木村拓哉が最近プライベートで泣いたエピソードを告白「あれはやばいです」『風間公親-教場0-』完成披露舞台あいさつ

ドラマ
2023年04月03日
フジテレビ開局65周年特別企画『風間公親-教場0-』
フジテレビ開局65周年特別企画『風間公親-教場0-』

4月10日(月)にスタートするフジテレビ開局65周年特別企画『風間公親-教場0-』(毎週月曜 午後9時~9時54分※初回は午後9時~10時24分)の完成披露舞台あいさつが行われ、主演の木村拓哉のほか、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が登壇した。

原作は、「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得し、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹の『教場』シリーズ。警察小説の新境地としてシリーズ累計130万部突破のベストセラーとなっており、多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた作品だ。

今作は、『教場』(2020年)、『教場II』(2021年)で風間(木村)が教官として警察学校に赴任する以前、“刑事指導官”として新人刑事の教育に当たっていた時代を描く。そこは「風間道場」と呼ばれ、キャリアの浅い若手刑事が突然、刑事指導官・風間公親とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システムとなっていた。

『風間公親-教場0-』を連続ドラマで、そして月9枠で放送すると聞いたとき、率直にどう思ったかと質問を受けた木村。「“月9”という言葉をフジテレビの皆さんはすごく言いたがるのですが…(笑)。僕の中でお世話になった作品はたくさんありますが、“何曜日の何時”ということよりも、作品自体の力がないと、見ている皆さんにも楽しんでもらえないんじゃないかと思っています。『教場』は、SPドラマとして1作目2作目とお正月の時期に放送されていますが、『今年も1年頑張ろう』というリラックスした時間にあんな作品を地上波で届けるっていう、非常にパンクな物作りをさせていただきました。物語に登場するキャラクターみんながキラキラしているような時間帯にこれをやっていいのかと(笑)。だから、もう月9って言わなくていいんじゃないかと個人的には思っています」と本音を明かした。

『教場』『教場II』の先を描くのではなく、それ以前の風間公親を描く本作。木村は「最初は、連続ドラマとして本当に放送できるのかと考えていた部分もあったのですが、自分の不安要素や不透明なところを中江功監督に伝えたら、カウンセリングしていただいたかのように『心配ないよ』と言っていただきました。監督とは『若者のすべて』(1994年)というドラマのときからご一緒させていただいているので、その監督が『面白いものができるよ、間違いなく』と言ってくれたのならきっとそうなんだなと。リラックスした状態で撮影初日を迎えさせていただきましたし、スタッフキャスト共に楽しみながら撮影させていただきました。ショッキングなシーンや、風間公親のキャラクターによる圧迫感、緊張感などを与えることが多々あるかと思うのですが、全てご覧いただくと、『あーこういう意図だったんだ』とご理解いただけると思います」と本作への思いを語った。

フジテレビ開局65周年特別企画『風間公親-教場0-』
フジテレビ開局65周年特別企画『風間公親-教場0-』木村拓哉

また、『教場II』に遠野章宏役で出演していた北村は、「『教場II』の放送が終わった後、絶対に続編があると思っていました。でも、連続ドラマでやると聞いて、連続ドラマなんだ、と。チャレンジだと思いましたし、不思議とすごく緊張感がありました」と振り返り、木村との共演については「すごく楽しかったです。いろいろなお話もさせていただきましたし、充実した日々を送っています」と笑顔でコメント。

北村以外の4人は木村との共演は初めて。約7年ぶりに月9ドラマに出演する新垣は「うれしかったですが、すごく緊張しました。SPドラマを見ていたので、あの緊張感の中に飛び込むことになると思うと、緊張で。でも、作品自体がとても好きなので、楽しみな気持ちでいっぱいでした」と。さらに、木村について「最初は、風間公親モードで来られたらどうしようと思っていたのですが(笑)、全然そんなことはなく。疑問点などを監督も含めてお話していたときに、たくさんコミュニケーションをとってくださいました。撮影に入ってからも、いい意味での緊張感を残しつつ、その現場を楽しむことをすごくサポートしてくださいました」と明かした。

赤楚は「木村さんと初めてお会いするときはめちゃくちゃ緊張して」と切り出し、「本読みで初めてお会いしましたが、本読みの部屋から出てきたとき顔がげっそりしていたと言われたくらい緊張してしまいまして。でも、撮影で『こうやってみるのはどうか』と監督や木村さんとお話ししていって、だんだん作品が膨らんでいくのが本当に楽しくて。すごく良い物作りの現場だなと思いました」と撮影を振り返った。

