相棒は“奇跡の窯”88歳の現役パン職人・竹内善之に迫る『情熱大陸』

エンタメ総合
2021年01月16日
『情熱大陸』
『情熱大陸』

1月17日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系 後11・00~11・30)は、パン職人の竹内善之に迫る。

パン激戦区・神戸で89年間、愛され続けるフロイン堂の食パン。しっかりとした外側とは裏腹に中はふわっと軽く、鼻に抜ける小麦の香りが実に香ばしい。そんな絶品を作っているのは、昨年米寿を迎えた竹内善之。フロイン堂の2代目店主だ。

今も店の厨房に立ち続ける竹内は、先代からの製法と味を守り続けている。生地はミキサーを用いてこねるのが一般的だが、竹内は全て手でこねる。手から伝わる、粘り気や硬さ、温度などの繊細な情報を基に、こねる時間や水分量を調整して最高の生地を作り上げていく。

そしてもうひとつ、竹内の食パンで欠かせないのがパンを焼く窯だ。戦争でも阪神・淡路大震災でも壊れることなく、今なお現役の通称「奇跡の窯」は竹内の相棒だ。竹内の手によって育てられた生地を、最高の食パンに焼き上げてくれる。

そんな「古き良き」を守り続ける竹内だが、休日はパソコンの前に座り、同世代の友人たちとリモート会話を楽しむ意外な横顔も。

「パン作りは私にとってラジオ体操みたいなもの。毎日かかさずやり続けるんです」と笑う88歳現役パン職人に迫る。

<パン職人/竹内善之 プロフィール>
1932年、兵庫県神戸市出身。88歳。
神戸市東灘区岡本にあるパン店「フロイン堂」の2代目店主。
サラリーマンだったが、先代だった父が亡くなり、38歳で店を継いだ。
現在は3代目である息子と共にパンを焼く。
休日は家でパソコンを駆使し、リモート会話や囲碁に興じる。

(C)MBS