『忍たま乱太郎』スタッフ陣が放送30年をお祝い!「『勇気100%』も共に歴史を生きてきた」

アニメ
2022年03月11日

アニメ『忍たま乱太郎』(Eテレ)が、2022年で放送30年目に突入する。4月4日(月)よりスタートする「第30シリーズ」の放送を前に、作品の制作に携わっているスタッフ陣からコメントが到着した。

1993年に放送をスタートした『忍たま乱太郎』は、2022年で放送30周年を迎える。4月4日(月)からはいよいよ新章である「第30シリーズ」がスタートする予定だ。節目を迎えるにあたり、これまで『忍たま乱太郎』を支え、育ててきたアニメスタッフからコメントが到着した。

初代キャラクターデザイン担当者の藤森雅也から引き継ぎ、現在キャラクターデザインを担当しているという新山恵美子は「尼子先生の原作デザインの新しい見せ方を模索しながら、藤森さんのアニメデザインの良さを壊さないようにしながら、キャラクター其々の性格と向き合いながら…そういったことをいつも頭の中で響かせてキャラメイクに臨んでいます」と。

続けて「この先も、初めて観る人たちやずっと観てきた人たち、お久しぶりの人たちも温かく迎えてくれるような優しい作品であり続けてほしいと願っています」と胸の内を明かす。

また、「勇気100%」などを始めとした象徴的な楽曲で作品を彩り続けている馬飼野康二は「尼子さんにかけた一本の電話がまさか30年続く作品になるとは想像もしませんでした。先日も孫たちが忍たま乱太郎を見ていて、笑っている姿を見て30年前と同じ光景を思い出しました」と。

「テーマ曲の『勇気100%』もジャニーズ事務所のメンバーに代々受け継がれ忍たま乱太郎と共に歴史を生きてきたことを本当にうれしく思います。子供たちが楽しく明るい未来を築いてくれたらうれしいです」と思いを語った。新山と馬飼野、そのほか5名のスタッフによるコメント全文は以下を参照。

監督・根岸宏樹 コメント

『忍たま乱太郎』とは第2シリーズからのご縁で20数年に渡る付き合い。なんのめぐり合わせか、今回監督として携われることに!微力ながら作品、スタッフに恩返しができればと、日夜奮闘しています。
『忍たま乱太郎』を、これからもよろしくお願いいたします。

アニメーション監修・河内日出夫 コメント

放送30年という数字は、とても大きな歴史的数字だと受け留めています。
この30年間に、作画やその他のスタッフもずいぶん入れ変わりました。しかし、シリーズを重ねるにつれ、『忍たま乱太郎』で培われた技術は、新しい世代に進化しながら確実に受け継がれています。
『忍たま乱太郎』のテーマは、一言で言うと、「笑い」です。
この作品には個性的な生徒や先生たち、又それを取り巻く大人たちがたくさん登場します。そして敵、味方を問わず、どの人物からも、その個性からにじみ出てくるような人間味ある可笑しさがあります。
今後もそこを大事にして、明るく楽しい「笑い」を表現していきたいと思います。

シリーズ構成・浦沢義雄 コメント

思い出は久保田弘プロデューサー。
脚本の修正が一回もなかったような気が…
久保田プロデューサーが修正していました。
番組が長寿の原因は脚本会議が短いこと。

キャラクターデザイン・新山恵美子 コメント

初代キャラクターデザインの藤森雅也さんから引き継いで、キャラクターデザインを担当しています。
尼子先生の原作デザインの新しい見せ方を模索しながら、藤森さんのアニメデザインの良さを壊さないようにしながら、キャラクター其々の性格と向き合いながら…そういったことをいつも頭の中で響かせてキャラメイクに臨んでいます。
忍たま乱太郎の世界の空気感や質感、匂いや温度すら伝わってくるような表現者になれるようこれからも精進して参ります。この先も、初めて観る人たちやずっと観てきた人たち、お久しぶりの人たちも温かく迎えてくれるような優しい作品であり続けてほしいと願っています。

音楽・馬飼野康二 コメント

もう30年経つのですね。娘たちが朝日小学生新聞と出会ったのが、私が落第忍者に出会うことになったきっかけでした。
娘たちが楽しそうに笑い転げている様子が余りにも楽しそうなのでどんな漫画なのかと興味を持ち、もしアニメ化されたら良いな? と思ったのがきっかけでした。
尼子さんにかけた一本の電話がまさか30年続く作品になるとは想像もしませんでした。NHKで放送されることが決まった時も、まだ小さな船がやっと動き出したという感覚でした。制作スタッフ、声優の皆さんの力で小さな船がどんどん大きくなっていくのを実感しました。
先日も孫たちが忍たま乱太郎を見ていて、笑っている姿を見て30年前と同じ光景を思い出しました。
テーマ曲の「勇気100%」もジャニーズ事務所のメンバーに代々受け継がれ『忍たま乱太郎』と共に歴史を生きてきたことを本当にうれしく思います。
子供たちが楽しく明るい未来を築いてくれたらうれしいです。
馬飼野康二(魔界之小路)

アニメーションプロデューサー・松山竜一郞 コメント

晴れて放送30年を迎えることができました。番組を支えて下さっている視聴者の皆さま、尼子先生、キャストの皆さま、それにアニメ制作に携わって頂いたスタッフの皆さまに深く感謝します。
今後、新しい力も参加してますます盛り上がる『忍たま乱太郎』をよろしくお願いします。

アニメーションプロデューサー・荒川勇人 コメント

第30シリーズよりアニメーションプロデューサーをしています。
以前は第2シリーズから制作進行、第8シリーズから第14シリーズまで制作デスクをしておりました。
15年ぶりに『忍たま乱太郎』を制作することになりました。
離れていた15年で作品がすごく進化したと改めて実感しております。これからも今まで培った世界観を大切に創り続けていきたいです。

番組情報

『忍たま乱太郎』
Eテレ
毎週(月)~(金)

<2022年4月1日(金)まで>
後6・10~6・20

<2022年4月4日(月)以降>
後6・50~7・00

「忍たま 30」特設サイト:https://www.nhk-character.com/character/nintama_30th/
NHKサイト:https://www.nhk.or.jp/anime/nintama/
アニメ公式Twitter:https://twitter.com/nep_nintama

©NHK