松田龍平×入江悠『鵜頭川村事件』に蓮佛美沙子、工藤阿須加、山田杏奈、眞島秀和、荒川良々ら ポスター&特報も解禁

ドラマ
2022年06月09日
『連続ドラマW 鵜頭川村事件』

松田龍平が主演を務めるWOWOW初のパニック・スリラー『連続ドラマW 鵜頭川村事件』(全6話)の放送・配信スタート日が8月28日(日)に決定。合わせて、蓮佛美沙子、伊武雅刀、工藤阿須加、山田杏奈、綾田俊樹、眞島秀和、荒川良々の出演が発表され、ポスター&特報映像も解禁された。

本作は、人気作家・櫛木理宇の同名小説(文春文庫刊)を原作に、スリリングな物語展開や人間の本性に迫る心理描写はそのままに時代や設定を改編、壮大なスケールで映像化する。監督は「22年目の告白-私が殺人犯です-」「AI崩壊」など数々のヒット作を手掛けた入江悠。

舞台は、日本の片隅にある鵜頭川(うずかわ)村。行方不明の妻を探す医師・岩森(松田龍平)は娘を連れて妻の故郷の村を訪れるが、村は集中豪雨による土砂崩れで孤立。不安が渦巻く中、殺人事件が発生し、村人たちは暴徒化していく。村に根深く残る因習や権力闘争に巻き込まれながら、岩森は妻の行方につながる新事実にもたどり着くが…。果たして、岩森は娘と共に妻を連れてこの村から無事に帰ることができるのか。

失踪した岩森の妻・仁美と、その双子の妹・矢萩有美の“ダブルヒロイン”を演じるのは蓮佛美沙子。蓮佛は物語のカギとなる仁美、そして岩森と共に仁美を探しながら村で起きる事件の真相に迫る有美の一人二役を緻密に演じ分けた。

矢萩家と降谷家の血縁に基づく権力闘争が根深く残る鵜頭川村の一番の権力者・矢萩吉朗役には伊武雅刀。対する降谷家の一員であり、青年団のリーダーを務める降谷辰樹役に工藤阿須加。事件の糸口をつかむことになる女子高校生・降谷美咲役に山田杏奈。

さらに、血縁同士が争いを繰り広げる中で中立を保つ村長・降谷正宗役に綾田俊樹。村の発展を名目に次世代クリーンパークの建設をもくろむコンサルタント・金井誠役に眞島秀和。そして鵜頭川村駐在所の警察官・吉見忠彦役に荒川良々と個性豊かな俳優陣が顔をそろえた。このほか、板橋駿谷、冨手麻妙、吉岡睦雄、和田光沙、宇佐卓真らが鵜頭川村の住人を演じる。

解禁されたポスターでは、松田演じる岩森が「何かがおかしい村」に目を向け、立ち尽くす様が印象的。鵜頭川村で岩森を待ち受ける想像を絶する体験とは…。そして不穏な空気の中、村人たちが見せる表情からも恐怖や憂いが感じ取れる、スリラー色を全面に押し出したビジュアルに仕上がっている。

ドラマの撮影は2021年の冬、長野県伊那谷フィルムコミッションの全面協力を受けて2か月強にわたる「オール長野ロケ」で行われた。特報映像では、そのロケの一部を公開。入江監督ならではの映画さながらの迫力ある映像、そして村独特の風習や登場人物たちの混乱も伺える。凍てつく寒さの中で撮影された壮大なスケールの映像は順次解禁となる。

『連続ドラマW 鵜頭川村事件』特報映像

https://youtu.be/1tKIjlr1db8

蓮佛美沙子(矢萩有美役&岩森仁美役)コメント

大雨によって孤絶状態になった小さな村で、突然起こる殺人事件。不信、悪意、因習、ありとあらゆる負の感情を背負った約2か月の地方ロケは、想像以上に精神的に負荷のかかる日々でした。有美として、仁美として、光を求めるでもなく、ただただ闇の先を目指して歩いていたように思います。たどり着いた先にあるのは希望なのか、それとも絶望なのか、閉鎖的な空間から浮き彫りになる人々の本性と事件の真相を、一緒に体感していただければと思います。

