KEN THE 390がラップ監修!『日本沈没2020』本編映像&場面写真を初公開

アニメ
2020年07月09日

7月9日(木)から全世界独占配信がスタートするNetflixオリジナルアニメシリーズ『日本沈没2020』から、本編映像&場面写真が初解禁。合わせて、ラップシーンの監修を担当したKEN THE 390からのコメントが公開された。

本作は湯浅政明監督が、小松左京の小説「日本沈没」を初めてアニメ化した作品。大地震により崩壊した日本を舞台に、ごく普通の家族・武藤家を中心とする人々が力を合わせて困難に立ち向かう様子が描かれる。

Netflixオリジナルアニメシリーズ『DEVILMAN crybaby』では声優にも初挑戦し、HIP-HOPだけでなくジャンルを超えた様々なプロジェクトに関わるアーティストとして活躍しているKEN THE 390がラップ監修を担当。

『DEVILMAN crybaby』に続き、湯浅監督と再びタッグを組むことについてKEN THE 390は、「2度目のオファーということで、前作の内容を気に入っていただけたのだと感じて、最初の時よりさらにうれしかったですし、身が引き締まりました」と意気込みを語る。

今回解禁された本編映像は、主人公の歩と仲間たちが絶望な状況で“希望の光差す”魂の叫びをラップで表現するシーンとなっている。何気ない日常が突然奪い去られ、いつこの状況が終わるともわからない日々に疲れ果てていた歩と仲間たち。その時、突然、カイト(CV:小野賢章)がスマートフォンから曲を流し、ビートにあわせフリースタイルのラップをはじめる。今、置かれている状況について、今を生きている我々について、率直な感情を歌詞にして吐き出していく…という映像だ。

KEN THE 390は、収録現場でのキャストの様子について「事前に自分がそれぞれのパートをガイド用に録音した音源をお渡ししてたのですが、それを現場では皆さん自分のものとしてそれぞれのキャラクターでラップされていて、流石でした。自分のアドバイスに対するレスポンスの速さ、再現の正確性にも驚きました」と、本作でしか表現できない渾身のラップシーンを見事に作り上げてくれたキャスト陣を賞賛。

特に、ラップシーンを引っ張っていくカイトのラップについては「小野さんもラップを普段することはないとおっしゃっていましたが、とても勘がよく。とてもスムーズで、あっという間な録音でした」と驚きの連続だった様子を伝えた。

そして、本作の配信を楽しみに待っているファンに向けて「全く新しい日本沈没になっていますし、現状への問題提起、メッセージが詰まっています。2020年、まさに“今”見るべき作品だと思います」とコメントを寄せた。KEN THE 390のコメント全文は、次ページを参照。

<KEN THE 390 コメント>
◆『DEVILMAN crybaby』に続き、湯浅監督作品への参加ですが、オファーを頂いた時のお気持ちは?

2度目のオファーということで、前作の内容を気に入っていただけたのだと感じて、最初の時よりさらにうれしかったですし、身が引き締まりました。

◆湯浅監督とは制作時にどのようなやりとりをされましたか? 何か具体的な指示など思い出に残っていることは?

最初に対面でそれぞれのキャラクターの性格や、そのシーンでの心情を丁寧に伝えていただきました。
それを踏まえて自分が作ったラップのデモに対して修正点をご指摘いただく、そんなやりとりを二度ほど繰り返して完成させました。いくつかいただいたご指摘の中でも、特にそれぞれが会話のようにラップする箇所で“間”を大事にされていることが印象的でした。

◆今回のラップ制作で意識したことは?

監督からも最初にお話しいただいていたのですが、普段は思ってても人に言えないようなことが、ラップだと勢いで思わず口から出てしまう。そんなシーンにしたいと意識していました。そのために、いわゆる上手なラップではなく、手探りで、うまく韻は踏めないところもあるけれど、気持ちが前に出てしまうように書いてみたり、ラップしながら「だんだん気持ちがのってくる」ような瞬間を作ろうと、試行錯誤しました。

◆収録現場では演者の方にどんなアドバイスをされましたか?

事前に自分がそれぞれのパートをガイド用に録音した音源をお渡ししてたのですが、それを現場では皆さん自分のものとしてそれぞれのキャラクターでラップされていて、流石でした。演者の皆さんは声で表現するプロなので、自分のアドバイスに対するレスポンスの速さ、再現の正確性にも驚きました。小野さんもラップを普段することはないとおっしゃっていましたが、とても勘がよく。とてもスムーズで、あっという間な録音でした。

◆これから作品をご覧になるファンの方へメッセージをお願いします。

全く新しい日本沈没になっていますし、現状への問題提起、メッセージが詰まっています。2020年、まさに“今”見るべき作品だと思います。

<動画>
『日本沈没2020』<魂のラップ>本編映像:ラップに乗せて魂で叫べ!

<作品情報>
Netflixオリジナルアニメシリーズ『日本沈没2020』(全10話)
Netflix
2020年7月9日(木)全世界独占配信

キャスト:
武藤歩:上田麗奈/武藤剛:村中知/武藤マリ:佐々木優子/武藤航一郎:てらそま まさき/古賀春生:吉野裕行/三浦七海:森なな子/カイト:小野賢章/疋田国夫:佐々木梅治/室田 叶恵:塩田朋子/浅田 修:濱野大輝/ダニエル:ジョージ・カックル/大谷三郎:武田太一

原作:小松左京『日本沈没』
監督:湯浅政明
音楽:牛尾憲輔
脚本:吉高寿男
アニメーションプロデューサー:Eunyoung Choi
シリーズディレクター:許平康
キャラクターデザイン:和田直也
フラッシュアニメーションチーフ:Abel Gongora
美術監督:赤井文尚 伊東広道
色彩設計:橋本賢
撮影監督:久野利和
編集:廣瀬清志
音響監督:木村絵理
アニメーション制作:サイエンスSARU
ラップ監修:KEN THE 390
主題歌:「a life」大貫妙子 & 坂本龍一(作詞:大貫妙子/作曲:坂本龍一)
製作:“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners

<ストーリー>
2020年、平和な日常が続く日本を襲った突然の大地震。都内に住むごく普通の家族、武藤家の歩(あゆむ)と剛(ごう)の姉弟は、大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく彼らを追い詰めていく。極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。途方もない現実と向き合う中、歩と剛は、未来を信じ、懸命に生き抜く強さを身につけていく…

<WEB>
公式HP:http://japansinks2020.com/
公式twitter:@japansinks2020

©“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners