丸山隆平が映画「名無し」公開記念舞台あいさつで「SUPER EIGHT」改名秘話を明かす

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11時間前
映画「名無し」
映画「名無し」丸山隆平

映画「名無し」の公開記念舞台あいさつが行われ、原作・脚本・主演を務めた佐藤二朗のほか、丸山隆平、MEGUMI、佐々木蔵之介、城定秀夫監督が登壇した。

本作は、白昼のファミレスを襲った無差別大量殺人事件を軸に展開される物語。防犯カメラに容疑者となる中年男の姿が残されており、劇中では“名前のない怪物”として数奇な運命を背負った男の希望と絶望、そして狂気が描かれていく。

右手に隠された力を持つ“名無し”こと山田太郎を佐藤、彼の名付け親となる巡査・照夫を丸山、山田と同じ児童養護施設で育った山田花子をMEGUMI、山田の暴走を止めるべく奔走する刑事・国枝を佐々木が演じる。

5年前、二子玉川の公園で遊んでいる人々を見た時に考えついた物語だと明かした佐藤は「一人でうじうじと考え、こしらえた作品が、こうやってたくさんのプロの人たちの力を借りて、皆さんに観ていただける日が来た。非常に感慨深いです」としみじみ。

本作の反響について問われた佐藤は「劇中の凶行やパニックを、対岸の火事に集まる野次馬のような気持ちで楽しんで観ていた」という感想を目にしたという。

「不謹慎を恐れずにいうと、それでいいのではないかなと思うんです。でも映画を観終わって、劇場をあとにした時に、大切な人、犬や猫、お気に入りのプラモデルでもいいです。大好きな推しのグッズでもいいです。“大切なものに触れたい、抱きしめたい”と思って、家路についていただけたらなと思い、この映画に携わらせていただいた」と本作に込めた想いを打ち明け、「いや、これ最後のあいさつでするべき発言だったな!」と笑った。

丸山は「僕も、こういった考えさせられたりする世界観の映画が好き。出演できて光栄」と喜びを吐露。「育ってきた環境は人によって違うけれど、重なる部分のある方が観て、何かを感じてくださった声があるのはうれしい。この作品が観ていただける意味が、そこに表れていると思った」と映画の力を実感したようだ。

MEGUMIは佐藤とのラブシーンを思い返し、「『邦画史上最も汚いラブシーンにしましょう』と話していたのですが、『本当に汚かった』というご感想をいただきました(笑)。“汚い”と言われて、初めてうれしいと思った」とちゃめっけたっぷりに明かすと、佐藤が「美のカリスマが!」と重ね、会場が笑いに包まれた。

佐々木は「二朗さんが今回は、怖い役をやるんだ。この間の『爆弾』も怖かった」という周囲の声を耳にしたと振り返り、「俺は、“いまさら、何を言っているの”と思っている。25年前から、二朗は狂気を持った芝居を全然やっているし、俺は知っているぞと。“みんなより先に知っているぞ。いまさらか!”という想いをずっと持っていた。その頃から、いい役者やなと思っていた」と自慢するように声を弾ませると、佐藤は照れくさそうにしていた。

映画「名無し」
映画「名無し」左から)MEGUMI、丸山隆平、佐藤二朗、佐々木蔵之介

「名前」がキーとなる作品にちなみ、それぞれが「名前をつける際の印象的な思い出」について発表する場面も。

丸山は自身の所属グループ名が「SUPER EIGHT」に変わったことが人生の大きな転機になったと回答。「ファンの方と共有している名前、共有するべきものだったりするので、メンバーと何日もかけてホワイトボードの前でああでもない、こうでもないとやっていた。そういう時間によって、グループの絆がより強くなった感じがする。それぞれの場所で活躍しているので、5人でじっくり話すこともライブの打ち合わせくらいしかなかったりする。そういった機会をいただけて、グループがさらに強くなった」とグループ愛を明かすと、佐藤は「すごくいい話! 名前をつけるっていうのは、大事なことですね」と感銘を受けていた。

“名前のない怪物”が主人公となることから、「自分の中に潜んでいる怪物はいますか?」という質問も。丸山は「山田が何者か分からないような表情をするシーンが大好き。あれにシビれた。怪物がいるからこそ、できた表現なのかなと思う。それを役や作品として昇華させている」と佐藤の熱演にほれぼれ。MEGUMIも「ほとんどセリフがない役なのに、存在感があった」と続けると、佐藤は昨年公開の出演映画「爆弾」に触れ、「その時に演じたスズキタゴサクはとてもしゃべる役だったので、城定さんと話す中で『今作ではしゃべらないのはどうだろう』と。どうしても言いたいセリフのシーンでは、長年話していない分、声帯が枯れたようなイメージをしていました」と思い返した。

最後に佐藤は「いいスタートを切れました」とあらためて感謝しながら、「感想も濃厚なものが多い。なるべく読んでいますので、遠慮なくつぶやいていただけたらと思います。大きな規模の作品ではありませんが、皆さんの口コミでさらに育てていってほしいなと思います」と語り、イベントを締めくくった。

映画「名無し」
映画「名無し」公開記念あいさつ 左から)MEGUMI、丸山隆平、佐藤二朗、佐々木蔵之介、城定秀夫監督

作品情報

映画「名無し」全国公開中

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