
波瑠と麻生久美子が、4月期の新水曜ドラマ『月夜行路-答えは名作の中に-』(日本テレビ系 毎週水曜 午後10時)でW主演を務めることが決定した。
本作は、人気ミステリー作家・秋吉理香子の同名小説をドラマ化。文学を愛するバーのママと家庭に居場所がない主婦という異色な凸凹バディが、教科書でおなじみの文学の知識で事件を解決する文学ロードミステリー。
仕事漬けの夫と反抗期の子供にないがしろにされる主婦・沢辻涼子。45歳の誕生日、彼女が偶然出会ったのは、文学オタクの銀座のバーのママ・野宮ルナ。ルナは鋭い洞察力で、涼子とのわずかな会話と、服装や持ち物から家族構成や夫の職業、20年前の“ある後悔”まで見抜いてみせる。
そして、なかば強引に大阪へ連れ出すが、そこで待ち受けていたのはまさかの殺人事件。ルナは、文学の知識をフルに生かして事件の真相と入り組んだ人間ドラマをひもといていく。
波瑠が演じるのは、銀座のミックスバー「マーキームーン」のママであり、自身もトランスジェンダー女性・野宮ルナ。自称・小説家志望の文学オタクで、古今東西の名作文学にまつわる膨大な量の知識が頭に入っている。読書で磨いた分析力と推理力で、旅先で遭遇する事件に潜む違和感を拾い上げて、登場人物たちの本心を暴き出し、まるで推理小説のあらすじを組み立てるように事件の真相を見つけ出す。
麻生が演じるのは、読書が苦手な専業主婦・沢辻涼子。かつて人生をかけて取り組んだ夢に挫折し、人生で最後と信じた恋にも破れて20年以上…今は反抗期の長男長女にないがしろにされながら家事に追われるだけの満たされない毎日を送っている。45歳の誕生日、夫に浮気された事をキッカケに家を飛び出し、ルナと運命の出会いを果たす。
波瑠と麻生は、2012年公開の映画で初共演。その後、同じ作品への出演はあるものの共演シーンはなく、本作で14年ぶりの共演、テレビでは初共演となる。
第一報ビジュアル撮影では、波瑠はバーでのルナをイメージした和装、麻生は涼子の私服となるイエローのカーディガン姿で登場。2人は笑顔で久しぶりの再会を果たした。タイトルを象徴する月をバックにした幻想的な美しさを見せるビジュアル撮影後、番組インタビューや取材では久々とは思えないほどの息がぴったりの掛け合いを見せ、終始笑顔の絶えない現場となった。
波瑠、麻生久美子 コメント
◆原作、脚本を読んでの感想は?
波瑠:全く違う生活を送っている全くタイプの違う2人が、ふとしたきっかけで出会い、そこから大冒険のような旅に出かけていく……。
最初のきっかけは涼子さんの初恋を追いかけるためですが、そこからさまざまな事件が起きたり、いろいろな真実と出会ったりする2人の姿が青春のようにも感じられて、読みながらとてもワクワクしました。事件が起こるたびに先が気になって、ルナさんの事件の解決の仕方も新しい切り口で、その物語にすごく引き込まれました。
麻生:とても面白くて、一気に最後まで読んでしまいました。特にラストが本当に素晴らしくて、かなり驚きました。まったく想像していなかった展開だったので、「これは視聴者の皆さんもきっと驚かれるだろうな」と思いながら読み進めていました。
名作文学が数多く登場し、それと事件が重なり合いながら、文学の知識を使って謎を解いていくという構成もとても新鮮でした。「こんな切り口があったんだ」と感じるほど、新しいミステリーだと思います。
◆バーのママであり、文学オタクのルナ。夫の浮気や子供との関係性に悩む専業主婦の涼子。それぞれ演じる役のキャラクターにどのような印象を持ちましたか?
波瑠:ルナは本当にいろいろな面を持った人です。バーのママというのは、イメージするにとても華やかだと思うのですが、古き良き文学がすごく好きで、聖地巡礼をするような一面も持っています。人生の背景も含めていろんな経験をして、いろんな自分と向き合ってきた人なんだろうなと思います。そして、私も「バーのママ役をやらせてもらえるようになったんだ!」って思いました(笑)。
麻生:涼子は、いわゆる“普通の主婦”として物語に登場しますが、家庭の中で強い孤独を感じている女性だと思います。きっとそうではなかった時期もあったはずですし、周囲から見れば違って見える部分もあるかもしれません。でも本人は、自分の世界がとても狭くなってしまったと感じている。実際に、子供たちから「世界が狭い」「視野が狭い」と言われてしまう場面もあって、それがまた涼子の心に影を落としている部分でもあります。
私は個人的に“主婦”という存在をとても尊敬しています。家庭を支え続けることは、本当に大きな力が必要だと思うからです。ただ涼子の場合、「母親であること」だけが自分の役割になってしまい、自分自身を見失いかけている部分があるのかな、と感じました。
ルナと出会い、旅をしていく中で、少しずつ本来の自分を取り戻していく。その過程がとても丁寧に描かれている物語だと思います。
◆波瑠さんは、トランスジェンダー女性のルナを演じることについて、どのように考えていますか?
波瑠:今のルナがいる背景は、とても大切にしたいと考えています。
もちろん私は当事者ではないため、監修として関わってくださっている当事者の方々の意見を大切にしながら取り組んでいくつもりですが、その上で私自身の考えでいうと、ルナは「“今の自分”がある女性」だと思っています。
今の自分の前には、必ず過去の自分がいる。それは誰にでもあることだと思いますが、トランスジェンダーであるルナの場合は、それゆえに、多くの悩みやエネルギーを使った時間があったはず。そうした背景を大切にしながら、役作りをしていきたいと思っています。
また、ルナは文学が好きで、バーのママでもあるなど、ひとつの側面だけではない、いろいろな個性を持った女性として見てもらえたらうれしいです。
◆お2人は14年ぶりの共演とうかがっておりますが、久しぶりに顔を合わせていかがでしょうか? また、お互いに、どのようなイメージを持っていらっしゃいますか?
