ガッツ石松・中山忍・富田靖子ら出演決定!『コールドケース3』最新予告編も解禁

ドラマ
2020年10月30日

12月5日(土)より放送開始の『連続ドラマW コールドケース3 〜真実の扉〜』(WOWOW)第9・10話のエピソードが公開。ファイナルゲストとして、ガッツ石松・中山忍・富田靖子らの出演が発表され、全7名よりコメントも到着した。

第9話のタイトルは「故郷」。捜査一課の刑事・百合(吉田羊)たちのもとに、川村琴美がやってくる。先月亡くなった父・恭介の最期の言葉が「大川さん、すまなかった」という意味深な言葉だったという。その「大川さん」とは、川村家が住んでいた団地でトラブルばかり起こしていた大川竜雄という中国残留孤児の男で、ある日殺害されていた。

琴美は父の言葉の意味と、同級生だった竜雄の息子・正雄のためにも事件解決を願い出る。百合たちが調べを進めると、竜雄の事件の1か月前、町内でホームレスが鉄パイプで襲われるという事件が起き、当時中学生だった2人組が逮捕されていた。

本件も同一犯と思われたが、その2人にはアリバイがあり、犯人は見つからなかったという。もう一度事件を洗い直すため、当時の団地の住人たちに話を聞いて回ると、中国残留孤児だった竜雄の過酷な日々が語られて…。

団地の自治会長・佐々木義久役に大地康雄、団地の住人であり事件の目撃者・工藤俊哉役に村田雄浩、同じく住人・児玉利治役にガッツ石松。殺された竜雄の息子・正雄の現代の役に趙珉和、琴美の母・川村清子役に中山忍、琴美の父で意味深な言葉を最期に残した川村恭介役を梨本謙次郎が演じる。

そして、第10話のタイトルは「母の条件」。亡くなった娘に瓜二つの孫を見たとパニックを起こした千鶴が捜査一課へ駆け込んでくる。彼女は以前、薬物依存症だったため、半信半疑で話を聞く百合たち。千鶴は「娘は自分の子供と心中なんてするはずない」と言い張り、これまで娘に対して行ってきたひどい仕打ちに後悔の念を抱いていた。

当時の捜査資料によると、2016年夏、山奥の川で千鶴の娘・雅の水死体が見つかった。雅の娘・ミクの遺体は見つからなかったが、雅のすぐ傍からミクのぬいぐるみが見つかったため、警察は無理心中と判断。百合と信次郎(永山絢斗)は、雅が死ぬ直前まで過ごした母子保護施設「アカシア園」の代表・大野律子に話を聞きに行くことにする。

この施設には依存症やDVで苦しむ母子が身を寄せており、雅は恋人から暴力を受け、母親である千鶴にも頼れず、ミクと公園で野宿しているところを保護されたという。また当時、雅はミクに虐待をしていたこともわかった。

雅が亡くなる前日、アカシア園ではBBQを開催。その最中に行方が分からなくなったミクを探しに行き、雅はそのまま帰らぬ人になっていた。その日、2人の身に一体何が起こったのか…。

そんな中、百合のもとに音信不通となっていた妹の沙耶が訪ねてきて、息子・真人を数日預かってほしいと依頼する。百合は冷たい言葉を言い放つも、翌日に沙耶は真人を置いて姿を消してしまう。

アカシア園の代表・大野律子役に富田靖子。水死体で発見された菱田雅役に北香那、雅の母・菱田千鶴役に神野三鈴。また百合の妹・沙耶役の平田薫は、シーズン1以来の登場を果たした。

出演にあたり、ガッツ石松は「長らく撮影が止まっておりましたがようやく『OK牧場』になり、ホッとしております(笑)。今回は児玉という個性派の男の役を演じておりますが、現代は自分の年齢よりも上の84歳の役でした。それなりになりきった演技をしているつもりでございますので、注目してみていただけますと嬉しいです」と自身の役柄をアピール。

富田も「今回『コールドケース』に出演させていただくにあたっては『偽らないこと』を一番大切にしようと思いながら演じました。そういう意味でも羊さんとの2人のシーンは、同じ思いを共有できていたと思いますし、お互い偽らずに演技ができた印象的なシーンだったと思います」と撮影を振り返った。ガッツ石松と富田をはじめとする、ゲスト7名からのコメント全文は次ページを参照。

さらに、これまでの豪華ゲストを網羅した最新の予告編も解禁。12月5日(土)の放送開始に向けて、期待の高まる映像となっている。

<動画>

最新予告映像

https://youtu.be/llBGQj0WoVE

<大地康雄 コメント>

脚本を読む前にどんな役ですか?と聞いたら「ある秘密を長い間抱えて生きてきた男です」と、そこにまず興味が湧きました。そしてその「秘密」もなるほどなぁと、こんな風に事件に巻き込まれたり、長い間秘密を抱えたまま生きたり、自分でもあり得るなと感じました。
僕が何かを演じるときに大事にしているのは「どれだけその役に共感できるか」ということです。自分でも同じように「秘密」を準備しながら演じさせてもらいました。こうやってコロナで撮影期間が延び、秘密を抱えている期間が長かったもので(笑)、終わった今はちょっと肩の力が抜けてほっとした気分です。
瀧本(智行)さんの脚本に出演するのは2度目ですが、大事なところはなにもト書きに書かれていなくて「・・・」なんです。「これは監督と俳優、現場に託す」というそんなメッセージが込められているのではないかと勝手に推測しながらラストの表情を演じました。
皆さんだったら運命の分かれ道でどんな選択をするのか、考えながら楽しんでみていただけますと嬉しいです。

