高畑充希「この時間がずっと続けばと思いながら演じていました」『にじいろカルテ』最終回直前インタビュー

特集・インタビュー
2021年03月18日

◆真空を演じる上で、やはり太陽役の北村匠海さんと朔役の井浦新さんの存在は大きかったですか?

このドラマの主人公は真空ではありますが、私は真空と太陽と朔の3人の物語だと思っています。北村さん、井浦さんと一緒にシーンを作り上げていく時間がたくさんあったので。私たち、似ている部分もあれば全然違う部分もあって、それがとてもいいバランスになっていて。2人だと何か物足りない。“3人で1つ”みたいな感覚がありました。

◆真空たち3人が出会い、お互いを知り、絆が深まっていく過程は、きっと演じるお三方の実際の関係性にも通じていて、それがお芝居にいい影響を及ぼしたのではないかと想像するのですが?

まさにそのとおりだと思います。ただ、実を言うと1話から順番に撮影していたわけではなくて。出会いのシーンもお二人と大分仲良くなった後だったので、その時は「どんな感じで演じればいいのか分からないね」って話していましたけど(笑)。でも、確かに役と同じように私たちの距離も縮まりましたし、だからこそ撮影が終わって離れるのは寂しくて。お二人と3人組を演じられたのは、本当に運が良かったなと思います。

◆虹ノ村や、そこで一緒に過ごした皆さんが恋しくなっているのではないですか?

そうですね。虹ノ村のロケ地は自然の多いところで、そういう環境でずっと撮影できていたのも楽しかったです。他の仕事ではなかなかないことなので。あの自然の中に戻って、またみんなとワイワイしたいなと思いますね。

◆今も連絡は取り合っているのですか?

はい。いろんな方々と。北村さん、井浦さんに限らずチームみんなすごく仲がいいんです。西田(尚美)さんとは毎週ドラマの感想をメールし合っています(笑)。

◆いい関係性が続いているんですね。

この関係性は簡単には切れないと思います。まだみんなあの村に生きている感じがしますね。

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