志尊淳「想いを継承し、僕も戦いたい」『青天を衝け』犬飼貴丈ら大河初出演決定

ドラマ
2021年05月02日

現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』(NHK総合ほか)。第5弾出演者として、志尊淳、犬飼貴丈、福士誠治ら11名が発表され、コメントが到着した。

大河ドラマ60作目となり、新1万円札の顔となる実業家・渋沢栄一(吉沢亮)の波乱万丈な人生を、大森美香のオリジナル脚本でフレッシュに描く『青天を衝け』。

5月2日(日)放送の第12回では、栄一と惇忠(田辺誠一)らが高崎城乗っ取り計画の準備を進めていると、京都から長七郎(満島真之介)が戻り、涙ながらに中止を訴える。そして、計画を断念した栄一と喜作(高良健吾)は再起をはかるため、村を離れ京都に向かうことを決意。やがて栄一と喜作は一橋家に仕官するなど、怒涛の展開が待ち受けている。

そしてこの度、第5弾出演者として11名が発表に。杉浦愛蔵(譲)役の志尊淳、福地源一郎役の犬飼貴丈、井上聞多(馨)役の福士誠治など大河ドラマ初出演のキャストをはじめ、個性豊かな俳優陣が顔を揃えた。

出演にあたり、志尊は「初めての大河ドラマで不安もありますが、常に戦い挑戦していた杉浦愛蔵の想いを継承し、僕も戦いたい」と。犬飼も「彼(福地)は外国に行っていろんなものを見て、いろんなものに感化されて、日本でいろんなことに挑戦した人なので、その姿勢を見習って、初めての大河ドラマの現場でいろいろ見て、経験して、試して、がんばっていきたい」とそれぞれ意気込みを語る。

福士は「NHKの作品にはたくさん出演させていただいていますが、大河ドラマは初めてで興奮しています。物語の後半からの出演になりますが、井上馨という人物に寄り添い、そして初めての大河ドラマを楽しんでモノづくりをしていきたいです」と撮影への期待感を表した。今回発表となった11名のコメント全文は、次ページを参照。

【江戸幕府】

杉浦愛蔵(譲)役・志尊淳 コメント ※大河初出演

今回、杉浦愛蔵を演じさせていただくことになりました、志尊淳です。
今、私たちの生活において必要不可欠な郵便制度の確立に努め、制度の統一、郵便局の設置などを行った1人。
そんな日本近代化の礎を築いた人物の生涯を通して僕が感じたこと、見たものをしっかりとお伝えできたらなと思っております。
初めての大河ドラマで不安もありますが、常に戦い挑戦していた杉浦愛蔵の想いを継承し、僕も戦いたいと思います。

栗本鋤雲役・池内万作 コメント

「俳優は自分以上の人間は演じることはできない」なんてことをいいますが、これは歴史上の人物を演じるたびに痛感させられることかもしれません。
幕府と国の未来のために国内外を飛び回り、列強を相手に交渉に当たった、スケールの大きい人物を自分は演じられるのだろうか? と、そんなことも思わなくもありませんが、最後まで栗本鋤雲さんを楽しく演じ切れたらと思います。

田辺太一役・山中聡 コメント

幕末から明治にかけて激動の時代を実際に生き抜いた人たちを演じることは、役者としてとても身が引き締まります。
日本のために命を懸けた人たちに恥じぬよう、心を込め精いっぱい演じたいと思います。
そして、また大森美香さんとご一緒させていただけること、すてきな俳優さんたちに囲まれてお仕事ができることに感謝致します。
携帯の壁紙「田辺太一さん」にしました。

向山一履役・岡森諦 コメント

向山一履役の岡森諦です。大河ドラマは『八重の桜』以来、8年ぶりです。
そして今回、大森美香さんが脚本をご担当ということもあり、出演させていただくことを大変光栄に思います。
向山一履は外国奉行として、これから世界へ羽ばたこうとする日本の重責を担った人物です。
彼の胸中を想像しながら、当時の日本人の海外での懸命の奮闘ぶりが伝わればと思っております。

