日本テレビで2025年1月期に放送された日曜ドラマ『ホットスポット』と、2024年11月に放送されたバラエティー『ANTS～ぜんぶ運べば一獲千金～』が、アジアの有力メディア業界誌「ContentAsia」が主催する「ContentAsia Awards 2025」で最優秀の金賞と銅賞を受賞した。
「ContentAsia Awards」は、2020年に始まった賞で、コンテンツビジネスの関係者が、アジアで製作された注目コンテンツを厳正に審査の上、決定している。
『ホットスポット』
「アジアで製作された連続ドラマ監督」部門 日本テレビ・水野格監督 金賞
「アジアで1か国市場向けに製作された連続ドラマ」部門 銅賞
『ANTS～ぜんぶ運べば一獲千金～』
「アジアで製作されたオリジナルゲームショー」部門 金賞
9月4日に台湾・台北市で行われた受賞式では、日本テレビ・水野格監督（『ホットスポット』）、吉川真一朗プロデューサー（『ANTS～ぜんぶ運べば一獲千金～』）がトロフィーを受け取った。
『ホットスポット』は、バカリズムが脚本を務め、富士山麓のとある町のビジネスホテルに勤めるシングルマザーの主人公・遠藤清美（市川実日子）と見た目はおじさんの宇宙人・高橋（東京03・角田晃広）の交流を描いた地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー。
『ホットスポット』の制作陣が手掛けた作品は、過去にも「ContentAsia Awards」で2023年にドラマ『ブラッシュアップライフ』で3部門受賞（うち1部門は金賞）、2024年にもドラマ『侵入者たちの晩餐』で1部門金賞を受賞しており、今回で3年連続の受賞となる。
水野格監督 コメント
このたびは栄誉ある賞を頂きましてありがとうございます。実は『ホットスポット』は日本だけでなく、世界配信されておりまして、特にアジアでたくさんの方に見ていただきました。ここ台湾でもたくさんの方に「見たよ」とお声がけいただき、しかもすてきな賞も頂き、こんなにうれしいことはありません。キャスト・スタッフを代表して御礼申し上げます。個人的には監督賞も頂き、視聴者の皆さんはもちろん、この賞を獲らせてくれた仲間と、いつも支えてくれる妻と娘に感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました！これからも世界中の方々に楽しんでいただけるものを作っていけるよう精進します！
『ANTS～ぜんぶ運べば一獲千金～』は、アリに扮した15人の挑戦者が皆で協力し、巨大なお菓子を家のキッチンセットから庭の巣まで運んで賞金獲得を目指すスタジオゲームショー番組。バラエティーフォーマットとして、イギリスの大手配給会社フリーマントル社と共に全世界へ共同セールスを行っている。
吉川真一朗プロデューサー コメント
通常のゲーム番組は対決構造が多いのですが、この『Ants』は皆で協力して頑張るというチームワークが求められる点が大きな特徴です。そうした部分を評価していただけたのではないかと思っております。また、日本テレビとしては、去年の『バレたら終わりの極秘ミッションバラエティー KOSO KOSO』に続き、再びバラエティー部門で受賞できたことを大変ありがたく感じております。今後もこの場に呼んでいただけるよう、日本ならではの面白いバラエティーを作り続けてまいります。
日本テレビのバラエティー番組は、2024年の「ContentAsia Awards」でも、BBCスタジオおよびEmpire of Arkadiaの3社で共同制作した『バレたら終わりの極秘ミッションバラエティー KOSO KOSO』で金賞を受賞している。
日本テレビは『ANTS』をはじめとした海外向けのフォーマット開発に一層力を入れるべく、今年6月、海外市場を目指したバラエティーフォーマットなどの企画開発に特化したスタジオとして“GYOKURO STUDIO”を開設。今後10年間で100作品を開発して世界に展開することを掲げ、社内外のトップクリエイターや制作会社との“共創”を積極的に行っていく。さらに今年7月には、北米市場に向けたバラエティーフォーマットのセールス強化のための拠点として、Nippon TV LA ビジネスオフィスをアメリカ・ロサンゼルスに開設している。
※吉川真一朗の吉はつちよしが正式表記