4・8スタート『有吉の壁』有吉弘行のジャッジの基準は「ネタじゃなく“人柄”」

エンタメ総合
2020年03月23日
2回目の収録を終えた有吉弘行、佐藤栞里と壁芸人たち ©NTV

4月8日(水)からレギュラー番組としてスタートする『有吉の壁』(日本テレビ系)。2回目の収録を終えた出演者とMCの有吉弘行、アシスタントの佐藤栞里が意気込みを語った。

若手&中堅お笑い芸人たちが、有吉と佐藤の進行の下、「さまざまなジャンルの“お笑いの壁”を超えて芸人として成長する」というのが番組のコンセプト。

有吉、佐藤と共に、特番時代からの常連、パンサーやジャングルポケット、とにかく明るい安村、シソンヌ、チョコレートプラネットらがインタビューに応じた。

◆レギュラーとなってから2度の収録を終えられたところですが、ここまでの手応えは?

有吉:いやもう、手応え十分ですね。もうバッチリですよ。なんせベテランぞろいの顔触れですから…。

(壁芸人たちから「いやいや俺ら若手ですよ!」と総ツッコミ)

有吉:失礼しました、フレッシュな顔触れでやらせてもらっています(笑)。実力者ばかりなので、非常に面白いですね。

◆特番のレギュラー化ということで、変わった部分はありますか?

有吉:これまでは、特番で1回1回が勝負だから、無名の芸人を呼ぶのはなかなか難しかったんですけど、レギュラー放送となると、誰も知らない芸人も出せるっていう(笑)。いろんな芸人にチャンスがあるんで、楽しいですよね。

◆有吉さんは壁芸人の即興ネタを「○」「×」の札を挙げて判定していますが、判定の基準はあるのでしょうか?

有吉:僕、ゲラ(笑い上戸)なんで、基本的には全部「○」なんですよ。だから「×」はもはや、尾形(貴弘/パンサー)と斉藤(慎二/ジャングルポケット)専用になってて(笑)。

尾形:やめてください!有吉さんがそういうこと言うと、他の仕事にも響くから!

斉藤:えっ、僕もスベりキャラなの?

有吉:スベってるところを安心して見ていられる2人なんで。要は“ネタ”じゃなくて“人”で決めてます。ネタの良し悪しじゃなくて、人柄ですね(笑)。

◆では、常連の壁芸人の皆さんからも、意気込みをお願いします。まず、とにかく明るい安村さん。

安村:はい!僕は本当に『有吉の壁』に懸けてます!今週も1週間、仕事はこの番組だけなので…。僕の姿が唯一見られる番組ですので、ぜひご覧ください!

◆有吉さんにアピールしたいことはありますか?

安村:もう感謝しかないです。いつもすごく笑ってくれるんですよ。有吉さん、俺のこと好きですよね?(笑)

有吉:うん(笑)。だって俺、50人しか参加してない安村のインスタライブを見てるから。

安村:一番たくさんハート送ってくれるのが有吉さんなんですよ(笑)。本当、愛されてますね。ありがたいです。

◆ではシソンヌさんからも一言お願いします。

じろう:(特番時代からおなじみの志村けんの扮装で登場)意気込みですか? いや、レギュラー番組はフジの『だいじょうぶだぁ』もあるんで…。

長谷川忍:お前は『だいじょうぶだぁ』に出てないだろ!…え~、意気込みはですね、僕らゴールデン番組の常連メンバーというのは初なので、ここで爪あとを残して、最終的には日本テレビさんの番組でMCができたらなと。『有吉の壁』はそこへの第一歩だと思ってます!

◆有吉さんへのアピールポイントは?

長谷川:そうですね、有吉さんには…。

有吉:いや、要らないです。僕は、じろうちゃんが好きなので…。

長谷川:おかしいだろ!薄々気づいてたけど!

