主演・大泉洋×脚本・野木亜紀子による新ドラマ『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系 10月21日(火)スタート 毎週火曜 午後9時~9時54分 ※初回は拡大SP)の制作発表記者会見が行われ、大泉、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、高畑淳子、宇野祥平、北村匠海、岡田将生が登壇した。
それぞれのメンバーカラーをワンポイントに入れたドレスアップでキャストが登場した会見では、タレコミを基にした気になるキーワードや写真を基にトークを展開。「天使すぎる宮﨑」では、大泉が「私とディーンさんと宇野さんで車の後部座席に座っているシーンがあったんですけど、おじさん3人は疲れ果てて無言でじっとしていたんです。そしたら宮﨑さんがメイクさんのふりをして入ってきてくれて…」と、ロケ中のエピソードを披露。すると宮﨑が「皆さんがまるで静止画みたいだったんです(笑)」と、そのときの様子を振り返りつつ、「ちょっとでも楽しんでもらおうと思ってメイクさんからパフを借りて、お直しをしました」と語った。
また大泉は「1話に『ぶんちゃーん!』って大声で呼ばれるシーンがあるんですけど、あまりのかわいさに思わず笑顔になってしまったんです。監督に『笑わないで』って言われたんですけど、あれは笑っちゃうって!まさに天使でした」と、本編でも見られるまるで天使な宮﨑のエピソードを披露した。
野木作品への出演が3度目となる岡田は、本作で謎に包まれたキャラクターを演じる。大泉と2人のシーンが多いが、岡田から大泉に「2人のシーンで緊迫したお芝居をしなきゃなのに、僕の1ショットの時にカメラに映ってない大泉さんが、福山雅治さんのモノマネでセリフを言ったりしてくるんです!それでつい笑っちゃってNGになるんですよ!」とクレームが。大泉が「岡田くんは関東でも指折りのツッコミの名手だから、ついいじりたくなるんです」と反撃すると、岡田は「ツッコミの名手じゃない!もうやだ!」と立ち上がって反論し、漫才のような掛け合いに。岡田は「最近はもはや、大泉さんは真面目な顔をしていても“笑わせているのかな?”って思っちゃうんです(笑)」と苦笑した。
さらには、「大泉 VS ディーン(ヨーイズミ・オー)」による事務所の先輩後輩の戦いが繰り広げられているというタレコミについて、大泉は「いやもう、意味が分からないんですよ!」と激怒。大泉は「最初のあいさつのときにディーンが『3代目大泉洋を目指しているディーン・フジオカです』って言うんですよ。で、どういうことだ?と思っていたら、また別の時にディーンがやってきて、『ところで大泉さん、2代目は誰ですか?』って聞いてきて。いや俺が聞きたいよ!意味分かんないこと言っちゃダメだよ!」と天然すぎる“おディーンエピソード”を告発。
対するディーンは「僕はいつも大泉さんのことを考えちゃうんです」と語り、「大泉洋、大泉洋、ヨーイズミ・オー!とか、数字の“01234”を見ると“大泉洋だな!”って思っちゃうんです」と、大泉の魅力にハマッていることを告白。大泉は「実際、小学生の時に“ヨーイズミ・オー”と呼んできた同級生もいたけれど、大人になってまで!」とツッコんだ。
また『水曜どうでしょう』からの大泉ファンを公言している北村は「大泉さんは文太との本人と役の垣根がないくらい、ずっと面白い方。だから現場でのその姿に非常に安心感があります」と明かし、「また、ふとした瞬間に隣でいろいろな話を聞かせてくださるのが面白いし楽しいんです。本当にこの作品で出会えてよかった」と初共演の喜びを激白。しかし、憧れの人との共演作で「北村、監督に忘れられる!?」というまさかの事態が巻き起こっていたようで「エキストラの方々に紛れるシーンで、監督の目の前にいるのに『北村はどこだ!?』ってなった(笑)」と苦笑する北村。すると「まだ『あんぱん』気分が抜けてないから、監督から見えなかったんじゃない?」と大泉のツッコミがさく裂し、会場は爆笑に包まれた。
さらに「高畑ワイン事件」という意味深なキーワードが発表されると、高畑は「ワインを飲もうと思って冷蔵庫からフルボトル取り出したら、落として足の指を骨折したんです」と、箱根ロケの前日に起こった悲劇を告白。しかし「でも箱根の温泉には入りたかったから、足を上げて入りました(笑)」と振り返った高畑に「それでも撮影では骨折をものともせず、すごかったですね」と、キャスト一同は感嘆した。
また、岡田、ディーン、宇野は野木が脚本を手掛けた映画「ラストマイル」(2024年)に出演したものの共演シーンがなく、共に芝居をするのは本作が初。宇野は「岡田さんとは19年くらい前に映画のオーディションでお会いしたんですが、僕は落ちました(笑)。ディーンさんとは、13、14年くらい前にディーンさんが監督された映画があって、それに出させてもらいました。その時は、すごく寡黙で、今回の桜介と全然違う姿でした(笑)」と、過去の意外な接点を暴露しつつ、「そんなお二人と今回ご一緒できてうれしいです」と顔をほころばせた。
大泉らが演じる“ちょっとだけエスパー”たちのミッションは世界を救うこと。これにちなんで、事前に視聴者からお悩みを募集。キャスト陣がそのお悩みを解決する企画「MISSION -お悩みを解決して、世界を救え!」も行われた。
