奈緒&磯村勇斗『演じ屋』で初共演「奈緒さんはちょっとこだわりの強い人かも…と思ってました(笑)」

特集・インタビュー
2021年07月30日

◆磯村さんは、そんなアイカをはじめとする「演じ屋」のメンバーに巻き込まれていくトモキ役で出演です。

磯村:トモキは、アイカや「演じ屋」のメンバーと出会い、途中で止まりながら揉まれながら成長していく、根が本当に優しい男の子なんです。僕は、トモキの周りにいるいろんな人たちとの時間を大事にしながら演じたいなと思いました。

奈緒:私もトモキはとにかく優しい人なんだなと思いました。でも心に傷を抱えている部分もある。アイカはそういう部分を自分自身と重ねて、トモキに声を掛けたんじゃないのかな。トモキは、アイカがそれまで抱えていたものを溶かしてしまうような、そういう真っすぐな優しさを持った人だと思います。

◆磯村さんはアイカというキャラクターについていかがですか?

磯村:人生に絶望してビルの屋上から飛び降りようとしてるトモキに救いの手を差し伸べてくれたのはアイカなので、トモキはアイカにすごい感謝をしていると思います。ただ、初めてトモキがアイカに連れられて「演じ屋」ハウスに行った時、個性的な人たちがたくさんいて少し怖かったと思うんですよ。でもトモキもアイカに似たようなものを感じていたのかな。だからアイカに付いて行ったんだと思います。

◆では、奈緒さんと磯村さんそれぞれの印象を伺います。今回お2人は初共演とのことですが、共演前はどんな印象をお持ちでしたか?

磯村:お会いするまでは、奈緒さんは女優さんとしてすごくお芝居を楽しむ人なんだろうなという印象を持っていました。だから、もしかしたらちょっとこだわりの強い人かもなって(笑)。

奈緒:それたまに言われる(笑)。

磯村:お芝居好きの人はそういう方が多いので(笑)。でも実際にお会いしてみたら、そんなことは一切ありませんでした。奈緒さんは、ものすごく周りを見ていて、安心して一緒にお芝居ができる方。今回の共演を通して、女優さんとしてすごく魅力的な人だなと思いました。

奈緒:私は磯村さんとご一緒できると知った時、本当にうれしかったんですよ。磯村さんのお芝居すてきだなっていつもスクリーンで見ながら思っていたので。すごくお芝居に対して厳しい方なんだろうなって思っていたので、初めてごあいさつする時はすごく緊張しました(笑)。

磯村:そうなんだ(笑)。

奈緒:でも、磯村さんが現場ですごくいろんなところを見てくださって、皆を引っ張ってくださったおかげで、その緊張感がすぐに安心感に変わりました。

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