『6秒間の軌跡』高橋一生、橋爪功らキャスト陣が視聴者の悩みに回答「花火の玉込めをしている時は無心になれる」

高橋一生が主演を務める土曜ナイトドラマ『6秒間の軌跡～花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱』（テレビ朝日系　午後11時～深夜0時　※初回は1時間SP）が、4月13日（土）に放送スタート。それに先駆けて記者会見が開催され、高橋、橋爪功、本田翼、宮本茉由が登壇した。

俊英・高橋一生×名優・橋爪功に本田翼を加えた新感覚ファンタジーホームコメディドラマである2023年放送の土曜ナイトドラマ『6秒間の軌跡～花火師・望月星太郎の憂鬱』が、新たに宮本茉由をキャストに迎え『6秒間の軌跡～花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱』として帰ってくることに。

向田邦子賞を受賞した橋部敦子が手掛けるオリジナル脚本の下、まるで演劇を見ているかのようなライブ感あふれるセリフ劇の応酬もよりパワーアップ。そんな、こじらせまくりな花火師の憂鬱と不思議な日常を描く新感覚ホームドラマだが、今夜11時からの放送を前に記者会見を敢行。高橋、橋爪、本田、そして、宮本が登場した。

前作に続いて、ケツメイシが本作のために書き下した主題歌「泣いても笑って」が流れる中、記者たちの前に現れたキャスト陣。まず、撮影現場の雰囲気を聞かれた高橋は「とてもいいと思います。前作に続いてスタッフの方々もほぼ変わらないですし。キャストも変わらず、さらに新しい方も入ってこられて。とはいえ、宮本さんが入られたことで、これまでの3人の会話のリズムのようなものも、新しいものに変化しているところがあって。それはとても面白く、日々撮影させていただいています」と新たな感覚で演じられることを楽しんでいるよう。

今回からの参加となった宮本も「ふみかは1話で突然、星太郎さんに『結婚してください！』って入っていくんです。前作のお三方の絶妙なバランスの雰囲気の中に、どんなふうに入っていったら面白くなるのかなと考えながら演じさせていただき、とても勉強になりました」と。そんな宮本を本田は「茉由ちゃんはオアシスのような方。穏やかな水や風が流れているような雰囲気で、やわらかい現場になっています」と語り、すっかり4人の息が合っていることが伺えた。

さらに、橋爪演じる航が視聴者からの悩みや質問に答える前作の人気コーナー「航さんに聞いてみよう」の番外編も。航だけでなく、星太郎、ひかり、ふみかも含めた4人に聞いてみたい質問や悩みを事前に番組公式X（旧 Twitter）で募集、それに一同が答えていくことに。

星太郎には「どのように気持ちを切り替えたり、ストレスを発散されたりしていますか？」という質問が届き、これには「花火の玉込めをしている時は無心になれますね。そうすると、いつの間にか切り替わっている気がします」と、高橋は星太郎らしい解答を。

ひかりには「いつか寝坊するんじゃないかとおびえていますが、花火以外でドカンと起きられる方法を考えていただけませんか？」との質問が届き、「寝坊するのではという恐怖心がなくなった時に寝坊しますので、おびえる気持ちを持ち続けましょう！」と向き合い方をアドバイス。

「偶然とは思えない不思議な出来事に遭遇したことはありますか？」との質問が届いたふみかは、「たまたま同じ服を持っている子と食事に行ったら、上から下まで同じだったり…結構そういうことが起きる友だちがいるんです」と、不思議体験を明かした。

そして、普段から回答しているコーナーの主役である航には「皆さんでどこかへ一緒に旅行に行けるとしたらどこに行って何をしたいですか？」との質問が届くも、「みんなで一緒に旅行なんか行きたくないです。考えるのもイヤですね（笑）」と即答。これには星太郎も「この家に住んでいるだけで充分。望月家が温泉に行くなんて大変（笑）」と思わず共感したようで、航に同調していた。

また、4人の演じる役柄が全員花火師ということにちなみ、花火の尺玉にドラマの見どころをそれぞれが書いて発表していく場面も。高橋は『6秒間の軌跡』の“間”の部分を丸で囲み、「お芝居の“間”が面白いと思うので、そこを見ていただきたいです」と、本作ならではの魅力を番組タイトルに引っかけてアピール。

本田は「“深まる謎”です。今回、星太郎さんの思い込みがさらに強くなっています。深まる謎がそこからどんどん発生していきますので、ぜひ楽しみにしていてください」と本作での星太郎が注目ポイントだと語った。

一方、宮本は“猫の正体は？”と本作で重要な役割を果たす（!?）猫にまつわる言葉を書き込み、「シーズン2には結構、猫が出てきます。だからその正体はいかに…というところに注目してください」と理由を挙げた。そして、橋爪は“航さんからのささやかなおふざけをあなたの心に！”と記し、「（私は）ファンの期待は裏切らない！」と、頼もしい言葉で締めくくった。

続いて、記者からの質疑応答では「お家のセットでのシーンが多いですが、実際に一緒に暮らすとしたらどなたがいいですか？　もしくは絶対にイヤな人は？」との質問が。これに高橋は「お芝居をしている中で、水森さんの素晴らしさを体感しております。ここぞという時に、何も言わずに水を出してくれたり、ご飯食べますかと星太郎を気にかけてくれたり。いろいろと察してくれるところがありがたいなとあらためて感じています」とひかりの気の配り方を絶賛し、本田も思わず笑顔に。

宮本は橋爪を指名し「お話をたくさんしてみたいです。私にはない知識をたくさんお持ちですし、撮影中にお話していただくことがすごく勉強になるんです」と、現場で女優として良い経験を重ねられていることをうかがわせた。