Da-iCEインタビュー「手にすると消えてしまう泡みたいな、そんな恋なんだろうな」

特集・インタビュー
2021年03月27日

◆自分たちで歌う曲として手元に届いた時はどんな感想でしたか?

大野:歌詞もそうですが、メロディーラインもすごくカッコいいと思いました。ちょっと懐かしさを感じるような、僕が学生のころに聴いていたR&Bの質感の曲に色っぽい歌詞がのっていて好きな感じだなと。移動中もよく聴いています。

◆花村さんと大野さんは歌う時に意識したことを教えてください。

花村:自分で歌詞を書いたので、自分でデモを録りましたが、その段階では今の形よりキーが2つ高かったんです。どうしてもそのままの歌詞じゃ高いところが出ないと思って、なるべく歌いやすいように変えていきました。実際に2つ上のキーでもデモを録りましたが、本当にしんどくて! その日はずっと頭が痛くなるくらい、酸欠になりましたね。だから絶対にキーを下げてほしいとお願いしました。でも2つ下げてもなお高い!「CITRUS」という楽曲とトップが同じ音なので、スタッフの方には「原曲キーがカッコいいよ」と言われましたけど、「いや、歌えないと思うんで」と返しましたよ(笑)。

大野:歌うキーを鍵盤だけでサーチしないでほしいですね(笑)。ニュアンス、トラックの重さ、音数の多さ、楽曲になってみるといろんな要素が入ってきますから。

花村:トップの音が今回より高くても楽に出る場合もあるんですよ。でも今回は曲を聴いた時点で「無理だ!」と思いました。スタッフさんが「原曲のまま聴いてみたい」というので一度歌ってみましたけど(笑)。

大野:すごく思うんだけど、そう言われたら歌う側は歌うしかないけどさ。聞くほうはわがまま言うよね(笑)。「原曲のまま聴いてみたい!」とか。カラオケでも思うことあるんですよ。「この歌、もうちょっと上げて歌えないの?」とかね。言いたい放題だなって(笑)。

花村&工藤大輝&岩岡徹&和田:(爆笑)

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