伊武雅刀(矢萩吉朗役)コメント

渡された台本を一気に読んだ。面白い。閉ざされた村で不可解な事件が次々に起こる、波乱に満ちた展開を存分に楽しんでいただけると思います。今回の役は村を支配する権力者。憎まれ役です。徹底的に嫌われる人物を演じようと臨みました。撮影は冬の信州。長野の天気予報は連日の雪マーク。ところが撮影地一帯は殆んど降雪なし。だが寒かった。夜間のシーンが多く、そのために防寒対策で着込んだ大量の下着のせいで機敏に動けない。おかげでギックリ腰になった。年寄りには過酷な現場だった。近場に温泉があって助かった。信州は馬刺しがうまい。入江監督と馬刺しで一献を傾ける事ができなかったのが心残りだ。夏の放送、画面から冷を楽しんでください。

工藤阿須加(降谷辰樹役)コメント

辰樹というキャラクターに向き合う上で、自分の中に支柱を作るのが大変でした。
現場では入江監督に常に想像力と瞬発力を試されたと思います。葛藤の日々でしたが、毎シーン鍛えられました。
五感のアンテナをいつも以上に使っていたと思います。
この作品には緊迫感がとても大事な要素の一つでしたし、オールロケ撮影だったので、自分にとってそれが相乗効果でプラスに働いてたかもしれません。
妬み、嫉妬、復讐、正義、歪な想い、人間の怖さがこの作品の魅力の一つだと感じています。

山田杏奈(降谷美咲役)コメント

今回演じた美咲は鵜頭川村で生まれ育ちましたが、閉鎖的な環境の中で浮き彫りになる違和感と村のしきたりに翻弄されていきます。撮影の中で村の空気感が作られていき、その中で美咲として反応して生きることがとても刺激的な時間でした。
入江監督とは初めてご一緒させていただきました。それぞれの生の感覚やひりひりとした空気を丁寧につくってくださり、監督に委ねれば鵜頭川の住人で居られると思いました。
私自身こういうテイストの作品が好きなのでどんな仕上がりになっているかとても楽しみです。

綾田俊樹(降谷正宗役)コメント

監督の入江さんには数年前、『太陽』という衝撃的な映画で使っていただいている。
あの作品もいわば閉鎖社会のような、そして、あの作品もロケ場所は都会から離れた山中の村。
今回も唄になるような伊那の村に何度通ったか。監督はきっとそういう場所での人と人の凝縮された関係に興味があるのだろうな、と勝手に納得している。だから面白い。そういう作品に使っていただいて光栄である。そして、主演の松田さんとは撮影直前まで舞台で、杏奈さんとは撮影直後にテレビドラマでご一緒で楽しかった。きっと話題作になると思います。

眞島秀和(金井誠役)コメント

群像劇の一登場人物として、初めて入江組に参加しました。
演じた役柄は、村の人間ではなく東京から来た金井誠という人物です。
なので、ちょっと俯瞰した立ち位置にいます。
人間の業を鋭く描いた作品です。ぜひご覧ください。

荒川良々(吉見忠彦役)コメント

今回初めて入江監督と一緒にやらせていただきました。元々監督の作品のファンでしたのでうれしかったです。見た目はかわいらしい狸みたいな感じなのですが、演出をされてる時の眼は鋭く濁っておりました。後スタッフの皆さんが入江監督が指示を出さなくても個々がオモシロい作品をつくるという気持ちがビシビシ伝わってきてとても居心地が良かったです。ゼシ見てください!よろしくお願いします!

番組情報

『連続ドラマW 鵜頭川村事件』(全6話)
WOWOWプライム/WOWOW 4K/WOWOWオンデマンド
2022年8月28日(日)放送・配信スタート
毎週日曜 午後10時~ ※第1話無料放送

原作:櫛木理宇(『鵜頭川村事件』文春文庫刊)
脚本:和田清人 (『森山中教習所』『 体操しようよ 』)
監督:入江悠(『連続ドラマW ふたがしら』『連続ドラマW ふたがしら2』「22年目の告白-私が殺人犯です-」「AI崩壊」)
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)

出演:松田龍平
蓮佛美沙子、工藤阿須加、山田杏奈/板橋駿谷、冨手麻妙、吉岡睦雄、和田光沙、宇佐卓真
眞島秀和、綾田俊樹、荒川良々・伊武雅刀 ほか

番組特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/uzukawamura/