向井理「本能的なところで動いている」『10の秘密』1・14スタート

ドラマ
2020年01月14日
『10の秘密』

 1月14日(火)スタートのドラマ『10の秘密』(カンテレ・フジテレビ系)で主演を務める向井理のコメントが到着した。

 本作は“秘密”のベールに包まれた人間の欲望が暴かれるオリジナルサスペンス。主人公・白河圭太(向井)の愛する娘・瞳(山田杏奈)が何者かに誘拐されたことに端を発し、圭太と関わるさまざまな人物たちの計り知れない秘密が絡み合い、次々に事件が巻き起こる。

『10の秘密』

 向井が演じる白河圭太は、14歳の娘と2人暮らしをしている建築確認検査員。大学時代から付き合っていた由貴子(仲間由紀恵)と結婚し、娘も生まれる中、一級建築士の資格を取得。順風満帆に見えたが、ある事件をきっかけに由貴子との関係が悪くなり、離婚を切り出され、シングルファーザーに。“娘第一主義”で何でも話せる関係を築き、娘の友達からうらやましがられるほどの理想の父親だ。

『10の秘密』

 今回の役柄について向井は「娘の事を第一に考えるどこにでもいる普通の父親。すごく真っすぐな性格で真面目。もう少しうまく立ち回ったらいいのに、と感じる部分もあります(笑)」と印象を語り、男手ひとつで育ててきた娘・瞳が誘拐されることから始まるという展開には「本当に動き回っている役柄。走ったり、叫んだり、怒鳴ったり、物を蹴ったりだとか、わりと1話・2話で、本能的に追い詰められる」と話した。

『10の秘密』

 プロデューサーとの打ち合わせの中でも“必死さ”を伝えることが話に上がったそうで、「(誘拐という)出来事が出来事なだけに、誘拐された娘を救うために家族が何をするのか、という本能的なところで動いている」と圭太を演じるうえでのこだわりを語った。

『10の秘密』

 そして、これまでのドラマ撮影では、前後のシーンのつながりや関係性を考えて芝居に挑んできたという向井だが、今回は“意図的に何も考えない”で挑んでいるという。それは、誘拐に始まり、いろいろな秘密に翻弄される役、芝居の段取りを決めてしまい、気付かぬうちに先を読んだ芝居になってしまうことを防ぐため。「一見簡単で、楽だと思われるかもしれませんが、僕はそういうタイプではないので、すごく不安なんです(笑)。でも、不安な状況をあえて作るようにしています」と初めての挑戦に意欲を燃やした。

『10の秘密』

 最後に「すごく上質なサスペンスだというところと、王道のトリックももちろんありますけど『そうきたんだな』といういい意味での裏切りもいっぱいあります。秘密が多いドラマなので、1時間の楽しみだけではなく、放送中に出た“宿題”を次の週の火曜日までに考えていただくような作品にできればと思います」と見どころをアピールした。

『10の秘密』
カンテレ・フジテレビ系全国ネット
1月14日スタート
毎週(火)後9・00~9・54

出演:向井理、仲間由紀恵、仲里依紗、松村北斗、山田杏奈、高島豪志、堀田茜、河村花、佐野史郎、遠藤雄弥、藤原光博、山野海、名取裕子、渡部篤郎 ほか