福地源一郎役・犬飼貴丈 コメント ※大河初出演

事務所の先輩の小池徹平さんが橋本左内役で出演されていたこともあり、僕もいち視聴者として『青天を衝け』を見ていたのですが、まさかその世界に僕も出演させていただけるとは夢にも思っていなかったので、すごくワクワクしました。
先輩が左内の人生をまっとうされたことで、なんだか後輩としてバトンを託されたような気持ちになっておりますので、それをしっかりと受け継いで走りきりたいなと思います。
そして、福地源一郎としても、彼は外国に行っていろんなものを見て、いろんなものに感化されて、日本でいろんなことに挑戦した人なので、その姿勢を見習って、初めての大河ドラマの現場でいろいろ見て、経験して、試して、がんばっていきたいと思っています。

高松凌雲役・細田善彦 コメント

いち視聴者として、放送を楽しませていただいていた『青天を衝け』に参加できることをとてもうれしく思っています。
今回、和装だけではなく洋装の衣装合わせもさせていただきながら、あの時代、外国から新しい文化が入ることによって求められた“新しい価値観”というものに、今の時代に通ずるものがあると強く感じました。
我々、使節団を通して当時のフランスを少しでも皆さんに感じていただけたらと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

【一橋家】

黒川嘉兵衛役・みのすけ コメント

今回、実在した、一橋家徳川慶喜に仕える黒川嘉兵衛役をやらせていただきます。『おんな城主直虎』以来、2回目の大河ドラマ出演に喜んでおります。今回はたぶん視聴者の皆様に憎まれずに済みそうです(笑)。
前回は徳川家康の家来、今回は慶喜の家来と不思議に徳川家にゆかりのある役どころが続いています。すばらしいキャスト陣、スタッフ陣のもと、精いっぱい頑張りたいと思います。

原市之進役・尾上寛之 コメント

水戸藩出身一橋家家臣、原市之進役を演じさせていただきます尾上寛之です。
草彅(剛)さん扮する慶喜様に初めてお会いした時そのたたずまい、眼力に一目で魅了されました。
一橋家で働けることに誇りを持って、そして殿が激動の波に飲み込まれないように全力でお支えしたいと思っています。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。

【諸藩】

松平容保役・小日向星一 コメント ※大河初出演

徳川将軍家に一心に忠勤を心がけた会津藩主・松平容保を演じさせていただきます。
忠義に篤いその人柄は「精忠、天地を貫く」と称えられたそうです。そんな容保を演じられることに背筋が伸びる思いです。
大先輩方と弟の春平とスタッフの皆様とご一緒に激動の時代を作り上げていきたいと思います。
誠心誠意、演じさせていただきます。よろしくお願いいたします。

松平定敬役・小日向春平 コメント ※大河初出演

松平定敬役を演じます、小日向春平です。
松平容保・定敬という兄弟の役を、実の兄である星一と共に演じさせていただけることに喜びと大きなやりがいを感じています。実の兄弟だからこそ生かせる強みを存分に発揮できるよう心がけています。
初の大河ドラマの出演となりますが、『青天を衝け』をご覧になる視聴者の皆様や、スタッフ・共演者の方々、そして何よりこの怒涛の時代にかつて実際に生きていた松平定敬ご本人に恥じないよう精いっぱい努めさせていただきます。

井上聞多(馨)役・福士誠治 コメント ※大河初出演

井上馨を演じます、福士誠治です。
連続テレビ小説の『純情きらり』以来、NHKの作品にはたくさん出演させていただいていますが、大河ドラマは初めてで興奮しています。
物語の後半からの出演になりますが、井上馨という人物に寄り添い、そして初めての大河ドラマを楽しんでモノづくりをしていきたいです。

番組情報

大河ドラマ『青天を衝け』
NHK総合ほか
毎週日曜日 後8・00〜8・45ほか

WEB

番組HP:https://www.nhk.or.jp/seiten/
番組Twitter:https://twitter.com/nhk_seiten
番組Instagram:https://www.instagram.com/nhk_seiten/

©NHK