『AI橋田壽賀子 渡る世間は鬼ばかり 令和版』（BS-TBS）が、12月20日（土）、21日（日）午後3時～4時に放送されることが決定した。
本作は、“橋田壽賀子先生が生きていたら現代をどのように描くか？”と、AIを活用したプロジェクトとして、5月に30分枠で放送された『AI橋田壽賀子企画 渡る世間は鬼ばかり 番外編』に続く第2弾。第1弾の好評を受けて、前後編合わせて2時間の放送に拡大となった。
前作に出演した吉村涼、村田雄浩、安藤美優に加え、中田喜子、野村真美、藤田朋子、角野卓造らレギュラーメンバーの出演が決定。物語は、幸楽を継いだ「田口家」、岡倉家四女・葉子の「大原家」、岡倉家五女・長子の「本間家」の3つの家族を中心に展開する。
コロナ禍を経たそれぞれの家族の「今」の心を、もし橋田壽賀子先生が生きていたらどうドラマに描くのか。AIと人間の協働で作り上げる『渡る世間は鬼ばかり 令和版』に注目だ。
あらすじ
コロナ禍を乗り越えた幸楽。田口愛（吉村涼）と田口誠（村田雄浩）は、忘年会シーズンに向けて忙しい毎日を過ごしている。大学生の娘・さくら（安藤美優）もたまに店を手伝う。そんな中、久子（沢田雅美）が突然店に訪れ「餃子工場を返してほしい」と言いだす。餃子工場は愛が血のにじむような思いをして立て直し、やっと軌道に乗ったところ。もちろん愛は受け入れられない。久子に理解を示す誠に愛は激怒し、大げんかになる。
また大原葉子（野村真美）の家でも問題が起こっていた。夫の透は海外に長期出張中。葉子は建築士として多忙な日々を送りながら、中学生の双子の姉妹、ゆき（高橋寧音）とみき（高橋乃愛）を育てているが、帰りが遅い日が増えた妹のみきに不安を募らせる。
さらに長子（藤田朋子）の本間家でも大きな試練が。夫・本間英作（岡田浩暉）のクリニックと娘・日向子（大谷玲凪）の料理教室の手伝いに日々奔走する長子。長子は英作の過労を心配するが、英作の妹・由紀（小林綾子）は長子のことも心配していた。そんな折、英作が仕事中に倒れる。
相手を想うが故に日常の中で起こる衝突やすれ違い。時はクリスマス目前。それぞれの家族は再び笑いあうことができるのか。
石井ふく子（チーフプロデューサー）コメント
本読みを終え、これから撮影が始まると、いろんな形で橋田さんの心があらわれてくるんじゃないかと思うんです。視聴者の方に、今こういうドラマをみたかったと言ってもらえたら、橋田さんに対する恩返しにもなると思います。このドラマは皆さんの心に残る、心と心のドラマ。何回もみていただけるような作品にしたいと思っているので、皆さんもぜひその気持ちでみてあげてください。
山崎恆成（演出・プロデューサー）コメント
『AI橋田壽賀子 渡る世間は鬼ばかり 番外編』の初稿では、石井さんから「このドラマには心がない」と厳しい言葉をいただきました。しかし今回は、AIも私たち制作チームも大きく進化し、石井さんから“一発OK”をもらうことができました。3つの家族を通して、AI橋田壽賀子がいまの時代の“人の心”をどう描くのか。ぜひご期待ください。
番組情報
『AI橋田壽賀子 渡る世間は鬼ばかり 令和版』
BS-TBS、BS-TBS 4Kで同時放送
前編：2025年12月20日（土）午後3時～4時
後編：2025年12月21日（日）午後3時～4時
＜出演者＞
吉村涼、村田雄浩、安藤美優、角野卓造、沢田雅美、岡本信人、榎本たつお、野村真美、高橋寧音、高橋乃愛、大谷玲凪、藤田朋子、岡田浩暉、小林綾子、関口まなと、前東美菜子、菅井玲、市丸和代、田代隆秀、増子倭文江、村中暖奈、須藤温子、上村香子、中田喜子
ナレーター：石坂浩二