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渡部豪太インタビュー「地元の方の笑顔が詰まっている番組」『ふるカフェ系 ハルさんの休日』

渡部豪太インタビュー「地元の方の笑顔が詰まっている番組」『ふるカフェ系 ハルさんの休日』

現在、Eテレで放送中の『ふるカフェ系 ハルさんの休日』に主人公・ハル役で出演している渡部豪太さん。本作は、主人公・ハルが全国の古民家を再生したカフェを訪れて、地元の方と触れ合うドラマ仕立てで町と“ふるカフェ”の魅力を紹介していく。地元の方と一緒に撮影しているという、現場の雰囲気や番組の魅力についてお伺いしました。


その地域の建物の歴史や地元の方の笑顔が詰まっている番組だと思います。

渡部豪太インタビュー

◆現在、Eテレで放送中の『ふるカフェ系 ハルさんの休日』にご出演されています。実際に地元の方々と共演されていると思いますが、撮影現場はどういった雰囲気ですか。

スタッフは、昨年のシーズン1から撮っている方たちなので知っている顔ですが、一緒に出演してくださる地元の方々は普段お芝居をされないので、すごく緊張されています。でも、実は僕も初めて行く現場で初めてお会いする方々ばかりなので緊張しているんですよ。でも不思議なもので同じ空間で、番組を作るという同じ目的を持って、同じ時間を過ごしていると1、2時間で打ち解け合えるんです。カフェにずっと一緒にいるので、一日の終わりには“仲間”な感じになります。僕としては、地元の方々が主役だと思っているので、どれだけ皆さんに心地よく居ていただけるのか、というのはすごく意識していますね。

◆視聴者の立場からだと、登場するのは実在するカフェなので、お店や人の雰囲気に親しみを持って見ることができますよね。

そうなんです。ドラマとしてはちょっとハーフドキュメントなところもあるので、不思議な感じですよね。素人の方々とお芝居をしている、不思議な30分番組の中には、いろんな宝物というか、宝石が隠されているので。宝石っていうのは、その場所に昔からある建物や、そこにいる地元の方の言葉や笑顔が詰まっていると思います。新しいものは新しく手に入るけど、古いものって新しく手に入らないんですよ。ずっと昔から持っている大切なものだから。でも、古いものって時代に合わないとみんな切り捨てちゃいますよね。それを持っているということや知っているということが大事だと思うんです。

渡部豪太インタビュー

◆古いものがだめということではなくて、古いものでも優れていて良いものはありますからね。

昔のものは、デザイン性が高いんです。なぜかというと、生活に息づいているからなんですよね。例えば、ある長さの1つの棒があるとします。その長さであれば事足りるからその長さになっている。実際に使ってみると「なるほど」って理解できるんです。それが各地域ごとにあるんですよね。各地域にあれば、地域を飛び越えて日本という国で共通した建具だったり、瓦の1枚1枚の吹き方だったり。僕もまだまだ知らないこともたくさんありますが、そういったいろんな日本の文化を知れる番組だと思います。

◆深いです。

でもその古い建物や地域の歴史、ひいては日本の歴史。それから衣食住で、住む知恵やあらがえない震災のことだったり、これからの日本だったり。その建物からドラマが生まれていくんです。そういう建物ってずっと受け継がれている場所もあるんですけど、使われなくなったところをリフォームしてカフェとしてオープンすることが多くて。それだけじゃカフェは続かないと思うんですけど、そこに地元の人の支えがあるから、根を下ろしてから根が伸びて、枝が生まれていくんだと思います。だから、地元の方の思いとか新しい人と地元の人を紡ぎ合う要素も詰まっている番組だと思います。

◆その歴史や地元の方の思いまでは、自分たちがそのカフェを訪れただけでは知ることができないので、番組で知れるというのはすごくいいですね。

ね、“Eテレ”だけにね!(笑)。でもそれは、主人公のハルという人間の役得なんじゃないかな。ハルはおそらく孤独を愛する人で、だから毎週末にどこかのカフェに行ってはコーヒーを飲んでブログを書いているわけですけど、そんな中でいろんな方々が彼に声をかけてくれるんです。「コーヒーおいしい?」とか、「兄ちゃんこれ食べた?これ知ってるかい?」って。なので、彼の話しかけられやすい雰囲気を大切にして、地元の方になじみやすい彼を大事に演じていきたいなと思います。

渡部豪太インタビュー

◆渡部さんとハルの共通点はありますか?

演劇って普段の自分が出ちゃうので。僕が持っているものが彼に投影されるし、彼を通じて地元の人から得たものは僕の中に蓄積されていくし…。古いものを大事にすることや敬う気持ちや、彼がきっと好きなものと僕が好きなものは共通していると思います。

◆ちなみに渡部さんは、休日どのように過ごされていますか?

銭湯行ったり、スケボーしたり。わりと外に出ることが多いですかね。

◆古民家カフェに行ったりとか?

実は喫茶店が好きなんです。街の定食屋でご飯を食べて、コーヒーを喫茶店で飲むのが渡部豪太スタイルです。でも、カフェでコーヒー飲みながら本読んだりもします。僕の中で昔から「一日一個、新しいことをする」っていうのが生活する上での決めていることで。何でもいいんです、通ったことのない道を通るとか、食べたことのないものを食べるとか、会ったことのない人に会ってみるとか…。それだけでも昨日の自分よりは、はるかに今の自分のほうが知識なども豊かになってるじゃないですか。でも、どれだけ豊かになったかではなくて、その豊かになっていく過程が楽しいので、なるべく多くのものを見たいし、多くの人に触れたいし、多くの場所に行きたいんです。だから、街の定食屋でご飯食べて、喫茶店に行けば、2か所新しい場所に訪れることができる。さらにカフェも行けば3か所行けるんです。

◆外に出るだけでも、たくさんの出会いもありますよね。

そうなんです。もちろん、家にいる時間も大切ですし、家でダラダラするのも大好きです。でも、天気がいいし出かけようかなという気持ちになれば、出かけることにしています。

◆では、最後にドラマの見どころを教えてください。

家でくつろぎながら温かいお茶やお酒を飲みながらでもいいですし、何となく見てほしいです。こういうお店があって、その地域ではこういう歴史があって…って見ていただくだけでも、実際にその場所に訪れたときに「あ、この場所見たことがある」というふうに感じていただけると思います。僕が訪れたカフェはどこもコーヒーもスイーツもおいしいですので、ぜひ機会があったら行ってみてください。

 

■PROFILE

渡部豪太インタビュー●わたべ・ごうた…1986年3月8日生まれ。茨城県出身。AB型。幼少から芸能活動を開始し、現在もドラマや映画、舞台で活躍している。2018年NHK大河ドラマ『西郷どん』では西郷吉二郎役で出演決定。また、2017年8月15日(火)午後8時放送のBSジャパン火曜ドラマ『山本周五郎時代劇 武士の魂』の第10話『砦山の十七日』に出演。

公式サイト:http://www.spacecraft.co.jp/watabe_gota/

 

■番組情報

Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』
毎週(水)後11・00~11・30
再放送:毎週(日)後6・30~7・00

一歩足を踏み入れば懐かしい空間が広がる、それが古民家カフェ。俳優、渡部豪太さんふんする主人公ハルが、全国の古い建築を再生した“ふるカフェ”を訪ねるドラマ。

 
●photo/関根和弘 text/宮西由加

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