土村芳の主演で名作を“祈り”の物語に 『二十四の瞳』共演に中島歩、麻生祐未、國村隼ら

ドラマ
2022年01月12日

8月放送の特集ドラマ『二十四の瞳』(BSプレミアムほか)で、土村芳が主演を務めることが決定した。

1954年(昭和29年)に公開された映画「二十四の瞳」は、壺井栄の原作を監督・木下惠介が映画化した、今も日本映画の歴史に残る不朽の名作だ。

昭和初期の物語だが、そこで描かれる貧困、差別、弾圧などは、決して遠い戦時中だけに限った問題ではない。本作では「二十四の瞳」を土村芳の主演で、次世代に伝えるべき“祈り”の物語としてよみがえらせる。

舞台は昭和3年、瀬戸内海の島。岬にある分校に、女学校を出たばかりの大石久子が教師として赴任してきた。キラキラ輝く瞳の12人の1年生は皆、明るく朗らかな久子にすぐに懐いた。自転車に洋服姿でさっそうと登校する久子は、保守的な村人たちからは敬遠されるが、子どもたちはいつも久子の味方であり心の支えであった。

ある日、久子は落とし穴で骨折してしまい、本校に転任となる。久子に会いたい子どもたちは、8キロの道のりを歩いて会いに行き、その時に皆で記念撮影をする。数年後、岬の子どもたちは本校に通うようになり、久子と再会する。

しかし忠君愛国が重んじられる時代の中、自由な発言をする久子は疎まれるようになり、教え子たちの卒業と共に教職を辞めてしまう。その後も久子は陰ながら教え子たちを見守り続けるが、12人はそれぞれの運命をたどることに…。

番組情報

特集ドラマ『二十四の瞳』
BSプレミアム・BS4K
2022年8月放送予定
(※2022年3月にBS4Kで先行放送予定)

出演:土村芳、中島歩、麻生祐未、國村隼 ほか

©NHK