吉瀬美智子が『世にも奇妙な物語』初主演「世にもファンの期待を裏切らない作品」

ドラマ
2021年06月18日

『世にも奇妙な物語'21夏の特別編』

6月26日(土)に放送される土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’21夏の特別編』(フジテレビ系 後9時~11時10分)で、吉瀬美智子が「あと15秒で死ぬ」に主演することが分かった。吉瀬は『世にも』に2度目の出演で、今回が初主演となる。

吉瀬が演じる主人公の三上恵は、薬剤師。夜、診療所の薬剤室で作業をしていると突如、体が動かなくなってしまう。目の前には赤い飛沫と静止した弾丸が見える。何者かに銃で撃たれて死んだようなのだが、時間が止まっているようにも見える。そこに、死神と名乗る人物が現れ、恵に残された寿命が“あと15秒”あると言う。

死が目前に迫り、そして限られた時間しか生きられないと知った時に、人は何を思い、どんな行動をするのか? 恵は、“15秒で真実を解き明かしたい”と願い、意を決してある行動に出る。

また、今回の放送に合わせて、6月23日(水)~25日(金)の3日間、『世にも奇妙な物語 傑作選』を放送することが決定した(関東ローカル放送)。23日(水)には「フォロワー」(2018年放送、主演:白石麻衣)、「幸せを運ぶ眼鏡」(2015年放送、主演:妻夫木聡、演出:本広克行)、24日(木)には「運命探知機」(2017年放送、主演:岩田剛典)、「ハイ・ヌーン」(2015年放送、主演:和田アキ子)、「ががばば」(2015年放送)、25日(金)には「ズンドコベロンチョ」(2015年放送、主演:藤木直人)、「事故物件」(2015年放送、主演:中谷美紀、演出:中田秀夫)が放送される。

吉瀬美智子 コメント

◆今回のお話がきた時の感想。

「撮影はすごく大変そうだと思いましたが、人間模様がきちんと分かるようになっていて、 “奇妙”なだけではない、面白い内容でした。『世にも』ファンの期待を裏切らない作品だと思います」

◆台本を読んでの感想。

「台本はとても面白いのですが、まずは“これ、どうやって撮るんだろう?”と。今はCGの技術は進んでいるとしても、撮り方が分からないというか…。『世にも』ではこういう作品も撮影しているのでしょうが、私は初めてなので、自分としてはすごくチャレンジングな作品です。これまで、刑事役で撃つ方の役は演じてきましたが、撃たれる側、しかも普通の人が日常の生活の中で撃たれるという役なので、そこは新鮮でした」

◆恵という役柄について。

「かわいそうですよね。セリフでも“なんで私が?”って言っていますが、本当に“なんで死ななきゃいけないの?”って。でも、その事実を突き止めるのには時間が短すぎて。『世にも』ならではのなんとも言えない切ない気持ちになります」

◆実際に演じられてみての感想。

「今回、普段やったことのないようなことに挑戦しているので、完成を楽しみにしています。体が動かない設定なので、普通の自然なお芝居ができず、体に力が入ってしまって、筋肉痛になってしまいました。エネルギーの消耗も激しかったですし、サポーターをつけて体当たりのシーンもありましたが、そういう作品にもなかなか出会えないので、ありがたく思っています」

◆ご自身ではこのように、現代社会では説明できないような奇妙な体験はありますか?

「私はあまり霊感がない方なのですが、トントンって肩をたたかれたような気がして“えっ?”て振り返ったら誰もいなくて、という経験はあります」

◆視聴者へのメッセージ。

「死神の特殊メイクもユニークですし、その死神と、“死にたくない”という主人公との掛け合いが見どころだと思います。視聴者の方には今まで見たことのない、新しい自分を見せることができるのかなと思います」

編成企画・渡辺恒也(フジテレビ編成部)コメント

「残り15秒しかない最期の時間に、できることは何か? 全編がほぼ15秒の間の出来事を描いた物語、という意味で、おそらく『世にも奇妙な物語』史上最短(劇中時間として)のエピソードだと思います。吉瀬美智子さん演じる主人公・恵の目線と、彼女を殺害しようとする犯人の目線が、違う時間軸の中で進行していき、最後に“ある時点”の結末へと収束していく、『奇妙』でしかできないようなトリッキーな作品になっています。吉瀬さんには、普段使わない動きで大変な苦労をおかけしてしまいましたが、その分、吉瀬さんの新たな魅力を見せていただけたと思います。もちろんエピソード自体は15秒では終わらず、たっぷりお楽しみいただけますので、時間が止まったり動いたりする奇妙な世界を、ぜひリアルタイムで体験してください!」

<「あと15秒で死ぬ」あらすじ>

深夜、診療所の薬剤室で、作業をしていた薬剤師・三上恵(吉瀬美智子)は、突如、体が動かなくなってしまう。そして目の前に赤い飛沫と静止した弾丸が浮かんでいる。自分の胸には一直線に伸びた血しぶきも見える。“時間が止まっている?”。わけが分からずにいると、目の前に死神(梶裕貴)が現れる。“このたびはご愁傷さまでした”。どうやら恵は背中を銃で撃たれて死んだようだ。そして死神は恵を迎えにきたのだった。しかし、実は恵にはまだ15秒間だけ寿命が残っていた。その15秒のカウントダウンの間は、恵がスタートとストップをかけることができて、自由に時間を止めたり動かしたりできるという。恵を撃った人物は誰なのか? 果たして犯人の動機とは? そして残された15秒間で恵が取った行動は?

土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’21夏の特別編』
フジテレビ系
2021年6月26日(土)後9時~11時10分

<出演者>
ストーリーテラー:タモリ

『あと15秒で死ぬ』
<キャスト>
吉瀬美智子 他

<スタッフ>
原作:榊林銘『十五秒』(東京創元社ミステリ・フロンティア『あと十五秒で死ぬ』所収)
脚本:荒木哉仁
演出:城宝秀則
編成企画:渡辺恒也、狩野雄太
プロデュース:中村亮太、関本純一
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ

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