『科捜研の女』榊マリコの元上司・宮前守のお薦めはマリコのプライベートも見られる「バトンタッチ回」

映画
2021年07月20日

テレビ朝日系超人気シリーズ『科捜研の女』。放送開始から20年超え、これまでに解決していた事件の数は250件を超える“科学捜査ミステリー”の最高峰が、ついに「科捜研の女 -劇場版-」として9月3日(金)に全国公開する。

主人公・榊マリコ(※榊の字は正しくは木へんに神)役の沢口靖子、マリコとバディを組む京都府警の土門薫刑事役・内藤剛志をはじめ、テレビシリーズのレギュラーキャスト10人が勢ぞろいで<世界同時多発不審死事件>に挑む。

現在、動画配信プラットフォーム「TELASA」では累計254話が一挙配信され、ファン投票キャンペーンの「あなたの推しエピソード総選挙!」が実施中。上位にランクインした作品は、テレビ朝日(関東ローカルのみ)でのリピート放送がされるという。そこでキャンペーン後半を楽しむため、歴代のレギュラーキャストのお薦めエピソードを紹介。6回目は、元・京都府警科学捜査研究所所長で現在は世界最高性能の大型放射光施設「SPring-8」の技官として勤める宮前守(山崎一)。


<宮前守とは?>
宮前守は、マリコたちが勤める京都府警科学捜査研究所の所長兼化学担当としてシーズン3で初登場。普段はマリコに振り回されたり、事なかれ主義で刑事部長には頭が上がらない一面もあるが、いざという時にはマリコたち部下を守ってくれる頼もしい存在。シーズン6で大型放射光施設「SPring‐8」へ栄転となり、マリコの父である榊伊知郎に所長を引き継ぐ。劇場版では、マリコが再び宮前を振り回す場面も。旧知の仲だからこそ見せる二人の会話が楽しみだ。

<宮前守のおすすめエピソードは?>
シーズン6の第1話
「疑惑の女刑事!誤射それとも殺人?それは18年前の夏の夜に起こった!京都~信楽高原二本の弾道を結ぶ謎」

マリコの自宅に父・伊知郎が押しかけ、しばらく泊めてほしいという。あきれるマリコに事件の呼び出しが入る。マンションで川添という男の転落死体が発見されたのだ。腕の注射痕から薬物がらみの事故と思われたが、マリコが発見した証拠品は覚せい剤所持の疑いで川添をマークしていた所轄の生活安全課の刑事・久崎(鈴木杏樹)に横取りされてしまう。後日、川添と麻薬取引をしていたとされる密売人の摘発のため、クラブに警察が突入することを決定。薬物鑑定のため現場に待機していた科捜研チームだったが、警察が突入すると現場は大混乱。2度の発砲音を聞いたマリコが駆けつけると、そこには殉職した警部とその警部を撃ってしまい涙を流しながら立ち尽くす久崎の姿があった。科学で真実を突き止めることのみが正しいと思っていたマリコが、真実を解き明かした先にある“救い”を考える描写も出てくる珠玉の1話になっている。
そんな重厚な物語が進みながら、宮前からマリコの父・伊知郎へ所長が引き継がれる様子がコミカルに描かれている、いわゆるバトンタッチ回。マリコたちに何度も転出を発表しようとするが、なかなか聞いてもらえない宮前の姿がいとおしい。さらには父の伊知郎との会話だからこそ見ることのできるマリコのプライベートな姿も今ではなかなか見ることのできない貴重なシーンになっている。

『科捜研の⼥ -劇場版-』公開記念 あなたの推しエピソード総選挙! キャンペーン
https://kasouken-movie.com/campaign/

『科捜研の女 -劇場版-』
2021年9月3日(金)より全国公開

(STAFF&CAST)
脚本:櫻井武晴 音楽:川井憲次 監督:兼﨑涼介
出演:沢口靖子、内藤剛志、佐々木蔵之介、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、西田健、佐津川愛美、渡部秀、山本ひかる、石井一彰、渡辺いっけい、小野武彦、戸田菜穂、田中健、野村宏伸、山崎一、長田成哉、奥田恵梨華、崎本大海

(STORY)
京都、ロンドン、トロント…「助けて」と叫びながら高所から飛び降りたのは、全員が科学者だった。だが、犯罪につながる物的証拠はゼロ。各地で自殺として処理されようとしていたが、榊マリコ(沢口)をはじめとする科学捜査研究所のスペシャリストたちと捜査一課の土門刑事(内藤)、解剖医の風丘教授(若村)らは、半ば強引に捜査を進めていた。やがてマリコたちは、「未知の細菌」の発見で世界的に脚光を集める天才科学者・加賀野亘(佐々木)にたどりつく。だが、加賀野には鉄壁のアリバイが存在するのだった…。スクリーンに散りばめられた謎を解かなければ、死の連鎖は止められない!

公式HP:https://www.kasouken-movie.com

©2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会