フジテレビ発ホラードラマ『ホラーアクシデンタル』がハリウッドリメイク化決定

ドラマ
2020年04月23日

 2013年にフジテレビの深夜帯で放送されたCX-horrors作品『ホラーアクシデンタル』と、FODで配信されている『ホラーアクシデンタル2』のハリウッドリメイク化が決定した。

『ホラーアクシデンタル』は、フジテレビが深夜帯で不定期に放送してきたホラードラマシリーズ『CX-horrors』の作品の1つ。心霊や祟りといった日本古来のホラーではなく、ゾンビや超常現象といったオカルトとも違う、ありふれた日常生活に潜む恐怖や人間の狂気をスタイリッシュなタッチで描いてきたネオジャパニーズホラーだ。

 本作品の監督は、ネオジャパニーズホラーの第一人者である三木康一郎が担当。“人間の心の闇”にフォーカスし、ホラーにありがちな過度な演出はなく、小さな動き、小さな表情の変化と、独特の“間”で世界を作り上げる三木らしい作品となっている。

 いっぽうハリウッド版ドラマ『ホラーアクシデンタル』の制作を手掛けるのは、MTVネットワーク前社長のヴァン・トフラーが設立し、多彩なハリウッドコンテンツをプロデュースしてきた映像スタジオ「Gunpowder & Sky|ガンパウダー&スカイ」。

 監督・脚本は、映画「スノーホワイト」(2012)、「ダイバージェント」(2014)、「トゥームレイダー」(2018)に脚本として参加したエヴァン・ドーハティーが担当する。

 この実力派チームによって製作されるアメリカ版『Horror Accidental』は、短尺動画配信サービス「Quibi(クイビ)」での配信が決定している。Quibiはハリウッドで活躍したカッツェンバーグが立ち上げるサブスクリプション型の短尺動画配信サービスで、ハリウッドの最高品質の映像コンテンツを10分程度の尺で展開していく予定だ。

 今回の発表にあたり、日本版『ホラーアクシデンタル』を企画したフジテレビ コンテンツ事業室の大辻健一郎と、エヴァン・ドーハティーからコメントも発表されている。

<コメント>
【フジテレビ コンテンツ事業室 大辻 健一郎(日本版ホラーアクシデンタル 企画) コメント】
祟りでもゾンビでもスプラッターでもない、独特の世界観を持った東京発の本作が、ハリウッドの実力派クリエイター達によってどのような作品になるのか楽しみです。
また、今、アメリカそして世界から耳目を集める新たな動画配信サービスQuibiで配信する作品として着目して頂いたことを光栄に思います。

【エヴァン・ドーハティー(米国版監督/脚本家) コメント】
フジテレビがプロデュースしたドラマは、ホラーではありがちな手法を一切使わずに、とても不気味でユニークな作品に仕上がっています。このシリーズをアメリカ向けにアダプトできることを光栄に思います。
またQuibiは、このような画期的なストーリーテリングに対してこれ以上にないほどぴったりなプラットフォームだと思います。

<WEB>
CX-horrors『ホラーアクシデンタル』
https://www.youtube.com/user/HorrorAccidental

CX-horrors『ホラーアクシデンタル2』
http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4768/