羽田美智子「生きる活力につながってくれたら」『隕石家族』4・11スタート

ドラマ
2020年04月10日
『隕石家族』

 4月11日(土)からオトナの土ドラ『隕石家族』(フジテレビ系)がスタート。主人公・久美子を演じる羽田美智子が、本作に対する思いを語った。

「オトナの土ドラ」シリーズ第25弾となる本作は、巨大隕石が接近し、あと半年で滅亡する運命にある地球を舞台に、主人公の主婦・門倉久美子(羽田)が今まで家族にさえ打ち明けていなかった心の裏欲を大爆発させる“スペクタクルホームドラマ”。全力で大真面目に人生に向き合う地球最後の家族の姿を描く。

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『隕石家族』

<羽田美智子 コメント>

◆演じられる久美子の印象はいかがですか?

脚本家の小松江里子さんの書かれるキャラクターは、以前ご一緒させていただいた『花嫁のれん』(フジテレビ系)シリーズの時もそうだったのですが、いつの間にか自分と一体化しちゃう不思議な傾向があるんです。小松さんが考える「私(羽田)にやらせたら面白いだろうな」という役と、私自身がすごく共振し合っちゃって、いつしか自分なのか役なのか分からなくなるくらい似ちゃうんですよね。すごく自分に近い役なので、役作りという意味では特に苦労はなく、地のまま演じている感じです。ただ、自分よりはるかに久美子さんのほうが、ぶっ飛んでいますけどね(笑)。

◆中村俊介さん演じる片瀬との恋愛については?

ドラマでは、ごく普通に主婦として生活してきた久美子が、突然自分の気持ちに正直になりたいと衝撃の告白をして家出をするんです。芸能界においても不倫はご法度ですが、実世界ではそういう話を聞くこともありますよね。家族の秩序を守りながらも、個人の幸せを優先する人が増えているんじゃないかなぁ…。だから、久美子だけが特別ぶっ飛んだ事をやっているわけではないと思うんです。もしかしたら視聴者の中にも久美子の言動にドキっとする方や、気持ちを乗せて見られる方もいるかもしれませんね。

◆夫役の天野ひろゆきさんをはじめ、門倉家の皆さんとの撮影はいかがですか?

門倉家の次女・結月役の北香那ちゃんと私のシーンをモニターで見ていた天野ひろゆきさんが「なんかこの2人似てきたなぁ」と仰っていて。実はその前にも、松原智恵子さんに「本当の親子みたい!」って言われたんです。香那ちゃんと私はそもそも似ている顔じゃないのに似てきたり、長女役の美咲(泉里香)とおばあちゃん(松原)が似てきたり…。最後まで似てこないのは天野さんだけですね(笑)。でも、門倉家のパパ・和彦役の天野さんの栄養素はいっぱいもらっていて、あの陽だまりみたいな、あったかい空気はサプリメントみたい。パパが来ると楽屋も華やぐし、キャンドルみたいにみんながぱぁ~っと明るくなる。すごく良いエネルギーを持っているから会うと元気になるんです。役として心から愛せるし、心から馬鹿にもできるし。「も~!」とか言ってケチョンケチョンにもできるし(笑)。遠慮なく過ごさせていただいて、すごくありがたいですね。

◆パート仲間の岡田を演じる真瀬樹里さんはこれまで何度も共演されてます。

今回(主なスタッフが)『花嫁のれん』メンバーでご縁を感じているのですが、真瀬さんは『花嫁のれん』で姑役の野際陽子さんのお嬢さん。シーンは少ないけど2人でお芝居をするのは感慨深いものがありますね。真瀬さんの面影の奥に野際さんを感じますし、現場には野際さんが来てくださっている気もしていて。きっと今回の共演は野際さんも喜んでくれて、あの世で「ありがとう」って言ってくれていると思います。

◆では、視聴者へのメッセージをお願いします。

壮大なメッセージがあるけれど、それをコミカルに軽快にテンポ良く描いています。きっと「ありえないよー!」なんてツッコミがありながらも、「こんな現実かもしれない」っていう変なリアル感があるドラマ。誰の気持ちに照準を当てるかっていう事で見ると、どんな世代の人にも共感が得られるストーリーがあると思います。ですが、放送は「オトナの土ドラ」枠という土曜日の深夜の時間帯なので、どこかハチャメチャで、どこか痛快で。笑って泣けて考えさせられて、明日元気になる、笑顔になるっていう要素が盛りだくさんなので、これを見て生きる活力につながってくれたらうれしいです。1話の最後に「えー!」ってなって、2話の最後にも「はぁ?」ってなって、3話では「嘘!?」、4話には「マジで!?」って。目の離せない展開が最終話まで続くので、眠くなっちゃった方は録画していただいて(笑)。最後まで見ていただければうれしいです!

オトナの土ドラ『隕石家族』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
4月11日(土)スタート
毎週土曜 後11時40分~深0時35分

出演:羽田美智子、泉里香、北香那、中尾暢樹、ブラザートム、中村俊介、松原智恵子、天野ひろゆき ほか