BABYMETAL 日本武道館10公演を完遂！世界最速配信も決定＆トレーラー公開

BABYMETALが「10 BABYMETAL BUDOKAN」の最終公演を4月15日（木）に終え、今年1月から4月にかけて挑戦していた日本武道館でのワンマンライブ10公演をついに完遂。以下、オフィシャルレポートを掲載する。

1月7日に発出された緊急事態宣言、および東京都の緊急事態措置に応じて、各日の公演は20時までに終演し、来場者全員に対して“Savior Mask”と呼ばれるマスクの上から装着するフェイスマスクの配布、ソーシャルディスタンス確保のため政府のガイドラインの下、万全な新型コロナウイルス感染拡大予防対策をして行われた。

BABYMETALが、日本武道館でワンマンライブを開催するのは、女性アーティスト史上最年少記録を樹立した2014年の3月以来、約7年ぶりのことだ。国内で有観客でライブを行うのは、去年1月に開催された幕張メッセ2DAYSのライブ以来、約1年ぶりとなる中、聖地である日本武道館にファンが再集結。

4月15日（木）の最終公演“DOOMSDAY – Ⅹ”は、去年12月に発売されたベストアルバム『10 BABYMETAL YEARS』の収録曲を中心に、全13曲を披露。日本武道館の八角形の会場の特性を生かした360度のマルチアングルで、アリーナ全体に巨大なステージセットが組み上げられた。

オープニングムービーでは今回の公演が「破壊と再生の物語」であることが告げられ、リビルドされた「BABYMETAL DEATH」とともに、アリーナ一面に広がり紅く染まった雲海から、魔法陣の紋章に磔にされたメンバーが登場。炎も吹き上がり、衝撃的な儀式とともに幕を開ける。

続いて『NHK紅白歌合戦』初出場での歌唱が印象に新しい「イジメ、ダメ、ゼッタイ」が披露され、早くも“ダメジャンプ”で会場は1つに。360度ステージならではの演出で、変幻自在のフォーメーションで披露された代表曲「ギミチョコ！！」の後は、デビュー曲「ド・キ・ド・キ☆モーニング」を披露。初期の楽曲を今もなお新鮮な輝きを放ちながら披露するBABYMETALに、場内から拍手が沸き起こった。

続いては、MOAMETALに加えてキッズダンサーが参加し、三三七拍子の手拍子で会場が一体となり、躍動感に溢れる進化を遂げた「GJ！」へ。その後、雲海が広がったステージ中央にストリングスとピアノの美しい響きとともにSU-METALが現れ、「NO RAIN, NO RAINBOW」を凛とした佇まいと真っ直ぐな歌声で歌い上げる。さらにパフォーマンスに輪を掛けるピアノの演出も加わり、会場を感動の渦に巻き込んだ。

中盤戦に突入すると、燃え盛る炎で紅い世界に染まった「Distortion (feat. Alissa White-Gluz)」から、一気に灼熱の空気感に包まれた「PA PA YA!! (feat. F.HERO)」を立て続けに放っていく。耳慣れたSEとともに始まった「メギツネ」では、途中SU-METALの合図で客席に“ウェーブ・ヘドバン”が起こり、すり鉢状の会場が大きな波を打つ。

武道館ならではの演出によるパフォーマンスが披露される中、モノクロのDYSTOPIAの世界から黄金に輝く光の世界へと力強く進むBABYMETALを表現するかのような「KARATE」が続いた。

そしてライブはいよいよ終盤へと突入し、2014年の武道館公演でもラストを飾った「ヘドバンギャー！！」へ。激しいパフォーマンスに怒涛の土下座ヘドバンで観客も応えると、会場はますます熱を帯びていく。

インターバルの「BABYMETAL」コールを挟んで、改めてBABYMETALとファンが再集結したことを確かめるかのように、過去のライブ映像が伝説のワンシーンとなって走馬灯のようにLEDに映し出される中、「THE ONE」で会場が一体となった。

終幕へ向けてカウントダウンが始まったことがストーリームービーで伝えられると、狼煙の合図と共にBABYMETALの10年間のMETAL RESISTANCEを象徴するかのように「Road of Resistance」がスタート。

途中、コールアンドレスポンスのシーンでは、声を出すことのできない観客の代わりに過去のライブから再現された歓声音とメンバーの声が1つとなり、これまでの軌跡を称えるかのように武道館全体に響き渡る。

楽曲のエンディングでは、これまでのMETAL RESISTANCE全10章を象徴する紋章が描かれた銅鑼がステージの外周に出現し、1枚ずつ打ち鳴らすテンカウントが始まる。「We are!!」「BABYMETAL!!」というファンとのやりとりを経て、最後の銅鑼の音が鳴り響くと共に10年間のMETAL RESISTANCEと、BABYMETAL史上最大の挑戦となった「10 BABYMETAL BUDOKAN」は終幕を迎えた。

このコロナ禍においても、力強いメタルの魂で再び圧巻のパフォーマンスを披露したBABYMETAL。ライブのエンディングでは、彼女たちがこの10年間で切り開いた世界から旅立ち、「LIVING LEGEND」へと向けて歩み出すことが告げられる。

また、「10 BABYMETAL BUDOKAN WORLD PREMIERE」と銘打ち、結成10周年イヤーの集大成ライブとなった日本武道館10公演「10 BABYMETAL BUDOKAN」＜DOOMSDAY – I〜X＞から選りすぐりのライブ映像を特別編集したプレミアムエディションを6月26日（土）21時（日本時間）から世界最速配信することもアナウンスされた。

BABYMETALのオフィシャルサイトでもトレーラーとともに詳細が明らかにされており、チケット販売が開始されている。詳細はオフィシャルサイトを参照。