波瑠:ずっと変わらないのが、大先輩に失礼なんですけれど「かわいらしい方だなあ」と。本当にかわいい先輩なんです。 あとやっぱり面白い! 楽しい、かわいい、面白い先輩です!
麻生:波瑠さんは、昔からとてもしっかりされていました。14年前に初めて共演した時も、自分の考えをきちんと持っていて、それを言葉にして伝えてくれる方だな、という印象が強く残っています。今もその芯の部分は変わらず、本当に素敵な年齢の重ね方をされているなと感じます。一緒にお芝居をしていても、とても心強い存在です。
波瑠:当時は本当に子供だったので……恥ずかしい記憶ばかりで……(笑)。
◆今作は、異色な2人が大阪に元カレ探しの旅に出る物語です。もしお2人で旅に出るなら、どこへ行く、どんな旅にしたいですか?
波瑠:愛犬と一緒にドライブとか!
麻生:ワンちゃんと一緒に行ける場所がいいですね。ドッグランがあったり、一緒に泊まれるホテルがあるような場所で、のんびり過ごせたら楽しそうだなと思います。
波瑠:ワンちゃんと一緒にカヤックに乗りたいです! 自分も犬も元気なうちにやっておきたいですね。いつ老いがやってくるかわからないので、ワンちゃんとアクティビティしてみたいです。
麻生:うちの子は少し怖がりなので、アクティブなことは難しいかもしれませんが(笑)、それでも一緒に自然の中で過ごせたら素敵ですね。
◆最後に視聴者へのメッセージをお願いします。
波瑠:日本の有名文学作品について学びながら、それを糸口に事件を解決していくという新しい切り口のミステリーになります。名前は知っているものの、恥ずかしながらきちんとは理解できていない作品をこの機会に学ぶことができそうで、私もとても楽しみにしています。ぜひ皆様も一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。
麻生:名作文学とミステリーが融合した、とても新しいジャンルの作品になっています。一話ごとに事件が起こり、続きが気になってどんどん見てしまう作品だと思います。最後までご覧いただければ、きっと驚きとともに、すっきりとした余韻を感じていただけるはずです。ぜひ最後まで楽しんでいただけたらうれしいです。
原作・秋吉理香子 コメント
これまでもさまざまなバディの物語が描かれてきましたが、もっと多様な関係性が描かれてもいいのではないか、という思いが、この作品の出発点でした。
教科書に載っているなど、誰もが聞き覚えのある有名文学作品が、事件の謎ときのヒントになったら面白そうだと思いつき、この作品を楽しみながら書きました。
まさかの連続ドラマ化のお話を頂き、しかも波瑠さんと麻生久美子さんという長年ファンでいたお二人に主演していただけるなんて、まだ信じられず、夢のようです!
そして脚本も、これまたファンであった清水友佳子さんに手掛けていただくことができました。
わたしの”推し”ばかりという、これ以上望めないほどの布陣です。
このドラマをきっかけに、たくさんの人にこのすてきなバディと文学の魅力を知っていただけたらうれしいです。
文学が道しるべとなる新感覚なミステリー行路を、どうぞ見届けてください!
日本テレビ コンテンツ制作局 プロデューサー 水嶋陽 コメント
「自分の選択を愛せる人生を送ってほしい」 これは第一話で、波瑠さん演じるルナが、歩んできた人生に迷いを抱く麻生久美子さん演じる涼子に送った言葉です。
誰にでも忘れられない過去や、蓋をしてしまった後悔があると思います。この物語はそうした“人生の忘れ物”に再び向き合うために、二人が旅に出るところから始まります。そして人生の気づきをくれるのは毎話フォーカスが当てられる、太宰治、江戸川乱歩、谷崎潤一郎などの日本が誇る名作文学の数々。こんな美しいコンセプトで、極上のミステリーエンターテインメントに仕上げてくださった原作・秋吉理香子先生。そして先生と何度も話しあい、コミカルで温かく、心打つ会話劇へと紡ぎ上げてくれた脚本の清水友佳子さん。お二人のおかげで最高のストーリーが誕生しました。
演じるのは、14年ぶりの共演となる波瑠さんと麻生久美子さん。凜とした知的な佇まいの波瑠さんが、文学オタクのママであるルナを。人生に迷う家族思いの主婦・涼子を、とてもチャーミングな麻生久美子さんが演じてくださるなんて、既にこの旅、楽しみでなりません!
ぜひ視聴者の皆さんも水曜の夜は、笑って泣けて文学も学べるルナと涼子の二人旅に、ご同行いただけるとうれしいです!
番組情報
新水曜ドラマ『月夜行路-答えは名作の中に-』
日本テレビ系
2026年4月スタート
毎週水曜 午後10時
<出演>
波瑠、麻生久美子
<スタッフ>
原作:秋吉理香子『月夜行路』(講談社)
脚本:清水友佳子
音楽:Face2fAKE
チーフプロデューサー:道坂忠久
プロデューサー:水嶋陽、小田玲奈、松山雅則
トランスジェンダー表現監修:西原さつき、若林佑真、白川大介
演出:丸谷俊平、明石広人
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ
©日本テレビ
©秋吉理香子/講談社