<村田雄浩 コメント>

シリーズのファンでいつか出たいなとずっと思っていたので、この役を頂けたことに感謝していますし、とても嬉しかったです。
『コールドケース』は実際にあった事件などを題材にしていることも多いと思いますが、この話も外国の方とのコミュニケーションの取り方の難しさだったり、私の役のように自分の世界に入り込みすぎてしまうとトラブルが起きてしまいますよということを発信していて、そんな物語をつくられている番組スタッフの皆さんに敬意を表します。
事件の真相に至るまでの積み重ねの部分を、大地さんをはじめとする大ベテランの先輩方と一緒につくりあげていますので、その流れを意識してみてもらえると嬉しいです。
日常の中のほんのちょっとしたことが起爆剤になって何か大きなことが起きてしまうものだし、人には言えることと言えないことがあるよねと改めて痛感した回でした。

<ガッツ石松 コメント>

まずは『コールドケース』に出演出来て嬉しかったです。そして、コロナの影響で撮影が中断し、長らく撮影が止まっておりましたがようやく「OK牧場」になり、ホッとしております(笑)。
今回は児玉という個性派の男の役を演じておりますが、現代は自分の年齢よりも上の84歳の役でした。それなりになりきった演技をしているつもりでございますので、注目してみていただけますと嬉しいです。
仕上がりももちろんですが、この物語が皆さんにどう届くのかが非常に楽しみですね。

<趙珉和 コメント>

質の高い脚本と監督をはじめ最高のスタッフに恵まれた作品にただただ圧倒されるばかりでしたが、本当にいい現場だなと思いました。WOWOW独自のあまり日の当たらないようなところにしっかり光を当てるという、そんな素敵な作品に関われて凄く嬉しかったです。
僕自身も在日韓国人ですが、日本の状況や実際のところは、問題を抱えて生きている人がたくさんいるわけで、今回の役を演じることで「このままじゃいかんな」と考えなおすきっかけにもなりました。今回の最後のシーンや祭りの風景が、ご覧いただく皆さんのなかでどういうカタルシスを生むのかが非常に気になります。反応を楽しみにしております。

<富田靖子 コメント>

もっと律子の思いが自分にのし掛かってくるのではと撮影前は思っていたのですが、演じていくうちに律子という女性の選択が理解できて、いま不思議とすごくさわやかな気持ちです。律子という女性はまたおなじことが起こったとしても、迷わずまた同じ選択をすると思います。百合さんと出会ったことで彼女が気づかされた部分もあります。
そして羊さんとの共演はなんだかトキメキましたし、光が見えた気がしました。今回『コールドケース』に出演させていただくにあたっては「偽らないこと」を一番大切にしようと思いながら演じました。そういう意味でも羊さんとの2人のシーンは、同じ思いを共有できていたと思いますし、お互い偽らずに演技ができた印象的なシーンだったと思います。

<北香那 コメント>

『コールドケース』といえばレギュラー陣の方々はもちろんのこと、ゲストの皆様もそうそうたる方々が出ていらっしゃいますので、自分が雅役として呼んでいただけたことが本当に光栄でした。ここまで重い役を演じることも母親役も初めてですので、色々なものを抱えながら演じることの難しさを今回でたくさん学びました。
富田さんとも共演させていただけて光栄でしたし、あるシーンでの富田さんの演技の迫力がありすぎて、その時の自分の怯えは自然に出たものでした。今回の話は“勘違い”が生んだ悲しいお話ですが、私自身幼いころからずっと“固定観念”というものが無くなればいいのにと思いながら生きてきました。
いま複雑な環境下にいる人も、このお話を観て「自分次第でいろいろ変われる」ということを感じ取ってもらって、元気や勇気を少しでも与えることができたらいいなと願っています。

<神野三鈴 コメント>

海外版も日本版もどちらも見ていた大好きな作品だったので出演できて光栄でした。羊さんとの共演は初めてでしたが、いつか一緒に仕事をしたいねとずっと話していたので、とっても嬉しかったです。
児童虐待が増えている世の中で虐待をしてしまう親自身もまた、自分が親から与えられていないことが多くて、そんな悲しい連鎖が出会う人や環境で変わることを、千鶴を演じてみて祈らずにはおれませんでした。
子供を亡くしてはじめて親としての自覚がうまれた千鶴と、そんな千鶴を通して百合が自分の母親と少しずつ思いを寄せていく部分の揺れをみなさんには見ていただきたいです。
あとはスタッフの優秀さにも是非注目してください。メイクや美術、カメラや音声、すべてが素晴らしいです。この作品のクオリティを支えている1つが、隅々まで目が行き届くスタッフ皆様のまなざしや精神なのだなと思いました。

<番組情報>

『連続ドラマW コールドケース3 〜真実の扉〜』
WOWOWプライム
2020年12月5日(土)放送スタート
毎週土曜 後10・00〜(全10話)
※第1話無料放送

第9話ゲスト陣:侯偉 趙珉和 中山忍 梨本謙次郎 ガッツ石松 村田雄浩 大地康雄
第10話ゲスト陣:富田靖子 北香那 中島広稀 中田クルミ 平田薫 西尾まり 神野三鈴

<WEB>

特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/coldcase3/
番組公式Instagram:@coldcase_jp

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