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清原果耶、ジャングルでの過酷ロケに「このまま朽ち果ててしまうんじゃないかと」

『マンゴーの樹の下で ~ルソン島、戦火の約束~』

 8月8日(木)放送の終戦の日特集ドラマ『マンゴーの樹の下で ~ルソン島、戦火の約束~』(NHK総合)の試写会に岸惠子、清原果耶、渡辺美佐子、山口まゆ、伊東四朗が登壇した。

 本作は、太平洋戦争の中で最も凄惨を極めたフィリピン攻防戦を生き残った女性たちが書き残した戦争体験を基にドラマ化。戦後の昭和・平成を生き抜いたヒロイン・奥田凛子を、岸と清原がリレーで演じる。

 ヒロインを演じた岸は「戦争体験者ではありますが“戦場”体験者ではないんです。戦時中、軍人さんに連れてこられた防空壕を見たとき、ここにいたら死ぬと思って周りの言葉も聞かず飛び出しました。外は地獄でした。この物語のシナリオを拝見した時、これは絶対にやりたいと思いました」と語った。

 また10年ぶりにカメラの前にたったという岸は「同じシーンを取り直すことにまずびっくりしました。監督さんがしつこいんです。3回も4回も撮ってもうふざけんなって言たいくらいだったけど、完成品を見ると本当に心にしみるドラマでした」と。

 タイのジャングルで6日間ロケをしたという清原は「撮影をしている時も、このまま朽ち果ててしまうんじゃないかと思いながら撮っていたので、無事に完成したということがすごくうれしいですし、達成感もありました。戦時パートがあるからこそ現代パートにつながるものがあって、今を生きる人がいて、そこの時代の流れを尊く感じました。同世代の方にも見ていただきたいと思える作品に出来上がってると思います」と思いを語った。

 凛子と共に戦争を生き延びる綾を演じた渡辺は「完成品を拝見したんですが、若い二人がすごくよくって。国も男も女もなくて、二人が愛し合う、信じ合うってこんなに美しいんだなって思いました」としみじみ。

 それを受けた山口は「渡辺さんから、平成パートの先輩方からそういうお言葉をもらうということはすごく光栄です。幼少期を演じるということは、私たちがあってこそ現代パートにつながる大事な部分を任されていたので、不安はあったんですけど過酷な撮影を超えて皆さまにお届けできるっていうのがうれしいです」と笑顔を見せた。

 少年時代から岸のファンだったという伊東は「岸惠子さんにお目にかかることはないだろうと思っていたんですが、いきなりドラマでセリフのやりとりをするなんて夢のまた夢ということで、こんなに浮き浮きしたことはございませんでした」と共演の喜びを語った。

 印象に残ったシーンについて、清原は「終戦した後の軍人の方に連れられてフィリピンの町を歩くシーンは、なかなか重い一撃を感じましたね。今まで凛子は日本がほかの国にしていることを知らない中で直接的に非難を受けるシーンは、物理的に痛かった以上に、周りの町の人の目線だったりとか痛みだったりとか、気持ちを感じたシーンでした。全部が敵に見えたような気がしました」と目に涙を浮かべながら語った。

 特集ドラマ『マンゴーの樹の下で ~戦火の約束~』(NHK総合)は8月8日(木)後10時から放送。さらにBSプレミアムで8月21日(水)後9時から拡大版が放送される。

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