルは俳優として数々の賞を受賞しただけでなく、92年、英国女王エリザベス2世からCBE勲章を、2000年にはナイト・コマンダー(K.B.E.)を受章し、Sir(サー)の称号を持つ男。そんな彼が実直なジーサン・ジョー役として愛する家族のために一肌脱いで、人生最大の賭けをするさまもまた紳士だ。

<ストーリー>
ウィリー、ジョー、アルの3人は慎ましくも幸せな老後生活を送っていた。ところがある日、長年勤めていた会社の合併によって、年金を止められてしまう。このことをきっかけに、彼らはある企てを決意。なんとしてでも今までの生活を取り戻し、愛する家族と仲間たちとの幸せな余生を続けられるよう、3人は銀行のお金を奪おうと、大胆で危険な賭けに出るが……。

『ジーサンズ はじめての強盗』
6月24日、 新宿ピカデリーほか全国ロードショー

監督:ザック・ブラフ
製作:ドナルド・デ・ラン
脚本:セオドア・メルフィ
出演:モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキン、アン=マーグレット、ジョーイ・キング、マット・ディロン、クリストファー・ロイド 他

配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:g3z.jp

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