大竹しのぶ主演の舞台「フェードル」が再演決定!新キャストに林遣都

エンタメ総合
2020年08月28日

フェードル

大竹しのぶが2021年1月より上演される舞台「フェードル」で主演を務めることがわかった。

本作で描かれるのは、立派な王テゼを夫に持つ人妻フェードルが抱く、義理の息子イッポリットへの禁断の思い。フランスの劇作家ジャン・ラシーヌがギリシャ悲劇「ヒッポリュトス」から着想を得て創り上げ、1677年1月1日にブルゴーニュ座で初演。その後、1680年にはコメディ・フランセーズ(国立劇場) のこけら落としでも上演された。

日本では2017年に大竹しのぶ主演、栗山民也演出で上演。大竹の圧巻の演技が評価され、第52回紀伊國屋演劇賞で個人賞を受賞した。

そんな同作が、キャストも新たに再演決定。主人公・フェードル役に大竹が再び挑み、義理の息子・イッポリット役には林遣都が抜擢された。共演は、瀬戸さおり、谷田歩、酒向芳、西岡未央、岡崎さつき、キムラ緑子ほか。

演出・栗山民也 コメント

「フェードル」の再演が決まった。とても、うれしい。この日本では、ライブである演劇作品がなんとも消費物のように扱われ、制限されたとても短い時間にさっと創られ、さっと劇は燃え、気付くとさっと姿を消している。だからこそ、たとえ何年後であっても、もう一度その世界と向き合うことのできることは、とても貴重でとても幸せなことなのだ。あのラシーヌの「言葉」と「物語」が、今の時代にどんな姿で現れ、どんなカタチでまた熱くぶつかり合うことができるのか。この空白にも似た混沌とした時代に、どんな演劇的な光景が映し出されてくるのか、大事に見つめていきたい。

主演・大竹しのぶ コメント

300年以上も前に書かれたこの戯曲の世界にまたゆけることが、本当に嬉しいです。愛と哀しみの中で、激しく生きるフェードルを演じることは、役者としての原点に戻るような気がします。一回一回、全身全霊で演じ切りたい。そう、お客様の前で。
客席と舞台に立つ人間のエネルギーが交じり合う劇場に早く戻ってほしいと、切に願っています。

林遣都 コメント

古代ギリシャの物語を栗山民也さんの演出、大竹しのぶさんと共演という、今の自分にとってはスケールの大きすぎるお話だと感じています。お二人とも初めてご一緒させていただきますが、きっと思ってもみなかった経験が出来る、間違いなく自分にとってステップアップになる舞台だと確信しています。
今とは見違えるほどの姿をお見せできるよう、毎日必死に大切に取り組みたいと思います。

公演概要

「フェードル」
2021年1月8日(金)~1月26日(火)
東京公演:Bunkamuraシアターコクーン
ほか地方公演あり

作:ジャン・ラシーヌ
演出:栗山民也
出演:大竹しのぶ、林遣都、瀬戸さおり、谷田歩、酒向芳、西岡未央、岡崎さつき、キムラ緑子
主催・製作:テレビ朝日、産経新聞社、サンライズプロモーション東京

WEB

公式ホームページ:https://www.phedre.jp/

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