安斉かれんインタビュー「私自身がどう変化していったのか、歌詞を通して知っていただけたら」

特集・インタビュー
2021年10月06日

先日約7か月ぶりとなる配信シングル「18の東京」をリリースした安斉かれんさん。本作は18歳の時に都会の片隅で新たな自由を見出そうとする主人公が感じた屈折と野望を描いた曲。インタビューでは本作がリリースされるまでの背景や特にこだわった点などについて聞きました。

 

◆9月を皮切りに7作品連続でリリースするそうですが、第一弾として「18の東京」を選んだことについては何か特別な思いがあったのですか?

前作から7か月ぐらい期間が開いていたこともあり、心機一転の意味も込めて連続リリースをすることになりました。まず、その第1作目として「これまでの安斉かれんとは違う側面を見せたい」という考えがあったんです。初めてこの曲を聴いた時に疾走感のあるメロディーと今までとは違うキャッチーさを感じたので、ここからまたさらに加速をつけていくぞという決意も込めてこの曲を選びました。

◆この7か月間というのは安斉さんにとってどんな期間でしたか?

第二章の安斉かれんに向けた準備期間みたいな感じでしたね。今まではわりと頻繁にリリースするタイミングがあったんですけど、7か月間空いたことで、いい意味で立ち止まっていろんなものとじっくり向き合うことができたんです。みんなで新たなものに取り組んでいく中で、今まで以上に成長ができた期間でもあったと思います。

◆「18の東京」というタイトルに込めた思いは?

全国からいろんな人が夢や希望、キラキラしたものを求めて東京に来ると思うんですけど、その中で壁にぶち当たったりしながら、現実の厳しさを知って、良くも悪くも東京という街に染まり、馴染んでいくと思うんです。私も18歳の時に上京して、渋谷でショップ店員として働きながら歌手になるという夢を叶えるために頑張ってきたんですけど、いろんな試練や感情に押し潰されそうになりながらも、自分で答えを見つけてきたことで、ここまでたどり着くことができたんだなと思っていて。歌詞を書きながら、当時の気持ちを思い出して、原点に戻ることができて、ここから新たなスタートする私には「18の東京」というタイトルが一番しっくりきたんです。

◆18歳の時に感じた東京と今とはどのような違いがありますか?

もう、全てが違いますね。言い方が悪いかもしれないですが、東京って人間の汚い部分が一番見えてしまう街でもあると思っていて。でも、まっさらな気持ちで上京してきた18歳の自分がそれを身をもって知ったことで、今があると思うんです。東京というさまざまなものが渦巻く街の中で傷ついたり、落ち込んだりしながらも、希望を見つけて夢に向かって突き進んでいく成長過程のような感じで、私自身がどう変化していったのか、歌詞を通して知っていただけたらいいなと思います。あと、具体的に感じる違いで言うと、東京から離れて仕事をしてきた後に東京タワーを見たりすると「あ~帰ってきたな」ってどこか安心するのは18歳の時にはなかった感覚です。東京って窮屈なようで一番自由で、他人に対して冷めているけど、どこか温かみもある、なんだかんだ居心地がいい街だなと思います。そこは自分にも通じるところがあるような気がしますね。

◆かわいらしいビジュアルとは対照的に、“中指を立てる様な日々”というフレーズが印象的でした。まさに心の葛藤を象徴した言葉でもありますよね。

18歳ってまだ大人になりきれていないし、かといって子供でもない分“大人って…”みたいな気持ちがあると思うんです。でも、そのガッツがあるからこそ、東京でやっていけるんじゃないかなって。

◆確かに、そういった反骨精神が原動力になったりしますよね。上京した経験のある人は、年代性別を問わず共感できる部分がとても多いと思いますが、本作で伝えたいメッセージはありますか?