有吉:ハハハ。

◆ではジャングルポケットさん、お願いします。

斉藤慎二太田博久おたけ、真剣な表情で前へ進み出る)

有吉:お前ら、オーディションじゃないんだから!(笑)

おたけ:すいません、緊張しちゃって…。

太田:だって今、呼ばれたら前に出てきて、一言ずつ面白いこと言う、っていう流れですよね?…『有吉の壁』という番組はですね、いつもすごく緊張するんです。僕、高校3年生の時に柔道の県大会で優勝したんですけど、その決勝戦よりもこの収録のほうが緊張します。だからこの先、身がもつかどうか心配で…。

有吉:それで?

太田:えーっと…あとは、こいつ(おたけ)が、すっげぇ面白いこと言いますんで!

おたけ:いや、とても気持ちいい番組ですよね。いつも朗らかな気持ちになります。

有吉:何なんだよ(笑)。

斉藤:いや、気持ちいい番組ですよ、芸人同士の交流もあるし、いろんなところにロケに行けるし…といったあたりを、うまいことまとめて書いといてください(笑)。

太田:あと、「(笑)」を多めにしといてください。僕ら、言ったことを活字にすると、一つも面白くないんで。よろしくお願いします。

有吉:ダメだな~(笑)。

◆チョコレートプラネットさんからも意気込みを。

長田庄平松尾駿、神妙な顔で前へ)

有吉:だから緊張しすぎだって!(笑)

松尾:イヤなんですよ、この流れ!どうシミュレーションしても、ウケてる画が浮かばないですもん(笑)。

長田:無理ですよ! 怖い、怖い!

松尾:でも真面目な話をすると、僕らは、この番組に拾っていただいたと言っても過言ではないんです。

長田:そう、「TT兄弟」を初めて披露したのがこの番組なんですよね。僕ら、去年の年収の半分がTT兄弟関連ですから(笑)。だから、金脈だと思ってます、この番組は(笑)。

松尾:今や、第2のTT兄弟を生み出すためだけに頑張っています(笑)。

長田:そういう意味では、初回SPで、とんでもないキャラが生まれているので、ぜひご覧いただければと思います。

◆では、パンサーさんからも意気込みのほどを。

尾形貴弘向井慧菅良太郎:そうですね~。

有吉:まず誰からしゃべるのか決めなさいよ(笑)。

尾形:よし、こいつ(向井)から行きます!

向井:『有吉の壁』って、初回から出てるのが、たぶん僕らだけなんですよ。

:そう。第1回からの皆勤賞が、俺と尾形のみっていう。

向井:ですから、とても大切な番組ですし、いつもの僕らとは違う一面を見せられる大会です。

有吉:「大会」って何だよ(笑)。

◆レギュラー版『有吉の壁』は、水曜夜7時というゴールデンタイムの放送ということで、「番組の内容が変わってしまうのでは?」と心配しているファンもいるかと思います。そんなファンの方々に向けて、有吉さんからメッセージをお願いします。

有吉:いや、内容は変えようがないでしょう!だって、この顔触れですよ?(笑)スタジオでVTRを見るなんてことも、まともにできないメンバーですからね。体を張ることしかできないんで。

(壁芸人一同から「失礼だろ!」「ゴールデンにも対応できますよ」の声)

有吉:ハハハ。だから、もし内容が変わるようなことがあったら、それは番組が終わるときだと思っていただいて(笑)。そうならないためにも、全力で頑張りたいと思います。

◆さすがに下ネタは少なくなるのでは?

有吉:いや、下ネタはどうしても多めになるでしょうね、この顔触れですから(笑)。だから下ネタに関しては(アシスタントの佐藤)栞里ちゃんに任せようと思います。栞里ちゃんが笑ったらOK、笑わなかったらダメ出しします(笑)。

佐藤:え~っ!?(笑)

◆では最後、そんな佐藤さんにインタビューを締めていただけますか。

有吉:あっ、いいですね。栞里ちゃん、よろしくお願いします。

佐藤:は、はい!この番組では、芸人の皆さんが、1時間1時間に命を懸けて頑張ってくださっています。ですから、視聴者の方々にその熱意が伝わるように、私たちも精いっぱい頑張ります。よろしくお願いします!

有吉&壁芸人一同:おお~!(拍手喝采)

『有吉の壁 レギュラーの壁を越えろ!2時間SP』
日本テレビ系
4月8日(水)後7・00~8・54