福士蒼汰主演『アイのない恋人たち』第2話 本音でつながりを深めていく多聞(本郷奏多)、栞(成海璃子)らアラサー男女の姿が胸を打つ

ドラマ
2024年01月28日
『アイのない恋人たち』©ABCテレビ

福士蒼汰が主演を務める『アイのない恋人たち』(ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット 毎週日曜 午後10時~)の第2話が、1月28日に放送された。

『女王の教室』『家政婦のミタ』などで知られる脚本家・遊川和彦が描く、アラサー男女7人のラブストーリー『アイのない恋人たち』。第1話が放送されると、SNSには「同世代なのでぶっ刺さった」「ほかのドラマにはない面白さ」「恋愛したくなった」といった感想が続々と書き込まれた。

また、主演の福士蒼汰については「今まで爽やかな役が多かったので新鮮」「クズ男なのに憎めない役は、みんな沼るやつ」、ヒロイン役の岡崎紗絵については「ラストの迫力が凄い」など大反響。続いて放送された第2話もまた、遊川脚本ならではの“刺さる”言葉や俳優陣の熱演が胸を打った。

マッチングアプリで相手を見つけ、3回会ったら連絡を絶つと決めている“愛のない男” 久米真和(福士)に深夜ドラマの脚本依頼が舞い込む。意気込んで書こうとするも、アプリで出会った今村絵里加(岡崎)の顔が浮かんで筆が進まない。「あんたに、人を幸せにする脚本なんか絶対書けない!」と言われたからだ。

『アイのない恋人たち』©ABCテレビ

“女性を見る目(eye)がない男”郷雄馬(前田公輝)は、合コンで「ありのままのあなたを受け入れてくれる人は、きっといます!」と言ってくれた近藤奈美(深川麻衣)の言葉を真に受け、マッチングアプリに登録するも空回り。“自分(I)がない男”淵上多聞(本郷奏多)は、後輩の冨田栞(成海璃子)に「世の中から恋愛なんてなくなればいいのに」と言ったことを後悔し、「変人だと思われたかも」と落ち込んでいた。

不眠気味だという栞を心配していた多聞は、「これからお互い、1日の終わりにメールするってのはどうかな?」と提案。ひとりじゃないと思えたら安心して眠れるのではないかと考えてのことだった。栞は提案を受け入れ、眠る前にメールをする日々が始まった。

『アイのない恋人たち』©ABCテレビ

人と人が少しずつ想い合い、“つながり”が生まれていく様が描かれた第2話。今回も刺さるせりふが多々あり、「考えろ、どうすれば相手が喜ぶか。その時間が長けりゃ長いだけ、自分にとって大切な存在ってことだ」「もしかしたら、今まで無駄だと思ったことを楽しめるのが、恋愛というものかもしれない」といった言葉に共感したり、考えさせられたりした人は多いかもしれない。

そして、奈美は婚活がうまくいかず、親が薦める高学歴・高収入の男とのお見合いを考え始める。ある日、奈美がマッチングアプリにお試し入会すると、マッチした男性の中に雄馬を見つける。その暑苦しいプロフィールに吹き出し、思わず「いいね」をする奈美。雄馬は舞い上がり、奈美ともう1度会うことにした。しかし「あたしみたいな何の取り柄もない、つまんない女」と自分を卑下した奈美に、雄馬は激怒。奈美は泣きながら去り、後日、雄馬はあらためて奈美に会いに行く。

『アイのない恋人たち』©ABCテレビ

雄馬と奈美が衝突して和解するこのシーンには、思わず涙腺が緩んだ。フックとなったのは、第1話の「スマホのおかげで何でも簡単になったはずなのに、人とつながるのは、何でこんなに難しくなったんだろう」という言葉。現代に生きる私たちが、つながることの難しさを感じているからこそ、不器用ながらもつながっていく男女の姿に心を揺さぶられるのだろう。

さらに必見は、真和と絵里加がブックカフェで再会するシーン。胸の内を話して心情が変わっていくさまを、福士蒼汰と岡崎紗絵が好演。“愛のない男”真和と、“恋愛経験のない女”絵里加の、今後のラブストーリーに期待がかかる。第3話では、2人のキューピットになった愛が引き起こす、衝撃行動の結末にも注目だ。

●test/泊 貴洋

番組情報

『アイのない恋人たち』
ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット
毎週日曜 午後10時~

◆放送終了後、TVer・ABEMAで見逃し配信
TVer:https://tver.jp/series/src63upi7k
ABEMA:https://abema.tv/video/title/871-400

◆TELASA・U‐NEXTにて2社独占見放題配信
TELASA:https://www.telasa.jp/
U‐NEXT:https://video.unext.jp

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