忙しなく生きていると、何が幸せなのか分からなくなってしまうことがあると思うんですけど、ふと実家のごはんが恋しくなったり、今までそんな風に思えなかった小さな幸せに気づける瞬間でもあると思うんです。それを積み重ねていくことで、大きな幸せにつながっていくと思うし、結果的に何かを成し遂げていくことができるのかなって。私と同じように上京されている方はもちろんですが、これから何か頑張ろうとしている方にも何か通ずるところがあると思うので、ぜひご自身と重ね合わせながら歌詞を見て、聞いていただきたいです。

◆ミュージックビデオはどんな仕上がりになりましたか?

渋谷を舞台に、古塔つみさんに描いていただいたイラストの中に実写の私が登場するという斬新なMVになっています。撮影の時は背景が何もない状況での撮影だったので、感情を入れるのが難しかったのですが、渋谷は実際に自分が18歳の時に働いていた思い入れの強い街ですし、私の中で東京=渋谷というイメージがあるので、何より渋谷とコラボレーションできてうれしかったです(笑)。

◆安斉さんの中では東京=渋谷ということですが、渋谷を表すランドマーク的なものと言えば?

109とかスクランブル交差点も含めて、渋谷の街並みですね。最初は人混みの多さにびっくりしましたし、スクランブル交差点を歩いている時に誰かとぶつかったりしまうこともあったんですけど、今では無意識のうちにうまくかわしながら歩いていて。でもそれは、ただ東京という街に馴染んでしまっただけでなく、そういう術を身につけながら、自分というものを見失うことなく、しっかり前進できるようになった成長の証でもあるんじゃないかなって思うんです。正直、最初のころは、自分が思い描いていた現実とあまりにも違いすぎて、何か困難にぶち当たるたびに逃げたくて、実家に帰りたくてしょうがなかったですもん(笑)。

◆実際、逃げたことはなかった?

なかったですね。でも、変な意味ではなく、いつ逃げてもいいやとは思っていました。でも、いつの間にかそんなことを思わなくなるぐらい自分が強くなっていたんです。

◆ではここで緩めなトークを。インタビューが公開される夜にちなんで、安斉さんの最近のナイトルーティーンを教えてください。

まず家に帰ってきたら、愛犬にご飯をあげたり一緒に遊んだりして、パジャマに着替えてからお酒を飲みます。

◆毎日飲まれるんですか?

少量でも毎日必ず飲んでますね。お酒を飲むことでオンオフのスイッチが切り替わるんです。まずアサヒビールを飲んで、二階堂をソーダ割にして飲むのにハマっています。そのあと化粧を落としたり、お風呂に入ったりして、また寝る前に飲むというのが私のナイトルーティーンですね。

◆女性にありがちなパックをしたりなどの美容の時間は?

ほぼないです(笑)。一応保湿はしますし、パックは週1ぐらいでしますけど、ありがたいことにもともと肌が強いので、特別なことは一切していないんです。

◆それでこの美肌なのは逆にうらやましいです。

本当はいろいろやったほうがいいとは思うんですけど、究極の面倒くさがりなので、そこに時間をかけるならお酒を飲んでいるほうがいいなって。

◆何よりストレスを溜めないことが一番であると。

逆にお酒が飲めなくなったら、ストレスで肌荒れとかしちゃいそう(笑)。

◆それぐらい安斉さんにとっては欠かせない活力源であるんですね。

はい。最近はお酒を飲みながら、しめサバとウニイカいかを食べるのにハマってます。一見、スイーツが好きそうに見られることもあるんですけど、甘いものは苦手で。塩っ辛いものが好きですね。

◆では、最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

今回から7作品連続リリースが始まりますが、毎回異なる安斉かれんを皆様にお見せしていく予定なので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。私自身も、このリリース期間を通して新たな目標が見えたらいいなと思います。まずは第1作目の「18の東京」をぜひ聞いていただけたらうれしいです!

PROFILE

安斉かれん
●あんざい・かれん…1999年8月15日生まれ。神奈川県出身。2019年にデジタルシングル「世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた」でデビュー。

リリース情報

7作品連続リリース第1作
配信シングル「18の東京」

現在配信中
https://kalenanzai.lnk.to/18notokyo

「18の東京」MV
https://youtu.be/zugukOPbYDs

 

photo/高橋定敬 text/星野彩乃

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2021年10月13日(水)23:59