伊東四朗主演『老害の人』老人と若年層の本音がぶつかった先に吹く風を描く「私、ピッタリの年齢になりました」5・5スタート

ドラマ
2024年03月14日
『老害の人』©NHK

プレミアムドラマ『老害の人』(NHK BS/NHK BSP4K 午後10時~10時49分)が、5月5日(日)スタート。主演を務める伊東四朗よりコメントが到着した。

本作は、『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く、内館牧子原作の「老後」小説のドラマ化第3弾。老人VS若年に切り込み、双方の本音がぶつかった先に吹く風を描く。

昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢。そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。老害をまき散らす老人たちと、それにうんざりして「頼むからどこかへ行ってくれ」とさえ思う若年層。でも、口には出せない。老害側にいくら言い分があろうと、若年層はストレスをためるばかりだ。

それなのに「終活」は早いうちから考え始めた方がよいと世間はあおる。若年層のはずの50代、いや60に手が届く子供世代はえたいの知れない焦りを感じている。その子供たちも複雑な事情や心情を抱える。一方の老害側も感じている。老人をそれとなく別枠に入れる世間の風を。そして、人生百年と言われても、一体どう生きたらいいのか…と。

これは埼玉県川越の近くの街に住む一家を中心に、会社を娘の夫に譲ったはずの戸山福太郎と、近所の老人5名=老害五重奏がコロナ禍に巻き起こす騒動と、家族たちの群像活劇となっている。

『老害の人』©NHK

双六やカルタ、ボードゲーム製作販売会社「雀躍堂」の前社長・戸山福太郎(伊東四朗)は、娘(夏川結衣)の夫(勝村政信)に社長を譲ってからも出勤し、誰彼構わず捕まえては同じ手柄話を繰り返す。

父親の老害にある出来事から耐えきれなくなった娘は、とうとう現実社会ではまず言えない本音をたたきつける。父親は反省し、その寂しそうな姿に娘は言い過ぎたと落ち込むが、福太郎は逆襲をたくらんでいた。

近所の老人5人と手を組み、若年層が理想の老後像だと押し付ける趣味や挑戦などの「自分磨き」ではない、誰かの役に立つ自分を求めて行動を起こす。コロナ禍の老人たちと、家族や社員や近所の人たちまで巻き込み、それぞれの立場や本音が入り乱れながらも、互いになにかを感じ始め、自分たちの足元を見直す人々のリアルバトルドラマだ。伊東のコメントは下記に掲載。

伊東四朗 コメント
『老害の人』©NHK

内館さんのドラマはこれで4回目です。
NHKでは朝ドラ『私の青空』以来です。
さて、今回は『老害の人』です。
私、ピッタリの年齢になりました。
周りにどれほどの影響を与えているのかシッカリ見てください。

伊東四朗

番組情報

プレミアムドラマ『老害の人』(全5話)
NHK BS/NHK BSP4K
2024年5月5日(日)スタート 午後10時~10時49分

<出演>

戸山福太郎役:伊東四朗
戸山明代役:夏川結衣 戸山純市役:勝村政信

吉田武役:前田吟 吉田桃子役:日色ともゑ
林春子役:白川和子 竹下勇三役:小倉蒼蛙(小倉一郎改め)
林里枝役:羽田美智子

山本和美役:高橋惠子
村井サキ役:三田佳子

原作:内館牧子
脚本:真辺克彦、小嶋健作、大島まり菜
音楽:安川午朗
制作統括:遠藤日登思(アミューズ)、小松昌代(NHK エンタープライズ)、磯智明(NHK)
演出:松岡錠司
制作:アミューズ

©NHK