?田恵輔監督最新作『犬猿』公開決定!窪田正孝と新井浩文が相性最悪の兄弟役に

映画
2017年08月08日

133658_01_R『ばしゃ馬さんとビッグマウス』『麦子さんと』などの?田恵輔監督の最新オリジナル脚本作『犬猿』が、窪田正孝を主演に迎え、2018年2月に公開されることが決定した。

 昨年、人気コミック『ヒメアノ~ル』を映画化し、独自の切り口で心の闇を描き国内外から大絶賛を浴びた日本映画界の鬼才・?田監督。彼が次に手掛けるのは、「兄弟」「姉妹」をテーマにした4年ぶりのオリジナル作品。一番近くで自分を見てきた最大の理解者だが、時にうっとおしい。兄弟、姉妹という身近な存在に抱く複雑な感情を、笑いを交えリアルな人間ドラマとして描きあげた。

本作で、主演を務めるのは若手人気俳優・窪田正孝。マジメで気の優しい等身大のサラリーマン役を演じる。対して乱暴者でトラブルメーカーの兄役には、多くの作品で多彩な役柄を見事な表現力で演じてきた実力派俳優・新井浩文が、仕事はできるがブスの姉にお笑い芸人・江上敬子(ニッチェ)、ルックスは良いけどおバカな妹にはタレント・筧美和子が抜擢された。

 キャスト陣からコメントが届いている。

<窪田正孝コメント>
?田恵輔監督のオリジナル脚本のもと、今回初参加させていただきました。兄弟姉妹を題材にした作品で共感できる箇所が沢山あると感じていました。?田監督の演出はとても魅力的で日常に起こり得る、心情の静かなトーンやダークな色合いを引き出してもらい、気付けばご本人の人柄に惹かれていました。芝居の話や普段の会話をしていく中で、いつの間にか心の中の本音を見られている気がして怖くもありゾクゾクもしていました。役に寄り添ってもらったり、時に突き離されたり、どこか摑みどころのない方だからこそ沢山話をして監督と演者の感覚を近づけたいと努めていました。人間って何なんだろう。なんで兄弟なんだろう。なんで家族なんだろう。なんであの人は…。誰しも色んな場面で不公平と思う瞬間が沢山あるかと思います。見え隠れする心情がこの『犬猿』という映画につまっていると思います。今回参加させていただき大変光栄でしたし、貴重な経験をさせていただきました。

<新井浩文コメント>
窪田君とうちが兄弟にみえるのか。それだけが心配です。

<江上敬子(ニッチェ)コメント>
『犬猿』のお話をいただいた時に、マネージャーから「とても出番が多い役だよ」と言われ、何故私にお声をかけて下さったのか謎でしたが、台本の自分の役名の下に、「太っていて容姿が醜い女性」と、ご丁寧にキャラクター説明がされてあり、納得した反面、もうちょいオブラートに包んだ言い方はできないものかと憤慨しました。そんな気持ちのまま読んだ台本でしたが、読み進めて行くにつれて、自分の役である由利亜に感情移入をしてしまい、引くぐらい泣いてしまったのです。初めてしっかり挑んだ映画が『犬猿』で良かったですし、演じた役が由利亜で良かった! それは間違いなく言えます。コントの演技で培った顔芸は封印し、(のつもりですが…)女優になった私の演技をぜひ見て頂きたいです。

<筧美和子コメント>
映画『犬猿』にて幾野真子役を演じさせていただくことになりました筧美和子です。脚本を初めて読んだ時、不思議なほどに自分と役とが重なる感覚がありました。兄弟という関係を通じて一人一人が抱えている葛藤や弱さや思いがすごくリアルで人間味溢れる登場人物それぞれが愛おしかったです。こんなにも素敵な映画で大切な役を任せて頂けたこと、憧れの監督や役者さんとご一緒させて頂けること、すべてチャンスだと思って役と一緒に自分も成長していく気持ちで一生懸命やらせて頂きました。

<?田恵輔コメント>
久々のオリジナル作品。数年間、溜め込んだアイデアを全て放出し、やりたい事をやりつくしました。お陰様で今は抜け殻です…
妬み嫉みの行く先に見える、愛の形はどんなもんか見てやって下さい。

『犬猿』
2018 年2 月 テアトル新宿ほか全国ロードショー
©2018『犬猿』製作委員会
■脚本・監督:?田恵輔
■出演:窪田正孝、新井浩文、江上敬子(ニッチェ)、筧美和子
■配給:東京テアトル
<公式HP>
http://kenen-movie.jp

<あらすじ>
印刷会社に勤める真面目な弟とは対照的に乱暴者でトラブルメーカーの兄。見た目は悪いけど頭がよく勤勉で家業の印刷所をテキパキ切り盛りするブスな姉と、要領は悪いがその容姿と人当りの良さで人気者の妹。この二組の兄弟・姉妹の関係に、あるとき変化が訪れる。それぞれの思いが交錯し、相性最悪なW犬猿ペアの抗争は次第にエスカレートしていく。