バッドボーイズ佐田、健太郎の不良っぷり絶賛「こんなヤンキーとぶつかったら謝ってしまう」

映画
2017年10月16日

映画「デメキン」 「京都国際映画祭2017」で映画「デメキン」が上映され、主演・健太郎、原作者・バッドボーイズの佐田正樹、主題歌を担当したLEGO BIG MORLのカナタタケヒロ、山口義高監督が舞台あいさつに登場した。

 累計発行部数170万部を突破したお笑い芸人・バッドボーイズ佐田正樹の半生をつづった実録自伝小説・コミックスを実写映画化した本作。主人公の正樹役は、放送中のNHK土曜時代ドラマ『アシガール』や、映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)などに出演する健太郎、正樹の親友・厚成を山田裕貴が演じる。

 本作で映画初主演を務めた健太郎は「もともと映画のお話がある前から『デメキン』を読んでいて、佐田正樹役を演じさせていただけるのは本当に光栄なことでした」と笑顔で話し、続けて「佐田さんの半生を演じるということで、生半可な気持ちではやれないなと、バチバチに気合を入れました」と覚悟を決めて挑んだ撮影を振り返った。

 原作の佐田は、「映画の内容は全てノンフィクションですが、唯一フィクションなのは、主人公が男前過ぎるところ」とボケつつ、自身の学生時代を演じた健太郎について「(最初は)本当に不良の役できるの?という感じでしたが、撮影が進むにつれ、こんなヤンキーと肩がぶつかったら、謝ってしまうかもと思うようになって」と絶賛。

 作品については「特に女性に観て頂きたい」とアピールし「男はただ殴り合いたいからじゃなく、好きな人のために、友達のために喧嘩するんですよ。喧嘩が終わったら、勝ち負けはどうでもよくて、後は友達になれる。そんな男たちの青春を、ぜひ観て知って楽しんでほしい」と呼びかけた。

 そんな佐田について山口監督は、「佐田さんにリハーサルや撮影現場に来て頂いたので、分からないことあっても本人に聞けばいいので助かりました。言葉遣いや方言についても協力してもらい、一緒に作ることができた」と感謝を述べた。

 主題歌「一秒のあいだ」を手掛けたカナタは、「正樹と厚成の友情を音楽でどう表現できるか、というところを重要視しました」と制作を振り返り、「自分でもエンディングにめちゃくちゃハマってると思いました」と自画自賛。「今回このような機会を頂いて本当によかったです」と笑顔で話した。

 最後に健太郎は、「初めての主演作ということで、今までにない思い入れを感じている。監督、キャスト、スタッフ、佐田さん、LEGO BIG MORLの皆さん…本当にみんなの熱い思いが集結した作品になっています」と熱くアピールした。

 映画「デメキン」は、12月2日(土)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー。