三谷幸喜新作に柿澤勇人、佐藤二朗、広瀬アリス!『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』今秋上演決定

エンタメ総合
2019年02月07日

『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』
 三谷幸喜作・演出、柿澤勇人×佐藤二朗×広瀬アリス出演の舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』が今秋、世田谷パブリックシアターで上演されることが決定した。

 本作は、三谷幸喜書き下ろしの新作舞台。若き日のシャーロック・ホームズを主人公に、新しい冒険物語を描く。

 熱烈なシャーロッキアン(ホームズ研究家)の間では、彼と親友のワトソンがベーカー街221bで同居を始めたのは、1881年の1月といわれている。そしてこの名コンビが最初に解決した「緋色の研究」と呼ばれる事件が発生したのが、同じ年の3月。今回の物語は、この1月から3月の間の出来事となる。二人が出会ってから最初の事件に遭遇するまでに起こった「語られざる物語」。ホームズはまだ20代の若者。人間としても探偵としても未完成のシャーロックが直面する、人生最初で最大の試練とは。

 シャーロック・ホームズ役には、柿澤勇人。相棒となるワトソンには、佐藤二朗。そして事件の依頼人ヴァイオレット役を広瀬アリスが演じる。3人共に三谷作品へは初めての参加となる。3人のほか、八木亜希子、横田栄司、はいだしょうこ、迫田孝也が出演する。

 東京公演は9月1日~29日まで世田谷パブリックシアターで上演。その後大阪ほか地方公演予定(詳細は後日発表)。東京公演のチケットは6月29日(土)より一般前売開始。

<三谷幸喜(作・演出)コメント>
小学生の頃、初めてシャーロック・ホームズに出会い、それからずっと彼のファンです。
5年前、ホームズの世界を全寮制の学校に置き換えた連続人形劇を作った時、原作をすべて読み返しました。そしてこの作品の面白さ、深さに改めて気づかされました。
関係書籍を買い漁り、手に入るホームズ物のDVDはすべて手に入れました。日本の脚本家・劇作家の中でもっともホームズに詳しいのは僕だと思います(もっと詳しい人がいたら名乗り出て下さい、友だちになりましょう)。
今回、世界でもっとも有名なこの名探偵を主人公に新しい冒険物語を作ることになりました。ホリプロさんには深く感謝します。テーマは、「シャーロック・ホームズは如何にして、僕らの知っている偉大なる名探偵になったのか?」舞台はもちろん十九世紀末のロンドンです。

◆出演者へ
柿澤勇人
ある舞台で柿澤さんの姿を初めて観た時、僕のシャーロック・ホームズがここにいる、と思いました。風変わりで、天真爛漫で、天才肌で、自己中心的で、尊大で、ナイーブで、心に闇を秘めている、若き名探偵。そんな人物を演じられるのは、若い頃のレオナルド・ディカプリオか、今の柿澤さん以外には考えられません。

佐藤二朗
ふざけた佐藤さんもいいですが、僕はふざけてない佐藤さんが好きです。今回のワトソンはホームズよりもかなり年上に設定してあります。ホームズは生真面目なワトソンをからかいながらも、父親のように慕っています。そして佐藤ワトソンは圧倒的な父性で、ホームズを見守り続ける。ところがそんな彼にも、実は誰にも見せたことのない深い闇があって……。かなり真面目な役です。そんな佐藤さんが僕は観たいのです。

広瀬アリス
今回の舞台は十九世紀末のロンドンです。華やかさと暗さが同居した時代。広瀬さんが演じるのは事件の依頼人。とある富豪の令嬢です。当時の上流階級のドレスを着せたい、と思ったのがキャスティングの理由。似合うのは分かっています。知性あふれる額、神秘的な眼差し、芸術的に美しい横顔、そして別人じゃないかと思うくらいの無防備な笑顔。そのミステリアスな個性は、ホームズ物には欠かせないキャラクターです。

<柿澤勇人(シャーロック・ホームズ役)コメント>
(出演が決まったとき)本当ですか?何度か聞き返しました。その後数日間信じてなかったのですが三谷さんと直接お話しさせて頂いたことでようやく実感が湧きました。その後は嬉しさと高揚感が爆発しました。
三谷さんはとにかく人を良く見ているんだと感じています。着眼点が深く、的確で、僕自身も初めて言われたコトバもあり、それがズバリ僕の本性だったりしたので、三谷さんには既に見透かされてるんだと思います。三谷さんに配役理由を伺った時、「君はとても孤独で寂しそうに見えたから、それがホームズにハマる」と仰ってました。三谷さんの目から僕がどのように映り、役に反映されるのか楽しみで仕方ありません。一方でとにかくディレクションに対応できるように果敢に、懸命に挑まなければと思ってます。
(佐藤)二朗さんとはプライベートでも仲良くさせて頂いており、芝居の話ばかりします。この配役はある意味運命的だと共に興奮しております。広瀬さんは画面を通して拝見してます。透明感があってとても美しいです。ご一緒させていただくのがとても嬉しいです。

<佐藤二朗(ジョン・H・ワトソン役)コメント>
そりゃ、ぶっちゃけ、憧れの存在ですよ三谷さんは。しかし憧れてポカ~ンとしてたら双方の、何より作品のためになりませんので、ここはひとつ、憧れを一切忘れ、なんなら「三谷さん」とは呼ばず、「三谷ちゃん」とか「幸喜ちゃん」と呼び、共演者やスタッフと共に、手を携えて良い作品にしたいと思っとります。
共演者の方々でいうと、柿澤とはよく呑みます。僕も柿澤も、酔うとダメ人間になるので、わりと救いようのない2人です。愛すべき阿呆である柿澤と芝居をするのを至極、楽しみにしております。
広瀬アリスさんとはまだお目にかかっておりませんが、色んな作品を拝見して、とても素直で聡明な印象があります。
そして我らがアイドル八木亜希子さんを最終的には「やぎちゃん」と呼べるほどお近づきになることを本公演の最大の目標とするものであります。
余力があれば、1回くらいは「三谷ちゃん」と呼んでみたいと思います。

<広瀬アリス(事件の依頼人・ヴァイオレット役)コメント>
このお話を頂いた時、正直「え?!私?!?!」と思いましたが、誰もが知る三谷さんの舞台に、新作書き下ろしで出演できる事は、とても嬉しかったですし、今でもワクワクが止まりません。
三谷さんとはこのお仕事が決まってお会いさせて頂いたのですが、その時は距離感がまだ少しあったので(笑)これからいろいろお話ができたらうれしいです。三谷さんの演出でお芝居ができることは自分の役者人生において、とても大きなことだと思っています。舞台は2度目なのでまだまだ経験値としては低いです。柿澤さんや佐藤さん、皆さんからたくさんお勉強したいと思っています。刺激のある数か月になると思うので今からとても楽しみです。
柿澤さんはまだお会いしていないのですが、舞台をたくさんやられていますので、いっぱい甘えて助けていただきたいです(笑)佐藤二朗さんは、とにかくコメディー色の強いイメージです。一度は絶対にご一緒したい方だったので、とても楽しみです。

『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』
舞台『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』

作・演出:三谷幸喜

<出演>
柿澤勇人:シャーロック・ホームズ
佐藤二朗:ジョン・H・ワトソン
広瀬アリス:ヴァイオレット

八木亜希子:ミセス・ワトソン
横田栄司:マイクロフト・ホームズ
はいだしょうこ:ハドソン夫人
迫田孝也:レストレイド警部

■東京公演
日程:9月1日(日)~29日(日)
劇場:世田谷パブリックシアター

主催:ホリプロ/フジテレビジョン

チケット一般前売り:6月29日(土)

お問い合わせ:ホリプロチケットセンター
03-3490-4949(平日10:00~18:00/土10:00~13:00/日祝・休)

大阪ほか地方公演あり

公演詳細:http://hpot.jp/stage/sherlockholmes2019