山崎育三郎と松本穂香が『リエゾン』実写化で共演 発達障害を抱える児童精神科医&研修医コンビに

ドラマ
2022年11月23日
『リエゾン-こどものこころ診療所-』©テレビ朝日

2023年1月期の金曜ナイトドラマが、山崎育三郎主演、松本穂香が共演する『リエゾン-こどものこころ診療所-』(テレビ朝日系 午後11時15分〜深夜0時15分 ※一部地域を除く)に決定。両名をはじめ、原作・漫画のヨンチャン、原作の竹村優作らからコメントが到着した。

一刻を争う緊迫感、卓越した技術で挑む手術、命を救う感動と、いつの時代も不動の人気を誇る医療ドラマに、メスを持たない医師という、これまでとは全く異なる新たな物語が誕生する。それが、2023年1月期の金曜ナイトドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』だ。

原作は、累計100万部を突破し、「モーニング」(講談社)で現在も連載中の同名漫画。「第4回THE GATE」大賞を受賞したヨンチャンが原作・漫画、「第1回漫画脚本大賞」奨励賞を受賞した竹村優作が原作という、賞レース受賞者の黄金コンビが手掛ける人気作だ。

本作では、郊外の児童精神科クリニックを舞台に、自らも発達障害を抱える院長と研修医の凸凹コンビが、発達障害をはじめ、さまざまな生きづらさを抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく姿を描く。

主演を務めるのは、ミュージカル界のプリンスと称される一方で、数々のドラマや映画でスマートな役からミステリアスな役まで変幻自在に演じ活躍する、山崎育三郎。ヒロインには、テレビ朝日のドラマ初出演となる松本穂香が決定した。

そして、脚本を担当するのは、12月に公開を控える映画「Dr.コトー診療所」をはじめ、映画「涙そうそう」「ハナミズキ」などの感動作を世に放ってきた脚本家・吉田紀子。ヒューマンドラマの名手が、児童精神科の医療現場を繊細かつリアルに紡ぐ。

本作で山崎が演じるのは、郊外にある児童精神科「さやま・こどもクリニック」の院長を務める佐山卓。総合病院を実家に持ちながら、叔母が営んでいた小さなクリニックを引き継いでいる。そのことで一族からは変わり者扱いされるが、そこにはある信念が。それは、自らも発達障害(ASD)を抱え、誰よりもその苦悩を理解する佐山は、患者の子どもとその家族とじっくり向き合う時間を大事にしているということだ。

ミュージカルではその美声とスマートな佇まいで観客を魅了する一方、『昭和元禄落語心中』では天才落語家役が話題となり、連続テレビ小説『エール』では “プリンス”こと佐藤久志役を熱演、甲子園で「栄冠は君に輝く」を独唱したシーンではその見事な歌声が胸を打つシーンに大反響を呼ぶなど、多くの作品でその存在感を放ってきた山崎。

特に、華や色気を感じさせる役は右に出るものがいないと言っても過言ではないが、本作ではそれら一切を封印。優しく、それでいて確固たる信念を持った児童精神科医として、これまでのイメージにない新たな一面を披露することになる。

佐山を演じるにあたり山崎は、「自分自身が子育てで感じていることや想いが重なる部分が多く涙があふれました。今の自分だから挑める大切な役との出会いとなりました」と意欲をにじませた。

そんな山崎演じる佐山とともに、発達障害の子どもに向き合っていくことになる研修医・遠野志保役を演じる松本は、近年著しい活躍を見せ、映画にドラマに引っ張りだこ。唯一無二の空気をまとう女優として活躍する松本が本作で挑むのは、遅刻に忘れ物、ミス連発のドジな研修医だ。

小児科で研修をしていた時にある重大な失敗を犯してしまい、さらに自分が発達障害(ADHD)だと知り、一度は医者になる夢を諦めかけるが、佐山との出会いが志保の背中を押すことに。そして苦悩を抱えながらも、その明るくひたむきな性格で、佐山とともに心の生きづらさを抱える子どもや家族に真っ向から向き合っていく。

松本は「見終わった時には温かい気持ちになるような、1人ひとり違っていいんだなということをみんなが認めて前に進んでいけるような、そういう強さのある作品になればいいなと思っています」と決意を語った。両名と原作・漫画のヨンチャン、原作の竹村らのコメント全文は次ページに掲載。

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