
永作博美が主演を務める火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』(TBS系 毎週(火)午後10時~10時57分)を手掛ける松本友香編成プロデューサーにインタビュー。クライマックスが近づく第9話(6月2日放送)の放送を前に、キャストが率先して盛り上げるSNS展開の裏話など、ここだけの制作秘話を聞いた。
先週放送の第8話では、鮨アカデミーの仲間たちとのボウリング大会に参加したり、大江戸(松山ケンイチ)に誘われて水族館に出かけるなど、“遊びのリハビリ”を意識したことで、ワクワクする感覚を取り戻してきたみなと(永作博美)。一方で、心の距離が近づきつつある大江戸との関係はどうなっていくのか、ますます気になる展開となっている。
なお、現在発売中のTV LIFE 11号では、春ドラマの裏ネタを大特集。『時すでにおスシ!?』など10作品の関係者に直接取材し、ドラマの舞台裏を紹介している。
◆みなとというキャラクターを作り上げていく中で、役作りや芝居へのアプローチに関して永作博美さんから提案されたことはありますか?
クランクインする少し前、台本の感想やキャラクターについてざっくばらんにお話しする時間をいただいたときに、永作さんが「実際の母はもっと強いし、たくましい!」とご自身の経験も踏まえてお話してくださいました。具体的なエピソードも交えつつ、「このシチュエーションだったら、母親はもっとあっさり言うし、引きずらない」とおっしゃっていて“確かに、私の母もそうだったな”とクスッとしてしまうほどリアルに感じました。この貴重な時間が、この作品をワンステージ上げてくれた感覚がありました。
◆松山ケンイチさんは前クールの日曜劇場『リブート』に始まり、本作でもSNSでの盛り上げにも大きな力を発揮されています。共演者の方々や製作サイドと相談していることはありますか?
松山さんご自身が、ドラマの8話でも描かれたように“遊び心と冒険心”を持ち合わせた方で、SNSにおいてもアイデアマンとなって発信してくださっています。うちのチームには公式Instagramにも上げているすてきなオフショットや場面写真を撮ってくれる最高のスチールカメラマンがいるのですが、松山さんは常に「こんな企画を考えているからこんなポーズで撮ってよ!」「あの場所でこんな写真を撮ろうよ!」といった提案をしており、カメラマンと息が合っている様子も面白いんです。ドラマ自体が良いものでないといけないのは第一ですが、今はSNSをきっかけにドラマに火が付く時代。話題作りも大事な中で、本当に協力的な空気が現場に流れていて、こんなにありがたくハッピーな現場はないと感謝しています。
◆視聴者の方の反響で特に印象的なものはありますか?
毎話すごく丁寧に深く受け取ってくださる視聴者の方々が多い印象です。母親世代の共感の声が一番多いのですが、3話の胡桃(ファーストサマーウイカ)の回はグッと肩に力をいれてしまっている状態で働いている方に刺さっていたり。4話の、自分をさらけ出すタイミングや相手への心情の機微をホタテに例えて描いた回も、すごく気持ちを乗せて見てくださっている声が強かったのを感じました。
我々のちょっとした遊び心に気づいて楽しんでくださる声も多く、制作の励みになっています。特に感じたのは、杏花さん演じる崎田愛華が、5話で初めて自分が所属するバンド名が“キッズ・ウォー”であることを話の流れでぶっこむシーン。そのせりふを聞き漏らさず、「だから愛華の髪形はずっと『キッズ・ウォー』の茜の髪形だったんだ!」と多くの反応をいただきました。当時『キッズ・ウォー』を制作していたCBCさんも公式SNSで反応してくださっていて、本当にありがたかったです。
また、これは身内の話にはなりますが、現場スタッフの母たちが皆、「みなとって私じゃん」と自分に重ねる現象が起きていまして(笑)。3話のみなとと大江戸のようにオンラインギフトを急に子供に送ってきたり、“息子・娘が働く現場に”と差し入れを送ってくれたりしているんです。現場スタッフの“母たち”の没入度がこんなに高いドラマは初めてです(笑)。
◆クライマックスに向けて、視聴者の方へメッセージを!
第5話で、みなとは鮨アカデミーに飛び込んだことで人生が豊かになったと気付き、今の私は「前向きな未定」であると大江戸に伝えました。この2人がどのような新たな人生の挑戦に踏み出していくのか、今後もその展開を楽しみに見ていただけたらと思います。残りの鮨アカデミー生活でも、最後の課題に向けて、これまで以上に豪華なネタをみんなで握りまくります! また、みなとと大江戸のほのかなロマンスの香りが濃ゆくなるのか…ならぬのか…。どうか温かく見守っていただけると幸いです。
番組情報
火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』
TBS系
毎週(火)午後10時~10時57分
<出演者>
永作博美、松山ケンイチ、ファーストサマーウイカ、中沢元紀、山時聡真、杏花、平井まさあき(男性ブランコ)、後藤淳平(ジャルジャル)、猫背椿、関根勤、有働由美子、佐野史郎
<スタッフ>
製作著作:TBS
脚本:兵藤るり(『マイダイアリー』『わたしの一番最悪なともだち』ほか)
主題歌:Creepy Nuts「Fright」(Sony Music Labels Inc.)
音楽:青木沙也果
編成プロデュース:松本友香(『ライオンの隠れ家』『ユニコーンに乗って』『私の家政夫ナギサさん』ほか)
プロデュース:益田千愛(『19番目のカルテ』)、鈴木早苗(『コウノドリ』シリーズ)
監督:坪井敏雄(『ライオンの隠れ家』『妻、小学生になる。』『私の家政夫ナギサさん』ほか)、岡本伸吾(『この恋あたためますか』『アトムの童』『ファイトソング』ほか)、金子文紀(『不適切にもほどがある! 』「離婚しようよ」『俺の家の話』ほか)
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