大原櫻子インタビュー「“禁断の愛”と言いつつ、意外とありそうな気もします(笑)」 『つまり好きって言いたいんだけど、』

特集・インタビュー
2021年10月09日

大原櫻子『つまり好きって言いたいんだけど、』インタビュー

マネージャーと人気俳優による禁断のラブコメドラマ『つまり好きって言いたいんだけど、』(テレビ東京系 (水)深0・30)。主演の大原櫻子さんが、作品の見どころや“理想の王子様像”について語ってくれました。

 

◆最初に原作や脚本を読んだ時、どんなドラマだと感じましたか?

若い男女はもちろん、大人もキュンキュンするストーリーだと思いました。マネージャーと俳優さんの“禁断愛”と銘打っていますけど、意外とありそうですよね(笑)。立場的なことはともかく、一緒にいる時間が長くて相手を理解している者同士だろうし、そんな2人の恋愛ってステキだと思います。きっと私みたいな目でタレントさんとマネージャーさんのことを見ている人も多いと思うし、バレちゃうんじゃないかってハラハラドキドキしながら楽しんでいただきたいです。

◆演じる千歳はどんな女の子でしょうか?

原作の千歳は仕事をテキパキこなすキリッとした女性なのですが、ドラマではキャラクターがちょっと変わっていて。真っすぐで正直な、でもちょっと鈍くさいところもある女の子になっています。“カッコいい”よりは“かわいらしい”が多めで、応援したくなると思います。

◆大原さん自身、千歳に共感できる部分はありますか?

ちょっとおっちょこちょいなところと、気合が入り過ぎて空回りしちゃうところですね。あと、うそや冗談をすぐ信じちゃったりするところも(笑)。だから千歳を見ていると分かるなと思うところが結構ありますね。

大原櫻子『つまり好きって言いたいんだけど、』インタビュー

◆小学生のころ、同級生の男の子によくうそをつかれてからかわれていたため、今だにうそが大嫌いな千歳。大原さんは、もしだまされたり裏切られたりした時はどうしますか?

私はいい経験をしたなって思うようにしています。その悔しさを“今に見ていろよ!”ってバネに変えるようにして。人を信じるというのは永遠のテーマで、裏切りを怖がっていたら何もできなくなっちゃうので、結局は信じるしかない気がするんです。でもいざという時のためにあまり先のことを考えずに、期待し過ぎずに。あと大事なのは、自分を信じること。そうしないと人から信じてもらうことなんてできないと思うんです。

◆千歳には教師になるという夢がありながらも、ひょんなことからマネージャーになってしまうわけですが、マネージャーという職業にはどんなイメージがありますか?

常にアンテナを張っていないといけない仕事だと思います。自分が担当しているタレントを見て、何が必要なのか、求められているかを察しなければいけないわけで。私自身にとっては普段目にしている方々ですし、今までいろいろなお仕事で会ったマネージャーさんたちのことも思い浮かべたりしながら演じるようにしています。

◆マネージャーとして担当することになるのが、イケメン俳優の瀬那(櫻井海音)。彼のような男性についてはどう思いますか?

千歳の前だと強がって、カッコつけるんですよね。そういうツンツンした部分は、客観的に見てかわいいなと思います。ただ、うそをつくのはやめてほしいですね(笑)。

大原櫻子『つまり好きって言いたいんだけど、』インタビュー

◆瀬那の正体は小学校のころに千歳にうそをついていた男の子だったわけですが、2人の関係のいいなと思うところはありますか?

お互いに昔から知っているからこそ、気取らず飾らないでいられるのはいいですね。特に千歳からすると大嫌いな相手でもあるから、何をどう思われても構わないわけですし。一番マイナスなところから始まっているので、あとはプラスになるだけなのかなと思います。

◆大原さんが今まで触れてきたラブコメ作品の中で、“この人いいな”というキャラクターはいましたか?

私、いわゆるイケメンのキャラクターにはあまり惹かれなくて。完璧でカッコいい男の子よりも、面白い人がいいなって思うんです。ポジション的には、メインの男の子の親友とかライバルみたいな人。

◆そんな男の子とどんなことをしたらキュンとしますか?

これぞラブなシチュエーションよりもちょっとコミカルなやり取りをするなど、日常の延長線上のことがいいですね。今料理にハマッているので、一緒にご飯を作りたいです。キャッキャ言いながらギョーザを作って食べたいですね(笑)。

◆今回のドラマに関して、千歳と瀬那のラブ以外に見どころはありますか?

ここも原作とちょっと変わっているところなんですけど、コメディ要素が結構強めで濃いキャラクターがどんどん出てきます。特に芸能事務所の面々を演じていらっしゃるのはコミカルなお芝居が上手な方ばかりなので、かなり笑えるシーンになっていると思います。

◆最後に、大原さんが今“好きって言いたい”ものを教えてください。

スイーツですね。今、一番食べたいのがチーズケーキ。大好きなんですけど、お仕事のことを考えてセーブしていて。本当に「今日疲れた!」って体の芯から欲した時だけ食べるようにしています。そうやって我慢しながら食べると、めちゃくちゃおいしいんですよ!(笑)

PROFILE

大原櫻子『つまり好きって言いたいんだけど、』インタビュー

大原櫻子
●おおはら・さくらこ…1996年1月10日生まれ。東京都出身。A型。LIVE Blu-ray&DVD「大原櫻子 CONCERT TOUR 2021“Which?”」が9月29日(水)リリース。

番組情報

ドラマParavi『つまり好きって言いたいんだけど、』

テレビ東京系 毎週水曜 深0・30~1・00
●動画配信サービス「Paravi」でも毎話先行配信中

(STAFF&CAST)
原作:円城寺マキ
脚本:梅田みか
監督:棚澤孝義、古林淳太郎
チーフプロデューサー:山鹿達也
プロデューサー:川村庄子、宮武由衣、大高さえ子
出演:大原櫻子、櫻井海音、森田望智、松井愛莉、東啓介・宮尾俊太郎・石川瑠華、佐藤江梨子、西村まさ彦、黒木瞳 ほか

(STORY)
非常勤講師として働いていた小学校を解雇され、途方に暮れる冴島千歳(大原櫻子)。だが、ひょんなことから芸能事務所の新人マネージャーとして働くことになり、人気若手俳優・藤代瀬那(櫻井海音)の担当を任される。千歳は小学生のころ、同級生の男の子のうそに何度も振り回されて以来、うそが大嫌い。しかし、瀬那こそその男の子だった…!

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/tsumarisuki

公式Twitter:@tx_tsumarisuki

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photo/中村功 text/小山智久