「寝ても寝ても眠いのですがどうしたらいいですか?」というお悩みには、ディーンが「これは共感しますね」とつぶやく中、宮﨑は「私も若い頃はそうでした。撮影に向かっている電車でも座ると寝ちゃうので、ガラガラの車内で立っているとか…本当にそんな感じでした。眠いときは眠るしかないので、寝てください!でも、枕を替えるとかマットレスを新調するとか、日光に当たるとか、睡眠の質を上げてくださいね」とアドバイスした。
続く「洗い物が苦手。ためずにするにはどうしたらいいでしょうか?」というお悩みには、北村が「料理と洗い物を別々に考えるのはやめたほうがいいです。料理しながら洗い物をしたり、同時にやるとキッチンがずっときれい。僕は“常にゼロを目指す”ということを心がけています」と、具体的な解決策を提案。すると高畑も「洗い物をするときれいになるじゃない? “洗う喜び”を知ってほしい」とコメント。これにはキャスト陣も「さすが! いい言葉だ」と感嘆した。
そして「飲食店の臨時休業や貸し切りの日によく当たってしまうのですが、どうしたらいいでしょうか?」というお悩みには「私こそ教えてほしいです!すごい確率で臨時休業にあたるんです。札幌に好きなうどん屋さんがあって、友達を連れて食べに行ったら、まさに!目の前で!店がユンボで壊されていたこともある!」と声を大にして語った大泉に会場は大爆笑。しかし「これだけツイてないことがあれば次はいいことが起こると思って、ニヤリとするようにしています」という前向きな言葉で締めくくり、世界を救うミッションは無事クリアとなった。
また、10月5日に芸能生活30周年を迎えた大泉に宮﨑から花束が贈られるひと幕も。大泉は「現場でもお祝いしてもらったんですけど、もういいんです。なんならイジッてるでしょ!(笑)30年なんてまだまだついこの間のような感じです。でも当時から見ると想像もできない未来が待っていました。だから皆さんも腐らず頑張ってください!」と30年の芸能生活を振り返るとともに、日々仕事や勉強に奮闘している人々へメッセージを送った。
さらに「特に注目してほしいシーン」を質問されると、「1話でいうと、宮﨑あおいのかわいさ!『マジでヤバイぞ』ってみんなに言っています」(大泉)、「大泉さんの変顔の中にたまにあるちょっとカッコいい瞬間」(宮﨑)、「大泉さんの変顔。変幻自在で面白い兆(岡田)の眉間のシワも捨てがたいし、半蔵(宇野)の真顔もヤバイ(笑)」(ディーン)、「全部です!大泉さんの物まねが採用されているところがあるかもしれないので、楽しみにしていてほしいです」(宇野)、「要所要所にアクションがあるんですが、“大泉さんってこんなに動けるんだ!”というところ。さすが“令和のアクション俳優”です(笑)」(北村)、「1話に出てくる四季ちゃん(宮﨑)のセリフ。ちょっとしたロジックがあるんですけど…泣けます!」(高畑)、「ディーンさんが演じておられる桜介のリアクションがかわいらしくてハッとさせられます」(岡田)と明かした。
最後に、大泉が「我々は既に1、2話を見たんですが、とんでもない面白さでございます。皆さんの火曜よる9時が楽しくなる!疲れている皆さんの癒やしになること請け合いでございます!」とアピールし、大盛況の会見は幕を閉じた。
第1話(10月21日(火)放送)あらすじ
会社をクビになり、金も家族も全てを失ったどん底サラリーマン・文太(大泉洋)。ネットカフェを泊まり歩き、人生に絶望したある日、「ノナマーレ」という会社から面接の案内が届く。
最終面接で社長の兆(岡田将生)が文太に与えた課題は、1粒のカプセルを飲むこと。うろたえる文太だが、ええい!と、そのカプセルを飲み込むと、まさかの合格。兆から「あなたは今日からエスパーです」と告げられる。何のエスパーかは分からない。しかも文太の仕事は世界を救うことだという。
エスパーって何? 世界を、救う…!? ―混乱したまま社宅に向かうと、見知らぬ女性・四季(宮﨑あおい)が出迎える。兆が言うには、文太は四季と“仮初の夫婦”として生活しなければならないらしい。しかも、四季は記憶喪失なのか、なぜか文太を“本当の夫”だと思い込んでいるようで…。
翌朝、目覚めた文太の元にミッションが記されたカードが届く。しかし、どれもこれもどうでもいい内容ばかり…。“本当にこれが世界を救うことになるのか?”と首をかしげながらも、サラリーマン気質の文太は、その不思議な任務に全力で奔走することに…。
番組情報
『ちょっとだけエスパー』
テレビ朝日系
2025年10月21日(火)スタート
毎週火曜 午後9時~9時54分
※初回は拡大スペシャル 午後9時~10時
出演:大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、北村匠海、高畑淳子、宇野祥平、岡田将生
<スタッフ>
脚本:野木亜紀子
音楽:髙見優、信澤宣明
エグゼクティブプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、山形亮介(テレビ朝日)、和田昂士(角川大映スタジオ)
監督:村尾嘉昭(TBSスパークル)、山内大典(共同テレビ)
制作協力:角川大映スタジオ
制作著作:テレビ朝日
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