“男女逆転”『大奥』Season2が23年秋放送!赤面疱瘡撲滅へ立ち上がった医師たちのその後から幕末・大政奉還の物語を初映像化

ドラマ
2023年02月22日
『大奥 Season2』©NHK

現在放送中のドラマ10『大奥』(NHK総合 毎週火曜 午後10時~10時45分)の続編「Season2」が2023年秋に放送されることが決定した。

3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こした、よしながふみ作の「大奥」。ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描いたこの傑作コミックを原作に、3代将軍家光から8代将軍吉宗までの物語をドラマ化。現在ドラマ10にて放送されている。

2023年秋放送のSeason2では、吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが「赤面疱瘡」撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を初めて映像化。

脚本は、向田邦子賞や橋田賞を受賞し、『JIN-仁-』『ごちそうさん』『おんな城主 直虎』など数々のヒット作を生み出してきた森下佳子が引き続き執筆。“安全な暮らし”“信頼できる絆”“平和”への願いに時代を超える普遍的なまなざしで向き合い、今なお困難な時代を生きる人々の心に勇気と希望を届けていく。

「10代家治」の物語では、老中となった田沼意次が吉宗の遺志を継ぎ、大奥に蘭方医を集めて赤面疱瘡の治療法開発を進める。中心となる蘭方医の青沼、平賀源内の助けも得て人痘に成功するが…。

「11代家斉」では、家斉が男将軍として就任。しかし、政治に口を出すことは許されず、実権は母・治済が握っていた。治済は家斉に子作りを強制し、その一方で、生まれた子らを退屈しのぎに暗殺していく。そんな中、家斉は治済に隠れて黒木らに接触し、極秘裏に赤面疱瘡研究を再開させる。

「13代家定」では、1853年の黒船来航により、江戸は大騒動に。12代・家慶は急死し、家定が13代将軍となる。家定は老中・阿部正弘と総取締の瀧山と共に開国を進めていく。そんな中、家定は後の天璋院・島津胤篤を夫に迎えることとなる。

「14代家茂」では、家茂が14歳で女将軍の座に就き、京から和宮を正室として迎える。公武合体のために嫁いできた孝明天皇の弟のはずだったが、来たのは和宮の姉だった。

そして、大政奉還を描く物語では、新政府軍を率いる西郷隆盛が「外国は男たちが統治しているのに、徳川は女たちが統治。こんな恥ずべき歴史は即刻消すべき」と。焦土戦もいとわぬ新政府に対し、歴史の書き換えと引き換えに女たちは江戸城総攻撃を回避しようとする。

番組情報

ドラマ10『大奥』Season2
2023年秋放送予定

原作:よしながふみ
脚本:森下佳子
音楽:KOHTA YAMAMOT

©NHK