錦戸亮、目指すはTOKIO兄さん越え!やってみたい職業は「左官屋さん」

映画
2018年02月05日

映画『羊の木』初日舞台あいさつ 映画『羊の木』の初日舞台あいさつが行われ、主演の錦戸亮をはじめ、木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督が登壇した。

 主人公の市役所職員・月末を演じた錦戸は「一度観ただけでは消化できないかもしれないけれど、時間が経てば経つほど染みてくる作品だと思います。だからこそ長く楽しめる作品でもあるので、これからどんどん『羊の木』がバッと広がっていけば」と作品をPR。

 舞台あいさつでは、国家の極秘プロジェクトとして、殺人を犯した元受刑者である男女6人が新たな街で新たな生活を始めるという設定にちなみ、“もし誰も知らない町で新生活を始めるとしたらどんな職業に就きたいか?”というテーマでトークを展開。上映後ということもあり、独特な雰囲気を察した錦戸は「(お客さんは)今そういうのを聞ける雰囲気ですかね?(笑)ちょっと大きめな声でしゃべりますね!」と声を張ると、客席からは大きな拍手が。

「僕が興味あるのは“左官屋さん”ですかね!」と語った錦戸は先日行われた大ヒット祈願イベントで鉄製の“羊の木”の溶接にも挑戦しており、「壁を塗ったりする職人技をYouTubeで見るのが好きで最近ずっと動画を見ている。だから僕は生まれ変わったら左官屋さんになりたいです!」と宣言。「細かい作業けっこう得意なので、職人技を磨いてTOKIO兄さんを超えられるくらいの職人技を!」と高い目標を掲げた。

 続いて松田は「劇中で運送業をやっているけれど、制服がけっこうしっくりきていいなと思ったので、運送業ですかね。ただ方向音痴で目的地にたどり着けるか分からず心配…。でも、何でもやり続けないとそう簡単にできないと思う」と自らを追い込むと、錦戸に向かって「壁を塗る人にもいろいろ“壁”が出てくるでしょうね」と言い、錦戸は「なんで急にそんな小話を始めたんですか!?」とあたふたしていた。

 いっぽう、「動物に愛されるかっこいい男になりたい。全然動物がなつかないので、牧場とかに行って馬とか牛とか大きな動物から攻めて、徐々に犬や猫からも愛されるようになりたい。僕は愛されてないので…」と語る水澤に「でも、大丈夫ですよ。僕らは水澤さんのこと愛しているので!」と手を差し延べた錦戸。「ほ、本当ですか!?」と喜ぶ水澤だったが、すぐさま錦戸に「嘘です!(笑)」と突き返され、会場は笑いに包まれた。

映画「羊の木」
大ヒット上映中

<STORY>
さびれた港町・魚深(うおぶか)に移住してきた、互いに見知らぬ6人の男女。市役所職員の月末(つきすえ)は、彼らの受け入れを命じられた。一見普通に見える彼らは、何かがおかしい。やがて月末は驚がくの事実を知る。「彼らは全員、元殺人犯」。それは、受刑者を仮釈放させ過疎化が進む町で受け入れる、国家の極秘プロジェクトだった。ある日、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・文(あや)をも巻き込み、小さな町の日常の歯車は、少しずつ狂い始める…。

<CAST>
錦戸亮 木村文乃 北村一輝 優香 市川実日子 水澤紳吾 田中泯/松田龍平

<STAFF>
監督:吉田大八
脚本:香川まさひと
原作:「羊の木」(講談社イブニングKC刊)山上たつひこ、いがらしみきお

公式サイト:http://hitsujinoki-movie.com/