さらに、染谷は「木村さんたちと一緒に作品を構築していって、すごく充実した幸せな時間を過ごすことができましたし、お芝居って楽しいなとあらためて思うことができました」とコメント。

それらを受けて木村は「こういう、皆さんが集まってくれている場なので、みんな言葉を選んで“すごくすてきな現場”だとお話してくれていますが…(笑)。でも、僕も皆さんと同じで。みんながいてくれてるからその現場ができてるし、いろいろなシーンができているので、本当に感謝しています」と。また、「『教場』シリーズの世界観、空気感が皆さんに相当浸透していたらしく、僕が風間公親のメークや衣装で皆さんとお会いすると、“共演者”というよりは『あ、あの人来た!』みたいな雰囲気が流れています(笑)。自分自身と風間公親のバランスも考えながらやらせていただいています」と、撮影現場での意識を明かした。

また、初の刑事役で髪を20センチ以上切った白石は「髪を切ることに関しては勇気がいりました。私も『教場』シリーズは視聴者としてSPドラマを見させていただいていたので、現場に入るときはしっかり気合を入れて入りたいなと思いました」と決意を語った。

フジテレビ開局65周年特別企画『風間公親-教場0-』
フジテレビ開局65周年特別企画『風間公親-教場0-』左から)赤楚衛二、新垣結衣、木村拓哉

さらに、「風間公親はプライベートや私生活があまり想像できないキャラクター。今回この場を借りて皆さんから木村さんご自身に聞いてみたいプライベートな質問はありますか?」という記者からの質問も。「当たり障りないことしか聞けないですよね…」と困惑した赤楚が、「じゃあ、素直に聞きます。好きなおすしのネタはなんですか?」と尋ねると、木村からは「テレビ誌か!」というツッコミが。「質問を出された人の不本意な顔、見て」と会場の笑いを誘い、赤楚は「質問変えます!」と。そして「体が疲れたらどうやって回復されますか?」と聞き、木村は「犬と一緒に歩いたりとか、サウナが好きなのでサウナに行ったり。全然特別なことはしていないです。体を動かして食べたいものを食べて。肉を食べたら回復します」と答えた。

そして新垣からは「最近プライベートで涙を流したことはありますか?」という質問が。木村はこれに「はい、泣きました」と回答。「SNSで出てくるお薦め動画を見ていると、すごく元気だったわんちゃんが寿命を迎え、それを送り出した家族の元に、今こういう子がいますよ、というフォトフレームのような動画があって。あれはちょっと…」と涙したエピソードを話し、それを聞いた新垣は「私も犬を飼っているので分かります。犬系の動画はやばいですよね」と同意した。

続けて木村は、「他にも、今回の主題歌を初めて聴いたとき、目頭が熱くなってしまいました。ここにいる全員の顔が本当に出てきたんです。自分がやらせていただいているキャラクターから、皆さんへのメッセージソングのような。みんなの苦しんでいる顔だったり、悩んでいる顔だったり、試練にぶち当たった皆さんの顔が浮かんできて、目頭が熱くなりました」と明かした。

さらに、北村は「現場でいろいろな趣味の話をさせていただきましたが、木村さんは好きなものが本当に多いと感じまして。今何か新たにチャレンジしてみたいことはありますか?」と質問。木村は「撮影で剣道のシーンがあるんです。実際に風間が少年少女たちに指導しているようなシーンもありますし。自分も経験したことはあるのですが、久々に道場という異空間で、剣道という非日常なことをすると、もう一度しっかりと経験したくなる。しっかりとした防具などを手に入れて、自分も実際にそういう空間をあらためて感じてみたいと思います」とやりたいことについて言及した。

最後に木村は「ドラマを見て、今回はこういう雰囲気でドラマ化されるんだと感じていただいて、ぜひ楽しんでいただきたいです」とドラマをアピールし、会見を締めくくった。

番組情報

フジテレビ開局65周年特別企画『風間公親-教場0-』
フジテレビ系
2023年4月10日(月)スタート
毎週月曜 午後9時~9時54分 ※初回は、30分拡大

<CAST>
木村拓哉
赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太
堀田真由、濵田崇裕、結木滉星
小林薫、小日向文世 ほか

<STAFF>
原作:長岡弘樹『教場0 刑事指導官・風間公親』『教場X 刑事指導官・風間公親』(小学館)
脚本:君塚良一
プロデュース:渡辺恒也、宋ハナ
演出・プロデュース:中江功
制作・著作:フジテレビ

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/kyojo0/
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