谷原章介、西田尚美、浅香航大で松本清張『黒い画集「証言」』ドラマ化

ドラマ
2020年01月15日
谷原章介、西田尚美、浅香航大

 谷原章介、西田尚美、浅香航大らが出演する松本清張ドラマ『黒い画集「証言」』(BSプレミアム)が5月9日(土)に放送されることが分かった。

 本作は、松本清張の短編推理小説集「黒い画集」の1編「証言」の舞台を現代に置き換え、ラブサスペンスとして蘇らせる。原作で描かれる男の悲哀と滑稽さのエッセンスはそのままに、主人公の不倫相手を女性から男性に変更して、バイセクシャルや偽装結婚といった現代的世相を取り入れて描く。

 主人公の医師・貞一郎を谷原、その妻・幸子を西田、貞一郎の不倫相手の美大生・智久を浅香が演じる。脚本・演出は映画「釣りバカ日誌」シリーズ、ドラマ『遥かなる山の呼び声』『贋作 男はつらいよ』などの朝原雄三が手掛ける。

 貞一郎(谷原)は妻の幸子(西田)と結婚し、金沢にある妻の実家・石野クリニックを継いだ。実直な仕事ぶりが評判の医師だが、3年前から妻に隠れて美大生の青年・智久(浅香)と付き合っていた。

 ある日、殺人事件を捜査する刑事が貞一郎を訪ねて来る。殺人容疑で逮捕された杉山という男が、事件発生時に貞一郎と会っていたとアリバイを主張しているという。実はその日、貞一郎は智久との密会を楽しんでいて、杉山と偶然顔を合わせたがそしらぬふりをした。

 智久との関係がばれると、家庭も仕事も失ってしまうと精神的に追い詰められた貞一郎は、その日に杉山とは会っていないと偽証してしまう。

 ささやかな快楽を求め、思わず偽証してしまったが故、人生の歯車が狂っていく。すべての真実が白日の下にさらされた時、貞一郎は何を決断するのか。

松本清張ドラマ『黒い画集「証言」』
BSプレミアム
2020年5月9日(土)後9・00~10・29

原作:松本清張「証言」(「黒い画集」より)
脚本:朝原雄三、石川勝己
音楽:沢田完
出演:谷原章介、西田尚美、浅香航大ほか
制作統括:原克子(松竹)、後藤高久(NHKエンタープライズ)、髙橋練(NHK)
演出:朝原雄三

©NHK